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アイテム詳細
煙の殺意 (創元推理文庫)
泡坂 妻夫
発売:東京創元社
Amazon.co.jp ランキング:Book で153314位
価格:¥ 651(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2001-11 /通常24時間以内に発送
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発売日:2001-11 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
紅葉の山に雪を訪ねる
(2008-05-08)
◆「椛山訪雪図」
▼あらすじ
美術品蒐集家の家に強盗が入り、お手伝いの
女性が殺され、二幅の軸が盗まれた。
そのうちの一つは北斎の雪山図だったのだが、
なぜか後に書庫で発見される。
その代わり、雪山図と構図や、人物・風物の配置を
同じくする「椛山訪雪図」が紛失していて……。
▼感想
「椛山訪雪図」の「紅葉の山に雪を訪ねる」
という画題に秘められた二重の意味とは?
そして、蒐集家が呟くように口にする其角の
「闇の夜は吉原ばかり月夜哉」に込められた感慨とは?
芸術の趣向と、現実の強盗殺害事件の構造が
二重写しに読者の眼前に示される謎解きの瞬間は、
まさに著者の真骨頂です。
軽妙にして洒脱な話運びと、にじみ出る教養。
著者の数ある短篇のなかでも、
頂点といっても過言ではない傑作です。
名品「椛山訪雪図」が、格別、素晴らしい。
(2004-09-09)
落語の名人が語る噺の旨味と、トリッキーな仕掛けの妙が味わえるミステリー短編集です。
キレの良い短編集
(2002-04-19)
江戸時代の画家の描いた絵に隠された謎を解き明かす名作「椛山訪雪図」、行儀の良い人ばかりの集まる公園の秘密「紳士の園」、完全に見えた殺人計画が思わぬところからバレてしまう「歯と胴」など、毛色の変わった謎を推理によって思いもよらない解決をみせる、といった短編のお手本のようながら、それでいて著者にしかまず書けないようなミステリ8編が収められた短編集。
中には、都合が良すぎる、推理が飛躍しすぎというところもあるのですが、語り口が絶妙で、読んでいる最中には全然気になりません。
発表が1976〜80年にかけてと、一昔前の短編ばかりなのですが、今読んでもとても新鮮、キレの良さがすばらしい。読んで損のない短編集です。
おすすめ度:
紅葉の山に雪を訪ねる
◆「椛山訪雪図」
▼あらすじ
美術品蒐集家の家に強盗が入り、お手伝いの
女性が殺され、二幅の軸が盗まれた。
そのうちの一つは北斎の雪山図だったのだが、
なぜか後に書庫で発見される。
その代わり、雪山図と構図や、人物・風物の配置を
同じくする「椛山訪雪図」が紛失していて……。
▼感想
「椛山訪雪図」の「紅葉の山に雪を訪ねる」
という画題に秘められた二重の意味とは?
そして、蒐集家が呟くように口にする其角の
「闇の夜は吉原ばかり月夜哉」に込められた感慨とは?
芸術の趣向と、現実の強盗殺害事件の構造が
二重写しに読者の眼前に示される謎解きの瞬間は、
まさに著者の真骨頂です。
軽妙にして洒脱な話運びと、にじみ出る教養。
著者の数ある短篇のなかでも、
頂点といっても過言ではない傑作です。
名品「椛山訪雪図」が、格別、素晴らしい。
落語の名人が語る噺の旨味と、トリッキーな仕掛けの妙が味わえるミステリー短編集です。
抑制の利いた文章のたたずまい。
さり気ない話の伏線が、後でとんでもない絵柄となって現れる騙し絵の構図。
上質のミステリーを読み、味わい、楽しむひとときを満喫しましたよ。
収録された八つの短編のなかでも、直木賞候補作となった「椛山訪雪図」、花見の季節の公園を舞台にした「紳士の園」、殺人事件の現場でデパート火災を中継したテレビを見ながら事の真相に至る刑事の話「煙の殺意」の三編の出来映えが素晴らしく、これは!と唸らされました。
とりわけ、「椛山訪雪図」の話の風情が素晴らしい。読むのは今回が三度目くらいになるのかな。しみじみ、このミステリーは良いなあと魅了されました。
今まで読んだ国内ミステリー短編のなかでも、私の中では三本の指に入る名品。未読の方には、ぜひ一度ご賞味くださいとお薦めいたします。
キレの良い短編集
江戸時代の画家の描いた絵に隠された謎を解き明かす名作「椛山訪雪図」、行儀の良い人ばかりの集まる公園の秘密「紳士の園」、完全に見えた殺人計画が思わぬところからバレてしまう「歯と胴」など、毛色の変わった謎を推理によって思いもよらない解決をみせる、といった短編のお手本のようながら、それでいて著者にしかまず書けないようなミステリ8編が収められた短編集。
中には、都合が良すぎる、推理が飛躍しすぎというところもあるのですが、語り口が絶妙で、読んでいる最中には全然気になりません。
発表が1976〜80年にかけてと、一昔前の短編ばかりなのですが、今読んでもとても新鮮、キレの良さがすばらしい。読んで損のない短編集です。
