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アイテム詳細

砂の城 (青樹社文庫)
鮎川 哲也

発売:青樹社
Amazon.co.jp ランキング:Book で728779位
価格:¥ 630(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:1996-07 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
捜査のリレー  (2008-02-02)
 鳥取砂丘に埋められた女の死体・・・ニョッキと足だけ出して・・・
 容疑者が浮かびかがるが、アリバイの壁。果たして真相は?

 地方の刑事の執念の捜査も甲斐もなく、事件は暗礁に乗り上げますが、後半我らが「鬼貫警部」が事件を引き継ぎ、捜査が展開を始めます。『鮎川哲也読本』で鷹城宏氏がいみじくも言っているように「捜査のリレー」というべき展開。この展開は、鮎川パターンというべきもの。絵画の贋作、レコード、週刊誌と小道具も効いてきて、ある意味もっとも「鮎川哲也」らしい作品だと思います。冒頭こそ、ショッキングですがストーリ展開自体はいたって地味。派手さがない分、好みが別れますが、個人的には全体的なバランスがとれていて、お気に入りの逸品。世評の高い『黒い白鳥』『憎悪の化石』より個人的にはこっちが贔屓です(別に『黒い白鳥』『憎悪の化石』がつまらないといっている訳じゃありません。あれはあれでよし。あくまで、好みの問題)。

 新刊での入手が困難なのが、残念。光文社でも創元社でもいいから、ぜひ復刊を!!

鳥取砂丘  (2007-07-03)
 1963年に中央公論社から出た単行本の文庫化。
 初版に比べて随分と手を加え、ミスなど修正されているという。
 鬼貫警部を主人公としたアリバイ崩しで、時刻表もの。
 鳥取砂丘で女性の死体が見つかるという幻想的な幕開けだが、作品自体の出来は良くない。ブラマンクの贋作、週刊誌を利用したトリック、レコードの話など興味深い小道具も出てくるのだが、いまいちパッとしない。やはりメイン・トリックがいまいちなためであろう。
 本書の読みどころは、鳥取と京都の刑事が東京に出てきて捜査する場面。東京に不案内な彼らを、東京の刑事が手助けしていく。このあたり、人情を感じさせ、テンポも良かった。 

非常にマジメな、鉄道系アリバイ崩し!  (2003-06-06)
 仕事熱心な槇刑事、人の良い河原刑事、ベテランの菱山刑事が容疑者を絞り込んでいく。犯人の偽アリバイを崩しきれぬところへ、我らが鬼貫警部が登場、怜悧な頭脳と地道な捜査で真犯人を追いつめるのであった。刑事たちの正義感がひしひしと伝わってくる。とくに老年デカ菱山刑事の執念たるやすさまじいものがある。

 これは本編とは関係無いけれど、昭和30年代の時刻表って、各地の名産物&駅弁とか難読駅名なんかが載ってて、旅情があって面白いね…。

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