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アイテム詳細
禍家 (光文社文庫 み 25-1)
三津田 信三
発売:光文社
Amazon.co.jp ランキング:Book で64342位
価格:¥ 600(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2007-07 /通常24時間以内に発送
三津田 信三
発売:光文社
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発売日:2007-07 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
サービス精神満点のミステリ・ホラー
(2007-08-27)
三津田信三の作品を読むのはいつも楽しみだし、手に入れるとあっという間に読んでしまう。それにしても2007年の夏は1か月に1冊という驚異のペースで新刊がリリースされ、それらの完成度の高いこともあり、またまた驚嘆の念を深くしてしまった。
さて、自分がなぜこれほど三津田の作品に魅せられるのか、それはわからないけど、彼の作品は以下のような特徴がある(と思う)。
(1) ミステリとホラーの両方の面白みを味わえること
(2) ミステリとしてのルールを際どい線で守ること
(3) 小説自体がミステリ論やホラー論について語るメタ構造をもっていること
ちょっと簡単に自分なりに書きすぎたかもしれないけど、大きくはずれてもいないのでは。そして、なおかつその融合の程度が絶妙であり、エンターテーメントでありつづけるというサービス精神を旺盛に持ち合わせているのが素晴らしい。また、彼の作品は往々にして少年を主人公(語り手)とすることが多く、これらの点は竹本健治を彷彿とさせるのだけれど、ここでも「少年の視点」はとても高い効果を出していると思う。加えて、三津田のサービス精神ぶりも作品の強度を高めている。
本作「禍家(まがや)」は、一種「呪われた家もの」とでも言えるホラータッチの作品であり、そのような読み方で十分に楽しめるけれど、様々な伏線があり、それらが物語に抜群のアクセントを添える。その手法は上質なミステリのものである。また、この人の場合、おそらく多くの人が子ども時代に体験した「怖かったこと」「不思議だったこと」を巧みに保持していて、多くの読者が共有できる感情を作品の中で巧みに切り出してくる。そして、ふっと鋭く読み手に切り込む独特の手腕がある。だからホントにゾッとする。
「蛇棺葬」と「作者不詳」という大傑作で打ちのめされたあとも、このような高いレベルを維持し続ける作者の引出しの奥行きの深さには恐れ入る。
夏にピッタリの娯楽ホラー
(2007-07-26)
元々この作者の書く小説が好きで読んでいたのですが、この作品はいつものマニア向けの作品に比べて随分と一般受けする話だと思います。
両親を亡くした少年が祖母と二人で見知らぬ土地に引っ越して来たが、初めて訪れた場所なのに感じられる既視感。
その既視感を裏付ける様に、不気味な老人から「ぼうず、おかえり…」と告げられる。
陰鬱ととした雰囲気の漂う禁忌の森、安堵出来る筈の我が家の闇に蠢く「なにか」。
この地で起きた凄惨な事件の真実に辿り着いた時、少年が体験する一番の恐怖とはーー…
なんて書くと映画の三流コピーみたいな煽りですが、個人的にはとってもお薦めです。
起承転結がはっきりしていてわかりやすい話なので、大人から子供迄楽しめるんじゃ無いかと思います。
むしろ、主人公と同じ中学生位の時にこの作品を読んだら本当に眠れないんじゃ無いでしょうか。
この作者さんの書かれる何かが這い上がって来る様なねっとりとした恐怖の描写を、是非体験して欲しいです。
真夜中に一人で読んでください
(2007-07-21)
ゾクゾクします。冒頭の伏線から、次第に明らかになってくる真実・・・・最後のどんでん返しも秀逸で、大変楽しめました。この作者のほかの作品も読みたくなりました。
ホラー好きの人にはオススメです。
文体
(2007-07-16)
書店で見つけて内容がおもしろそうだったので、初めてこの方の作品を読みました。読んでいて一番気になったのが文体です。なんだかひとつひとつの動作や描写をわざと、くどく書きすぎてる気がします。上手く言えないのですが、わざと文学っぽく書いてそれがマイナスになってしまってるような印象です。小説好きの素人の人が書くと、こういう文章になりそうだなと思いました。
おすすめ度:
サービス精神満点のミステリ・ホラー
三津田信三の作品を読むのはいつも楽しみだし、手に入れるとあっという間に読んでしまう。それにしても2007年の夏は1か月に1冊という驚異のペースで新刊がリリースされ、それらの完成度の高いこともあり、またまた驚嘆の念を深くしてしまった。
さて、自分がなぜこれほど三津田の作品に魅せられるのか、それはわからないけど、彼の作品は以下のような特徴がある(と思う)。
(1) ミステリとホラーの両方の面白みを味わえること
(2) ミステリとしてのルールを際どい線で守ること
(3) 小説自体がミステリ論やホラー論について語るメタ構造をもっていること
ちょっと簡単に自分なりに書きすぎたかもしれないけど、大きくはずれてもいないのでは。そして、なおかつその融合の程度が絶妙であり、エンターテーメントでありつづけるというサービス精神を旺盛に持ち合わせているのが素晴らしい。また、彼の作品は往々にして少年を主人公(語り手)とすることが多く、これらの点は竹本健治を彷彿とさせるのだけれど、ここでも「少年の視点」はとても高い効果を出していると思う。加えて、三津田のサービス精神ぶりも作品の強度を高めている。
本作「禍家(まがや)」は、一種「呪われた家もの」とでも言えるホラータッチの作品であり、そのような読み方で十分に楽しめるけれど、様々な伏線があり、それらが物語に抜群のアクセントを添える。その手法は上質なミステリのものである。また、この人の場合、おそらく多くの人が子ども時代に体験した「怖かったこと」「不思議だったこと」を巧みに保持していて、多くの読者が共有できる感情を作品の中で巧みに切り出してくる。そして、ふっと鋭く読み手に切り込む独特の手腕がある。だからホントにゾッとする。
「蛇棺葬」と「作者不詳」という大傑作で打ちのめされたあとも、このような高いレベルを維持し続ける作者の引出しの奥行きの深さには恐れ入る。
夏にピッタリの娯楽ホラー
元々この作者の書く小説が好きで読んでいたのですが、この作品はいつものマニア向けの作品に比べて随分と一般受けする話だと思います。
両親を亡くした少年が祖母と二人で見知らぬ土地に引っ越して来たが、初めて訪れた場所なのに感じられる既視感。
その既視感を裏付ける様に、不気味な老人から「ぼうず、おかえり…」と告げられる。
陰鬱ととした雰囲気の漂う禁忌の森、安堵出来る筈の我が家の闇に蠢く「なにか」。
この地で起きた凄惨な事件の真実に辿り着いた時、少年が体験する一番の恐怖とはーー…
なんて書くと映画の三流コピーみたいな煽りですが、個人的にはとってもお薦めです。
起承転結がはっきりしていてわかりやすい話なので、大人から子供迄楽しめるんじゃ無いかと思います。
むしろ、主人公と同じ中学生位の時にこの作品を読んだら本当に眠れないんじゃ無いでしょうか。
この作者さんの書かれる何かが這い上がって来る様なねっとりとした恐怖の描写を、是非体験して欲しいです。
真夜中に一人で読んでください
ゾクゾクします。冒頭の伏線から、次第に明らかになってくる真実・・・・最後のどんでん返しも秀逸で、大変楽しめました。この作者のほかの作品も読みたくなりました。
ホラー好きの人にはオススメです。
文体
書店で見つけて内容がおもしろそうだったので、初めてこの方の作品を読みました。読んでいて一番気になったのが文体です。なんだかひとつひとつの動作や描写をわざと、くどく書きすぎてる気がします。上手く言えないのですが、わざと文学っぽく書いてそれがマイナスになってしまってるような印象です。小説好きの素人の人が書くと、こういう文章になりそうだなと思いました。
