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アイテム詳細

水の迷宮 (光文社文庫)
石持 浅海

発売:光文社
Amazon.co.jp ランキング:Book で113909位
価格:¥ 660(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2007-05-10 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
人間の良心を信じたい人は、どうぞ!  (2008-08-17)
完璧と言えます。
あまりにも完璧すぎて、
すっきりしない感。

やな言い方をすれば、
都合が良すぎて、
良い人しか出てこない。
言わば、
推理小説でありながら、
悪人が出て来ない。
犯罪にも関わらず、
書き手が罪悪感を感じていない。

だから、
すっきり誉められない。
あまりにも、
立体的にしすぎて、
影が多すぎる。

鮮やかな推理と、
人間の良心を信じたい人にはオススメ。
ラストまで関心しちゃいますよ♪

ミステリーではなく、人間物語として読んで。  (2008-02-13)
物語の序盤に、登場人物のキャラクターがほぼ説明されきっている。
「別にこんなに説明しなくても・・・」とも思うけれど、そうやって理解してしまうことで、その後の展開を、主人公と同じ視点に立って読み進められるというメリットも。
殺人事件は確かに起こるが、この話全体の中でそれは大きなウェイトを占めるわけではない。
ミステリーというよりは、現実の社会と夢の実現の狭間で頑張るサラリーマン達の物語という感じがする。
物語の最終決着の仕方がすんなり飲み込めないという印象は確かに残るけれど、それも人間物語として読めば、まぁこんなものか。
でも、この作者さんの書く雰囲気は好き。なんというのかな、落ち着いた世界があって。

辛さが伝わってこない  (2007-11-10)
04年刊行ノベルスを文庫化した作品です.

事件やトリック,そして探偵役とミステリの要素はあるものの,
どちらかと言えば,それらを取り巻く人たちの物語というところ.

ただ,事件が起き,語り部と探偵役を中心に物語は進むのですが,
その他の人も含め,登場人物はよくも悪くも普通の人たちばかりで,
さらに,そんな彼らが序盤のうちからほとんど顔を出してしまうため,
いきなり,人物とその人間関係の把握に苦労させられることになります.

また,探偵役の推理や指示があまりにキレイにはまりすぎるようで,
事件の割には緊迫感が薄く,『読まされている』ように感じられます.

物語の結末については,かなり意見のわかれるところだと思います.
確かに,過去,現在,未来へと繋がる物語は『美しさ』がありました.
しかし,辛さと引き替えだったはずなのに,それがまるで伝わりません.
そのため,『おわりよければ』のような,過剰な美化だけが残ってしまい,
現実的でないことをさておいても,誰ひとり感情移入することができません.

また,巻末の解説でこれらをフォローするコメントがありましたが,
開き直りとも思える内容で,作品の印象を台無しにしているようです.

余談ですが,幻想的で美しい表紙はなかなかよかったと思います.
作品を読んでから見なおすと,なおよく感じられるかもしれません.

ラストは微妙・・・。賛否両論?  (2007-08-24)
3年前、水族館で職員の片山が死んだ。その命日の日に事件は
起こった。次々と発生するトラブル。そのたびに送られてくる
メール。脅迫者の真の目的はいったい何か?翻弄される職員たち
だが、ついに最悪の事態が起こった!!

水族館という限られた空間、しかも大勢の客がいる中で、次々に
水槽に仕掛けをする犯人。職員の努力もむなしく、事態は悪化の
一途をたどる・・・。その過程のストーリーの展開が早く、読み
手を飽きさせない。途中で犯人について思い当たる人物が浮かんで
しまったが、すんなりとラストに行かないところに作者の巧妙さが
光る。ラストは、「これでよかったのかも・・・。」と思う反面、
「これでいいのか?」という気持ちがあり、微妙だった。賛否両論?
読み手の意見が分かれるのではないだろうか。

清々しいミステリー  (2007-08-18)
水族館で続けられる脅迫、さらに殺人事件があり、どちらも3年前の死亡事故(?)と関わりがあるように思われ・・・。
この脅迫事件犯人の手口は、変な言い方ですが、エレガントで知的で良いです。
でも、まぁミステリファンには、事件の一部は容易に解明できると思いますが・・・。
最後の犯人に対する処遇とか、ちょっと現実ではあり得ないのですが、
そこは小説と言うことで勘弁頂いて、これほど清々しいエンディングのミステリーも珍しいです。

うだるような猛暑の中で、水族館の細やかな描写は楽しかったです。

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