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アイテム詳細

殺人症候群 (双葉文庫)
貫井 徳郎

発売:双葉社
Amazon.co.jp ランキング:Book で194597位
価格:¥ 1,000(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2005-06 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
三作を順に読んでこそ  (2008-08-09)
『症候群』シリーズ三作を続けて読みました。
解説にあるように、「一作目からキッチリと読む方が絶対に楽しめ」る作品だと思います。
それぞれのキャラクターに愛着が湧いてから読んでいたので、一気にストーリーに入れました。
一、二作目からは想像出来なかった倉持の過去が、こんな形で関わってこようとは…。
「少年審判や精神鑑定の是非を問う」ような作品は色々ありますが、この作品は考えさせられるというより、純粋なエンターテイメント作品として楽しめました。
貫井作品は他にいくつか読んでいますが、個人的には『慟哭』と同じくらい好きな作品です。

復讐とは  (2008-07-11)
未成年犯罪の被害者、重い心臓病の息子を抱える看護婦、警察の裏チーム。複雑に絡みあうストーリーも短い章に分割されて読み易い構成となっており、引き込まれてページを繰りました。
普段幸せに暮らす平凡な人々を襲う突然の不幸に対してどう向き合うのか。テーマとしては非常に重いが、深く考えさせられる。
殺人請負人となった被害者の響子とその響子を支える渉との関係でもやはり温度差があり、最後には不幸を招くのだが、やはり実体験を伴わない限り、その深い悲しみを理解することは到底出来ないのだろう。
ただもし不幸にも自分の愛するものが傷つけられたら、間違いなく復讐もありと考えてしまう。

重くて、辛くて、切ない痛み  (2007-08-03)
「症候群三部作の完結編! きっと今回は倉持の過去が・・・いや、今回かなりぶ厚い本だから環の過去も書かれていたりして。
わくわく〜〜〜」
・・・・・・なんて読み始めたら、いきなり書かれていたのはショッキングな犯罪とそれに引き裂かれる被害者の家族の悲惨な姿。
最後は巨大な悪の組織が相手かと思ったら、法律で無罪になる犯罪と臓器移植がテーマとは・・・。
「まずい、このまま進んだら、絶対前ニ作のように“犯人を捕まえてハッピーエンド”でなんて終わるはず無い」
と、思いつつ、読むのを止められませんでした。だんだん胃が重くなって、痛くなって・・・・。
そして、「読まなきゃよかった!!」と思いつつ読了してしまいました。
読まなければ、あのチームはいつまでも不協和音を奏でつつ一緒に事件を追いかけている存在として覚えていられたのに・・・・。

残されたのは、きっと現実にたくさんいるであろう罪にならない犯罪の被害者とその家族たちの心の痛み。
いや、そんな事言ったら『おまえにゃ、わからないよ』と言われるんだろうな。

「復讐は正義か」なんて、結論なんて誰にも出せない。ただ、復讐を夢見ないと生きることができない人間の弱さが、切ない。

あなたなりの答えを出してみてください!  (2007-06-19)
精神異常、未成年。こんな理由でもしあなたの大切な人を殺した犯人が釈放されていたら、どんなふうに感じますか??

警察に彼らの情報を問い合わせても、個人情報の保護という名目で教えてもらえない。
「ただ、加害者に謝ってほしい、遺族の気持ちを分かってほしい。」
そう思って裁判を起こせば、「慰謝料目当ての卑しい家族」というレッテル。踏み倒されて支払われない慰謝料。そして、長い裁判によって精神的・肉体的にボロボロになっていく家族…
そんなときにあなたの代わりに加害者に裁きを与えてくれる「職業殺人者」がいたら、あなたはどうしますか??

この作品は、「不起訴処分になった殺人犯に復讐することは許されるか、否か?」という大きな問いを軸に話が展開していきます。

また、前作「失踪症候群」で姿を現した環と他のメンバーたちの遺恨も、今回の話の展開上重要な要素になります。興味をもたれた方はぜひ、前作・前々作を先に読むことをオススメします。

相変わらずの貫井ワールドの素晴らしさ!社会への大きな疑問の提示、「追う側」「追われる側」「殺す側」「殺される側」という様々な視点からの繊細な描写、そしてユニークな「解説」(笑)

極めつけは、あのラスト!!僕にとっては、貫井さんなりの、法という名の絶対正義に対する挑戦状に思えてなりません!「この人はやってくれたよ!」って感じです(^^)

後味悪かったです  (2007-01-26)
「慟哭」は、トリックとしても斬新なようであったし、子を持つ親として犯人に共感できる部分や考えさせられる部分が多々あり感銘深かった。期待して「症候群」シリーズ3部作を読んでみたが、前2作はただ空疎な本という印象しかなく、本書にいたってはただただ後味の悪い小説でした。
 子供が被害者になる犯罪の悲惨さがテーマとなっているが、これ自体「慟哭」に通じるものがあるし、トリックとなる全体の構成も「慟哭」と類似した手法であり、読み進むうちげんなりさせられた。何より登場人物みんなが残酷悲惨な結末を迎えてしまい、読み終わって「なぜここまで救いのない、陰鬱な話にする必要があるのか」と思ってしまった。テーマの深刻さから全体に暗いイメージになるのは仕方ないが、これでは読後胸糞悪い不快感しか残らなかった。残酷な描写がお好きな方にはお勧めです。
 この人の本は「慟哭」だけ読めば十分。

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