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アイテム詳細

背の眼 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)
道尾 秀介

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発売日:2006-01 /只今品切れ中
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
どっちつかず  (2008-03-10)
ホラーだと思って読むと、がっくり来ます。特に、化け物キャラ(天狗)が全然怖くない。かと言ってミステリーとしてもどうか・・・自殺が連鎖した理由は「そんなのありかよ」と思ってしまいます。やや辛口の評になってしまいました。

超常現象を巧みに組み込んだ“本格ミステリー”  (2007-11-29)
’04年度「第5回ホラーサスペンス大賞」特別賞受賞作であると共に、本格ミステリー界注目の俊英、道尾秀介のデビュー作である。

ホラー作家道尾は、観光で訪れた福島県の田舎、白峠村で不気味な声を聞き、恐怖のあまり東京へ逃げ帰る。この周辺で4人の児童連続失踪事件が発生しており、最初の子供が殺害されて、頭部だけが発見されていたのだ。あの声はそのことに関係している・・・。

一方、道尾が相談に訪れた、大学時代の友人『霊現象探求所』の真備(まきび)の元には、白峠村周辺で写真を撮った、職業・年齢・時期もまったく別々で、まったく関連性のない4人の別々の被写体の背中にふたつの目が写っている写真と、被写体の人物たちが皆自殺しているといったファイルがあった。

真備は、自らの興味と事件の真相を求めて、助手の北見と道尾を伴って現地に向かう。村に伝わる血塗られた過去に根ざした「天狗伝説」は何を意味するのか・・・。白装束の女性は・・・。たったひとりで民宿をきりもりする主人の悲惨な過去とは・・・。
そして、3人を待ち受けていたのは悲壮な事件の真実だった。

本書は、「ホラサス大賞」応募作ということでホラー色が強いが、実際は、探偵役もワトスン役もしっかりと配されており、伏線も巧みで、最後に、ある一定のレベルのロジックによって謎が解明されるスタイルをとっており、科学的には解明できない超常現象を程よく組み込ませた本格ミステリーといったほうがいいだろう。


アッサリし過ぎているのが難点  (2006-11-26)
「レエ オグロアラダ ロゴ」という謎の言葉を白峠村で聞く作家"道尾"。道尾の相談相手の霊研究家"真備"。白峠村で起こる子供連続失踪事件。その中の一人の頭部は発見される。頭部の発見場所である白早川河岸を含む"白"の謎。真備の所へ集まる相談の写真中で背中に眼が写っている人物が立て続けに自殺するという怪現象が。そして、近隣の町で死んだ男にも「背の眼」が。白峠村に伝わる天狗伝説。意外な形で関る東海道五十三次。霊視ができるという少年。次第に明らかになる道尾等の宿泊先の主人の過去...。

これだけの材料が揃っていながら、ドロドロした怨念のような"濃さ"が感じられないのである。また、薀蓄を傾ける真備と語り手の作家の道尾の関係は「真備=京極堂」、「道尾=関口」でたやすく京極夏彦氏の作品を連想させ、イメージ的に随分損をしていると思う。道尾達の会話や日常生活を書き込むより、白峠村の異界性、魔境性を強調した方がインパクトの強い作品になったと思う。本作は現実感があり過ぎる。

道具立ては申し分なく、細かい調査など行き届いていて力量は買えるが、この設定なら、もっと大掛かりな妖異譚、怪異譚になっていたかと思うと惜しい。

「濃厚なホラーの薫り」を持つミステリー  (2006-05-05)
白峠村で不気味な声を聞いた、主人公は、「霊現象研究所」の友人、そして助手と、白峠村へ秘密を探りに。そこで発生していた、児童の連続誘拐事件、天狗の伝説・・・。不気味な声の正体は、事件との関係は、そして、犯人はいるのか・・・。
この世の事件とも、あの世の事件ともつかぬ謎を、主人公たちは、追いかけます。

雰囲気に参りました。鄙びた村の描写、謎の住人たち、不思議な少年、天狗とは何か、霊とは、古い絵・・・。独特の雰囲気をもって、迫ってくる本でした。
登場人物も多くなく、話の筋も追いやすく、読みやすい本でした。それもあって、一気に読みました。

登場人物がそれぞれ背負った過去など、読みどころ満点で、がっかりさせない本だと思います。
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