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アイテム詳細
平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)
大崎 梢
発売:東京創元社
Amazon.co.jp ランキング:Book で138090位
価格:¥ 1,575(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2008-06 /通常24時間以内に発送
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発売日:2008-06 /通常24時間以内に発送
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー
おすすめ度:
本と書店と営業さん
(2008-11-17)
今度は、出版社の新人営業マン、井辻君が主人公。
やはり、本に関するミステリー仕立てで、大崎さんのこだわりが嬉しい。
書店を回る日々のなかで、井辻君が出会うちいさな謎が五編。
ちょっと理が勝ちすぎている感じの話もあったけれど、
私たちがよく知っていて、読んだ人も多いはずの本が実名で
たくさん出てくるのも楽しい。
各出版社の営業マンたちのキャラクターもとりどりで、井辻君が彼らに助けられたり
ハッパをかけられたりのやりとりも軽妙だ。
「平台がおまちかね」に出てくる二冊は実在しないようで、それだけに興味がそそられる。
「絵本の神さま」に描かれた書店の内情と、看板にまつわる人の思いには
心打たれた。
読みながら反省もしきり。
本は本屋さんで買いたいとは思うのだが、ついつい便利さにかまけて
ネット書店で購入してしまう私。
井辻君の趣味が、不思議なのだ。今作品では物語にうまくはまっていないけれど、
今後、きっちり絡んでくるのかもしれない。
(柴田よしきさんの『やってられない月曜日』などは、主人公の趣味がばっちり
ストーリーに入りこんでいて、すんなり理解できたけど。)
そして、成風堂シリーズのあの人が、ちらっと登場していて、
この先、もしかして……と期待しています。
書店シリーズ4作目は、外側の世界から
(2008-10-24)
大好きな大崎さんの書店シリーズ4作めは、営業マンの目から見た本屋さんの世界。そこには、やはり人情あり、ドラマあり、そして何よりも大崎梢さんの作家としての姿勢が私は好きで続けて読んでいます。たとえ、この人が元書店員でなくても、たとえ、他の世界で生きてきた人だとしても、同じように温かくて、時として厳しいいろいろな人の日常を描き続けていけるいい作家さんになったと思います。
行きつけの本屋さんがある人、あった人に勧めたい
(2008-09-23)
本を読む人というのは、見方によっては、とてもわがままだ。
この本の主人公の井辻君は、一冊の本が気に入ると、その世界にのめりこんでしまう癖がある。
心行くまでその世界に浸り、再読し、自分なりに世界を思い描く。そんな風に耽溺してしまう本を、主人公は「魂本」と名づける。
私も、本によるけれども、物語を読むと自然に映像が目の前に広がる。下手なイラストはいらない。マンガ化、アニメ化、映画化には警戒心が働く。
自分だけの物語世界を壊されたくないという思いを抱くような魂本を、小説好きならいくつか持っているのではないか。
著者と、著者と一緒に本を作っている人、本に関わる仕事をしている人の、本への思い入れが感じられる小説だった。
途中までミステリだということを忘れるぐらい、平和なミステリだった。
新入社員の苦労物語、主人公の成長物語として読むほうが、期待はずれにならないと思う。
物語と謎がとうまく絡んでいない
(2008-09-13)
「ミステリーズ!」のvol.24-27に掲載された4編と書きおろしが1編.
連作短編集で,『日常の謎』の書店,出版業界版といったところです.
ただ,『謎』のところが今ひとつうまく生かされていないようで,
普通の物語だけでじゅうぶんとも思える編に謎解きが絡んでいたり,
反対に,謎解きの要素が高い編での説明がたらずにわかりづらいなど,
全体の印象として,しっくりとこない編が目立ったのが気になりました.
また,本の袖に,主人公が『わけあり』っぽく謳われているものの,
作中で明かされる『わけ』には,いささか期待はずれというところで,
その『わけ』と変わった趣味が,謎解きなどに影響しないのも残念です.
とはいえ,書店や出版業界の側面,問題点がわかりやすく描かれており,
このあたりは,普段意識することがないため,新鮮に読むことができます.
基本的にはすべてがハッピエンドで,リラックスして読むことができ,
坂木司さんなどの作品がお好きなら,安心して手に取れるかと思います.
反面,いい人,過剰な美化などが苦手だときびしいのではないでしょうか.
出版社の営業マンってこうなんだ〜。
(2008-09-08)
出版社の新人営業マンである主人公の青年が、仕事に奮闘しつつ、本にまつわるちいさな謎を解いていくという短編集。
「出版社の営業マン」という、普段あまり表に出ない仕事を知ることが出来たのも面白い。
私ったらこんなに本が好きなのに、出版社の営業マンがどんなふうに仕事してるか知らなかった!へぇ!ってな感じ。
こういう、お仕事系の小説は現実と全然違ってて、業界の人が読むとがっかりってのも多いけど、
この仕事をよく知ってる夫に聞いたら「かなりリアルに書かれているよ」とのこと。
一応、ミステリーなんだけど、どの謎も殺人も事件もなく、結末は心を暖かくさせるようなものばかり。
その謎解きはミステリー好きを満足させるものかどうかは疑問だけど、読後感はとってもいい。
特に、「絵本の神様」は思わず涙がこぼれてしまうほど。
「ときめきのポップスター」は、登場する10冊の文庫が
実在の作品。おっ!「カレーライフ」入ってるね。センス良いなとか
「幻の特装本」ってそんなに面白いのか。読まなくちゃ。
何て事も本好きなら考えてしまうはず。
登場人物の心の動きや、人となりを丁寧に表現してあり
感情移入できるのも流石大崎梢と言う感じ。
おすすめ度:
本と書店と営業さん
今度は、出版社の新人営業マン、井辻君が主人公。
やはり、本に関するミステリー仕立てで、大崎さんのこだわりが嬉しい。
書店を回る日々のなかで、井辻君が出会うちいさな謎が五編。
ちょっと理が勝ちすぎている感じの話もあったけれど、
私たちがよく知っていて、読んだ人も多いはずの本が実名で
たくさん出てくるのも楽しい。
各出版社の営業マンたちのキャラクターもとりどりで、井辻君が彼らに助けられたり
ハッパをかけられたりのやりとりも軽妙だ。
「平台がおまちかね」に出てくる二冊は実在しないようで、それだけに興味がそそられる。
「絵本の神さま」に描かれた書店の内情と、看板にまつわる人の思いには
心打たれた。
読みながら反省もしきり。
本は本屋さんで買いたいとは思うのだが、ついつい便利さにかまけて
ネット書店で購入してしまう私。
井辻君の趣味が、不思議なのだ。今作品では物語にうまくはまっていないけれど、
今後、きっちり絡んでくるのかもしれない。
(柴田よしきさんの『やってられない月曜日』などは、主人公の趣味がばっちり
ストーリーに入りこんでいて、すんなり理解できたけど。)
そして、成風堂シリーズのあの人が、ちらっと登場していて、
この先、もしかして……と期待しています。
書店シリーズ4作目は、外側の世界から
大好きな大崎さんの書店シリーズ4作めは、営業マンの目から見た本屋さんの世界。そこには、やはり人情あり、ドラマあり、そして何よりも大崎梢さんの作家としての姿勢が私は好きで続けて読んでいます。たとえ、この人が元書店員でなくても、たとえ、他の世界で生きてきた人だとしても、同じように温かくて、時として厳しいいろいろな人の日常を描き続けていけるいい作家さんになったと思います。
行きつけの本屋さんがある人、あった人に勧めたい
本を読む人というのは、見方によっては、とてもわがままだ。
この本の主人公の井辻君は、一冊の本が気に入ると、その世界にのめりこんでしまう癖がある。
心行くまでその世界に浸り、再読し、自分なりに世界を思い描く。そんな風に耽溺してしまう本を、主人公は「魂本」と名づける。
私も、本によるけれども、物語を読むと自然に映像が目の前に広がる。下手なイラストはいらない。マンガ化、アニメ化、映画化には警戒心が働く。
自分だけの物語世界を壊されたくないという思いを抱くような魂本を、小説好きならいくつか持っているのではないか。
著者と、著者と一緒に本を作っている人、本に関わる仕事をしている人の、本への思い入れが感じられる小説だった。
途中までミステリだということを忘れるぐらい、平和なミステリだった。
新入社員の苦労物語、主人公の成長物語として読むほうが、期待はずれにならないと思う。
物語と謎がとうまく絡んでいない
「ミステリーズ!」のvol.24-27に掲載された4編と書きおろしが1編.
連作短編集で,『日常の謎』の書店,出版業界版といったところです.
ただ,『謎』のところが今ひとつうまく生かされていないようで,
普通の物語だけでじゅうぶんとも思える編に謎解きが絡んでいたり,
反対に,謎解きの要素が高い編での説明がたらずにわかりづらいなど,
全体の印象として,しっくりとこない編が目立ったのが気になりました.
また,本の袖に,主人公が『わけあり』っぽく謳われているものの,
作中で明かされる『わけ』には,いささか期待はずれというところで,
その『わけ』と変わった趣味が,謎解きなどに影響しないのも残念です.
とはいえ,書店や出版業界の側面,問題点がわかりやすく描かれており,
このあたりは,普段意識することがないため,新鮮に読むことができます.
基本的にはすべてがハッピエンドで,リラックスして読むことができ,
坂木司さんなどの作品がお好きなら,安心して手に取れるかと思います.
反面,いい人,過剰な美化などが苦手だときびしいのではないでしょうか.
出版社の営業マンってこうなんだ〜。
出版社の新人営業マンである主人公の青年が、仕事に奮闘しつつ、本にまつわるちいさな謎を解いていくという短編集。
「出版社の営業マン」という、普段あまり表に出ない仕事を知ることが出来たのも面白い。
私ったらこんなに本が好きなのに、出版社の営業マンがどんなふうに仕事してるか知らなかった!へぇ!ってな感じ。
こういう、お仕事系の小説は現実と全然違ってて、業界の人が読むとがっかりってのも多いけど、
この仕事をよく知ってる夫に聞いたら「かなりリアルに書かれているよ」とのこと。
一応、ミステリーなんだけど、どの謎も殺人も事件もなく、結末は心を暖かくさせるようなものばかり。
その謎解きはミステリー好きを満足させるものかどうかは疑問だけど、読後感はとってもいい。
特に、「絵本の神様」は思わず涙がこぼれてしまうほど。
「ときめきのポップスター」は、登場する10冊の文庫が
実在の作品。おっ!「カレーライフ」入ってるね。センス良いなとか
「幻の特装本」ってそんなに面白いのか。読まなくちゃ。
何て事も本好きなら考えてしまうはず。
登場人物の心の動きや、人となりを丁寧に表現してあり
感情移入できるのも流石大崎梢と言う感じ。
