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アイテム詳細
推定少女 (ファミ通文庫)
桜庭 一樹
発売:エンターブレイン
Amazon.co.jp ランキング:Book で182064位
価格:¥ 672(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2004-09 /只今品切れ中
桜庭 一樹
発売:エンターブレイン
Amazon.co.jp ランキング:Book で182064位
価格:¥ 672(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2004-09 /只今品切れ中
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
冒頭から、謎とサスペンスが全開。そして、せつない別れ……
(2008-11-03)
家出した少女と、眠りから覚めた謎の少女の逃亡劇。冒頭から、謎とサスペンスが全開。面白い。
出てくる大人がみんな類型的なのは、なんだけれど、彼らは端役だから大した問題ではない。その分、少女の心情がたっぷり描写されている。
そして、クライマックスがよかった。あっちへ行ってしまう人たちとの別れがせつない。それでも、主人公の少女は、こっちで折り合いをつける。大人になっていくのだ……。
ラストには不明な点も残る。版元の意向があり、変更があったとか。角川版ではいくつかのラストが用意されているらしい。少し気になるけれど、それを差し引いても、十分、楽しめる作品。
直木賞作家、桜庭一樹の原点
(2008-01-25)
この本は桜庭一樹の出世作といわれている『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の前に出ています。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』とこの本は共通点が多くある、というより同じテーマで描かれており、『砂糖菓子〜』の一種の続編あるいは番外編としても読めるので、砂糖菓子ファンの方は『少女には向かない職業』と併せて読んで損はないと思います。
『推定少女』は際立って「生きるという闘い」というテーマが強調されています。少女二人はどうぶつの森のような地方都市から大都市へ旅立ち、そこで安息を得たと思いきや突然生きるための闘いと選択を強いられます。といっても、アクションシーンはあんまりないんですが。対照的な少女の選択、そして心の揺らぎはこの頃から綿密に描かれ、読者を唸らせてくれるでしょう。ライトノベル的文法(直接的擬音、感嘆符の多用など)が多く使われ、『私の男』もしくは『赤朽葉家の伝説』から入った読者は戸惑うかもしれませんが、その源流には格闘家でもある桜庭一樹の本質があります。
あっても消えていってしまうもの
(2006-05-03)
中学生の頃、ある企業の商品開発の様子を示すドキュメント番組を見たことがあります。そこでは、女子高生の意見を取り入れて商品開発を行っていました。担当者の言うことには、子供の新鮮な発想を取り入れることによって、売れる商品を開発できるということでした。
それを見てボクは思いました。あんたも昔は子供だったじゃん!何で今は同じ発想ができないの?ボクは、大人になっても子供の視点を失わない人間でいよう、と。
子供の頃、親に対してムカついても、実際にそこから逃げ出そうとはなかなかしない。なぜなら、そんなことをすれば一発で生活ができなくなることを知っているから。結構、したたかなんです。
そんな頃を思い出すお話です。
ストーリーも良いし、イラストも素晴らしい(*'д`*)ハァハァ
(2005-12-30)
最後の最後まで漠然としていて、よく分からない内容の作品ですが、個人的には「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」より良かったです。('-,_ω-`)プッ
とある一人の女の子と、偶然出会った宇宙人かもしれない女の子、そして逃亡途中で出会った髪の長い女の子のような男の子と共に繰り広げられる逃亡劇。
逃亡中に主人公が語りだす思春期の女子らしい心理描写が胸に来ます。あぁ、こんなこと考えてたよなぁと僕は彼女の逃亡劇を傍観しつつ、15歳だった頃の自分に想いを馳せるのでした。('-,_ω-`)プッ
「砂糖菓子」と比べて何が良かったのかなぁ?
主人公が女の子なのにもかかわらず、自分のことを「ぼく」って言っていたから、男の僕でも感情移入できたのかなぁ?(笑)
後半へ進むにしたがって、内容の漠然度は徐々に上がっていきます。最後は、果たしてどうなったんでしょうか。
わけがわからないけど、幼い頃の自分を喚起させる何かがこの作品にはあったと思います。('-,_ω-`)プッ
子供の敵とか味方とか。
(2004-12-12)
ニュースで子供たちの思想の自由を訴える評論家。犯罪に走った少年少女を弁護する心理学者。学費を払ってくれるひと。しいては「子供たちの味方」。
年下の女の子が大好きな男性。子供でも入れる銃火器のお店。教育に悪い「子供たちの敵」。
この本を読み終わって、そんな大人の思い込みがいっさい逆転した「本当の子供の世界」を書いた話なのだと感じた。
つまりはこの話で、主人公の少女にとって前者は「敵」で後者は「味方」として描かれていたわけで。
そういう感覚のズレがテーマのひとつだと思う。
結論を言うと、実際その年頃の子供たちや、そのころの心を無くしていない大人たちが読んで共感するのを目的に書かれている本という印象だ。
おすすめ度:
冒頭から、謎とサスペンスが全開。そして、せつない別れ……
家出した少女と、眠りから覚めた謎の少女の逃亡劇。冒頭から、謎とサスペンスが全開。面白い。
出てくる大人がみんな類型的なのは、なんだけれど、彼らは端役だから大した問題ではない。その分、少女の心情がたっぷり描写されている。
そして、クライマックスがよかった。あっちへ行ってしまう人たちとの別れがせつない。それでも、主人公の少女は、こっちで折り合いをつける。大人になっていくのだ……。
ラストには不明な点も残る。版元の意向があり、変更があったとか。角川版ではいくつかのラストが用意されているらしい。少し気になるけれど、それを差し引いても、十分、楽しめる作品。
直木賞作家、桜庭一樹の原点
この本は桜庭一樹の出世作といわれている『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の前に出ています。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』とこの本は共通点が多くある、というより同じテーマで描かれており、『砂糖菓子〜』の一種の続編あるいは番外編としても読めるので、砂糖菓子ファンの方は『少女には向かない職業』と併せて読んで損はないと思います。
『推定少女』は際立って「生きるという闘い」というテーマが強調されています。少女二人はどうぶつの森のような地方都市から大都市へ旅立ち、そこで安息を得たと思いきや突然生きるための闘いと選択を強いられます。といっても、アクションシーンはあんまりないんですが。対照的な少女の選択、そして心の揺らぎはこの頃から綿密に描かれ、読者を唸らせてくれるでしょう。ライトノベル的文法(直接的擬音、感嘆符の多用など)が多く使われ、『私の男』もしくは『赤朽葉家の伝説』から入った読者は戸惑うかもしれませんが、その源流には格闘家でもある桜庭一樹の本質があります。
あっても消えていってしまうもの
中学生の頃、ある企業の商品開発の様子を示すドキュメント番組を見たことがあります。そこでは、女子高生の意見を取り入れて商品開発を行っていました。担当者の言うことには、子供の新鮮な発想を取り入れることによって、売れる商品を開発できるということでした。
それを見てボクは思いました。あんたも昔は子供だったじゃん!何で今は同じ発想ができないの?ボクは、大人になっても子供の視点を失わない人間でいよう、と。
子供の頃、親に対してムカついても、実際にそこから逃げ出そうとはなかなかしない。なぜなら、そんなことをすれば一発で生活ができなくなることを知っているから。結構、したたかなんです。
そんな頃を思い出すお話です。
ストーリーも良いし、イラストも素晴らしい(*'д`*)ハァハァ
最後の最後まで漠然としていて、よく分からない内容の作品ですが、個人的には「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」より良かったです。('-,_ω-`)プッ
とある一人の女の子と、偶然出会った宇宙人かもしれない女の子、そして逃亡途中で出会った髪の長い女の子のような男の子と共に繰り広げられる逃亡劇。
逃亡中に主人公が語りだす思春期の女子らしい心理描写が胸に来ます。あぁ、こんなこと考えてたよなぁと僕は彼女の逃亡劇を傍観しつつ、15歳だった頃の自分に想いを馳せるのでした。('-,_ω-`)プッ
「砂糖菓子」と比べて何が良かったのかなぁ?
主人公が女の子なのにもかかわらず、自分のことを「ぼく」って言っていたから、男の僕でも感情移入できたのかなぁ?(笑)
後半へ進むにしたがって、内容の漠然度は徐々に上がっていきます。最後は、果たしてどうなったんでしょうか。
わけがわからないけど、幼い頃の自分を喚起させる何かがこの作品にはあったと思います。('-,_ω-`)プッ
子供の敵とか味方とか。
ニュースで子供たちの思想の自由を訴える評論家。犯罪に走った少年少女を弁護する心理学者。学費を払ってくれるひと。しいては「子供たちの味方」。
年下の女の子が大好きな男性。子供でも入れる銃火器のお店。教育に悪い「子供たちの敵」。
この本を読み終わって、そんな大人の思い込みがいっさい逆転した「本当の子供の世界」を書いた話なのだと感じた。
つまりはこの話で、主人公の少女にとって前者は「敵」で後者は「味方」として描かれていたわけで。
そういう感覚のズレがテーマのひとつだと思う。
結論を言うと、実際その年頃の子供たちや、そのころの心を無くしていない大人たちが読んで共感するのを目的に書かれている本という印象だ。
それ以外にも、「大人」と「子供」の間のさまざまなズレ。
例えば、いわゆる「大人の精神」をもって分析するつもりで読めば、「登場人物たちは何もわかっていない」という感想を抱くはずだ。
そのとおり、この年頃の子供なんて何もわかっちゃいない。
だけど現実に大人たちは「いくら子供だからってそのくらいわかっているだろう」というような態度で接する。
その辺りのズレから生まれてくるもの。
ごく普通の中学三年生の少女が体験した不思議な出来事の中での、交わされる会話の中には、そんな空気が流れている。
特に「愛してる」という言葉に関する云々は一読の価値あり。
最後のまとめ方や投げっぱなしの謎などが難だったために星は一個ひいたが、本来話の筋を楽しむ話ではなく、登場人物たちのそんな想いを会話から感じつつ読む話だと思う。
むしろその辺りは不条理ものと割り切ったほうがよさそうだ。
なので、個人的には気にしなくていいレベルかと。
