ダイイングメッセージ講義
本格ミステリーに必要不可欠なダイイングメッセージを講義まえがき
まず、ダイイングメッセージの説明からです。ダイイングメッセージを日本語に訳すと死に際の伝言となります。 これは犯人に襲われた被害者が最後の力を振り絞り、犯人や事件の真相を告発したメッセージというものです。 ダイイングメッセージにより、簡単に犯人が解かったらミステリーにはなりません。そこで、ミステリーでは、 被害者がダイイングメッセージを残しても、受け取り側にはそれを正確に読み解くことが出来ない要因をつくる ことにより、ダイイングメッセージの真相は何かという謎を創っているのです。
さて、ダイイングメッセージ講義が載っているものは以下の二作のみ所有しています。 私のダイイングメッセージ講義の参考文献は、鯨統一郎氏の『ミステリアス学園』と霧舎巧氏の『ラグナロク洞』です。 作成方法は霧舎巧氏の『ラグナロク洞』をそのまま引用し、解読に関するものは一応オリジナルです。 うる覚えでの講義ですので、完全に分類されていると思いますが、いかがでしょうか?
作成と解読に関する分類
ダイイングメッセージは、死にゆく被害者が犯人や真相を告発するために、最後に残したメッセージである。
ダイイングメッセージを残す方法は以下の四通りである。
・口で言う
被害者が第一発見者などにしゃべり、告発すること。
・書き残す
被害者が犯人の名前を紙や床、パソコンに書き残すこと。
・物で示す
被害者が犯人にちなんだ物をつかんだり、並べること。
・体で示す
被害者がある姿勢や動作をとることにより犯人を告発すること。
解読を困難にする要因
ミステリーでは、被害者がダイイングメッセージを残しても、受け取り側には それを正確に読み解くことが出来ない。解読を困難にする要因は以下の五つ。
・ある知識を有する人物のみに向けた場合
被害者が犯人には解からない文字を書くもの。または、ある知識がないと解くことができないもの。
・ダイイングメッセージが途中で中断した場合
被害者が途中で力尽き中断したり、書いたものが途中から紛失したもの。または、被害者の言葉が聞き取りづらかったもの。
・被害者以外の手が加わった場合
被害者が残したものに犯人が手を加えたもの。または、犯人を庇うため第一発見者などが書き換えたもの。
・ダイイングメッセージが間違いの場合
被害者が犯人を誤認していたもの。または、書き損じたもの。
・偶然による場合
被害者が偶然掴んだ物が、犯人ではありえない人物を示すもの。つまり、受け取り側がダイイングメッセージだと誤認したもの。


