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アイテム詳細
双頭の悪魔 (創元推理文庫)
有栖川 有栖
発売:東京創元社
Amazon.co.jp ランキング:Book で23417位
価格:¥ 1,092(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:1999-04 /通常24時間以内に発送
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価格:¥ 1,092(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:1999-04 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
〈ユートピア〉の内と外で
(2008-09-19)
初期クイーンの国名シリーズの境地が実現された、論理的推理によるフーダニットの極北。
本作では、丹念に手掛かりが検討されることで犯人を限定してゆく論理展開がなされ
ますが、決して単調で機械的なものではなく、さまざまな趣向が凝らされています。
具体的な手掛かりの、フェアかつ意表を衝く提示、ディスカッションによる試行錯誤を通し、
次々に推論を立てては覆すことで真相に迫ってゆく手際、そして最後に浮かび上がる、
事件全体を支配するグロテスクな構図を成立させる仕掛けなど、あくまで純粋な謎解きの
興味によって読者を惹きつけようとする作者の意気込みにはただただ、頭が下がります。
また、本作をメタ視点でみた際、作者の〈本格ミステリ観〉が
如実に反映されたテクストだということもできると思います。
――創作とは、あくまで現実との緊張関係のなかで実現すべきものであって、
自らのユートピアに自閉した者は、いずれ自壊してゆくのみだ――。
こういった痛切な認識を持っていると考えられる作者は当然、
この言葉が自分に向けられることにも、自覚的なのです。
長期休暇にもってこいの一冊
(2008-05-06)
月光ゲーム、孤島パズルに続く、英都大推理小説研究会の面々が主人公の推理小説。
700ページ近く大作だが、ところどころに細かい笑いがあって飽きさせない(ただし、前2作を読んでいないと、キャラクターがわからないので笑えないかも・・・)。
川の両端で繰り広げられる、殺人劇。
このシリーズならではのフェアーな犯人探し。
今回は第2問までは、犯人が当たったんですが、最後の犯人は全く検討もつかなかった。残念。
とにかく、長期休暇にもってこいの一冊。
有栖川作品中の最高傑作!
(2007-12-14)
「月光ゲーム」「孤島パズル」に続く有栖川作品第3作にして、著者の最高傑作です。
川を挟んで一つの橋で結ばれている2つの村。その村の向こう側に江神とマリア、手前の村にアリスたちと分かれた状態で、嵐により決壊した橋。そして断絶された2つの村で起こる謎の連続殺人。
推理小説史上前代未聞の3つの「読者への挑戦状」を読者に突きつけた本書は、謎解きもさることながら、700ページ近い作品を飽きさせずに読ませる著者の語り口は、実に見事と言うほかありません。
ニオイだけが。
(2007-10-16)
私がこの作品に触れたのは高校のときに渡辺マリナさん主演でやっていたTVドラマ?を観たのが初めでした。当時はまりにはまりビデオに撮った友達にビデオをかりて何度も観ました!!
という訳で良くも悪くもそのドラマのイメージが重なり厚い本なのにスラスラ読むことができました。
外界との接触を断ち自らの創作に没頭している人達の住む芸術家のコミュニティ木更村、そこに迷い込んだ?有馬麻里亜(アリママリア)を連れ戻す為に動き出す江神二郎はじめとする英都大学推理小説研究会の個性あふれるメンバー達。静かに淡々と推理する江神とは対照的にあーでもない、こーでもないとワイワイガヤガヤ推理していく望月、織田、そして有栖川!!
何といってもカッコ良い詩人、志度晶!
不思議な村で個性豊かな面々を巻き込んでおこる殺人事件!!ドップリはまってしまいました。
双頭の悪魔
(2007-03-28)
1992年に出た単行本の文庫化。
有栖川有栖は非常に振れ幅の大きい作家だと思う。どうしようもない手抜き作品があるかと思えば、キラリと輝く逸品もある。 本書の場合は、掛け値なしの傑作だった。
トリックも見事だが、(有栖川氏にしては珍しく)プロットも良く練り込まれている。結末で謎が解けていくあたりは圧倒的で、読後もしばらくは興奮が収まらないほどだった。 著者の最高傑作と思う。
おすすめ度:
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初期クイーンの国名シリーズの境地が実現された、論理的推理によるフーダニットの極北。
本作では、丹念に手掛かりが検討されることで犯人を限定してゆく論理展開がなされ
ますが、決して単調で機械的なものではなく、さまざまな趣向が凝らされています。
具体的な手掛かりの、フェアかつ意表を衝く提示、ディスカッションによる試行錯誤を通し、
次々に推論を立てては覆すことで真相に迫ってゆく手際、そして最後に浮かび上がる、
事件全体を支配するグロテスクな構図を成立させる仕掛けなど、あくまで純粋な謎解きの
興味によって読者を惹きつけようとする作者の意気込みにはただただ、頭が下がります。
また、本作をメタ視点でみた際、作者の〈本格ミステリ観〉が
如実に反映されたテクストだということもできると思います。
――創作とは、あくまで現実との緊張関係のなかで実現すべきものであって、
自らのユートピアに自閉した者は、いずれ自壊してゆくのみだ――。
こういった痛切な認識を持っていると考えられる作者は当然、
この言葉が自分に向けられることにも、自覚的なのです。
長期休暇にもってこいの一冊
月光ゲーム、孤島パズルに続く、英都大推理小説研究会の面々が主人公の推理小説。
700ページ近く大作だが、ところどころに細かい笑いがあって飽きさせない(ただし、前2作を読んでいないと、キャラクターがわからないので笑えないかも・・・)。
川の両端で繰り広げられる、殺人劇。
このシリーズならではのフェアーな犯人探し。
今回は第2問までは、犯人が当たったんですが、最後の犯人は全く検討もつかなかった。残念。
とにかく、長期休暇にもってこいの一冊。
有栖川作品中の最高傑作!
「月光ゲーム」「孤島パズル」に続く有栖川作品第3作にして、著者の最高傑作です。
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推理小説史上前代未聞の3つの「読者への挑戦状」を読者に突きつけた本書は、謎解きもさることながら、700ページ近い作品を飽きさせずに読ませる著者の語り口は、実に見事と言うほかありません。
ニオイだけが。
私がこの作品に触れたのは高校のときに渡辺マリナさん主演でやっていたTVドラマ?を観たのが初めでした。当時はまりにはまりビデオに撮った友達にビデオをかりて何度も観ました!!
という訳で良くも悪くもそのドラマのイメージが重なり厚い本なのにスラスラ読むことができました。
外界との接触を断ち自らの創作に没頭している人達の住む芸術家のコミュニティ木更村、そこに迷い込んだ?有馬麻里亜(アリママリア)を連れ戻す為に動き出す江神二郎はじめとする英都大学推理小説研究会の個性あふれるメンバー達。静かに淡々と推理する江神とは対照的にあーでもない、こーでもないとワイワイガヤガヤ推理していく望月、織田、そして有栖川!!
何といってもカッコ良い詩人、志度晶!
不思議な村で個性豊かな面々を巻き込んでおこる殺人事件!!ドップリはまってしまいました。
双頭の悪魔
1992年に出た単行本の文庫化。
有栖川有栖は非常に振れ幅の大きい作家だと思う。どうしようもない手抜き作品があるかと思えば、キラリと輝く逸品もある。 本書の場合は、掛け値なしの傑作だった。
トリックも見事だが、(有栖川氏にしては珍しく)プロットも良く練り込まれている。結末で謎が解けていくあたりは圧倒的で、読後もしばらくは興奮が収まらないほどだった。 著者の最高傑作と思う。
