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アイテム詳細
エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)
島田 荘司
発売:光文社
Amazon.co.jp ランキング:Book で324019位
価格:¥ 980(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2005-11-22 /通常24時間以内に発送
島田 荘司
発売:光文社
Amazon.co.jp ランキング:Book で324019位
価格:¥ 980(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2005-11-22 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
21世紀の本格は脳と遺伝子、らしい
(2008-05-17)
表題作の中で出てくるクローンについてのほとんど同じ薀蓄を「ハリウッド・サーティフィケイト」のほうでも読んだ。おまけに腎臓が一個なくなっているという人物も同様。なんかこの人の著作読んでると、あるネタをあっちこっちで使いまわしてるよな。たとえばハヌマンラングールという猿は「踊る手なが猿」に登場し「ら抜き言葉殺人」にも登場し、吉村作治との対談でも島荘は一夫多妻のネタに取り上げていた。トリックもたまに使い回してるし、そういうとこをなんとかしてほしい。読んでるほうは、またかよ〜ってなことになるから。
21世紀本格のサンプルとしては小粒?
(2006-10-03)
本書には、21世紀本格のサンプル中編2作が収められています。21世紀本格とは、島田氏の提唱する、最新の科学の知見を本格ミステリに結合させた新しいミステリーの概念です。どちらもなかなかすっきりしたプロットで、よくまとまってます。ですが、それがかえって逆効果です。
エデンの命題は、じぶんの過去作品の換骨奪胎で(その手法こそが面白いんですが)インパクト不足です。新しさと衝撃では、ヘルタースケルターに軍配があがりますが、こっちがアメリカや脳科学について詳しくないから、そんなものかと思い込んでるだけかもしれないですし。もっと過剰さを追求した方が、21世紀本格の本質がみえたのでは? なにより中編では島田さん最大の持ち味の詩美性が発揮できないようです。
本作は、21世紀型ペダントリーを盛り込んだ犯罪小説といった印象。期待しすぎなければ実に楽しいんですけど…
エデン?
(2006-09-10)
エデンの命、ヘルター・スケルターの2部構成。
「エデンの命題」は、タイトル負けかな。小難しい事は解りませんが、小説としては、似たような話を読んだような・・・長編向けかな?
「ヘルター・スケルター」は、記憶を失った男が、女医との会話を通じて過去の犯罪の記憶を取り戻す内容で、程よい中篇に仕上がっていると思います。
脳と聖書とビートルズ
(2006-01-19)
表題作よりも『ヘルター・スケルター』の方が好み。
こちらは患者と医師の淡々とした尋問形式で進み、脱線することもなく読み易かった。登場人物も少なくシンプルでよい。テーマも軽過ぎず、重過ぎず、中編ならこれぐらいが理想的。
表題作『エデンの命題』はミステリというよりは、まるで青春映画みたい。知能は高いが純粋すぎる主人公。自力ではどうすることの出来ない環境からの脱出、逃走。それに性の葛藤。
エデンの園の話と主人公の置かれる状況とのシンクロはよく出来ているが、そこまでして聖書を扱う意義が果たしてあったのかは謎。
歴史の部分は勉強になるし、主人公とヒロインとのやりとりは興味こそそそるが、メインのクローン技術云々は差程新しくはない。
そもそも書き出しの川と生命の話が、最後まで活きていないのが残念。全体的に詰め込み過ぎて消化不良な印象は否めない。
それにしても『エデンの命題』という題は、中編にしてはどうも重々しすぎるように思う。聖書に関しては長編で、もう少し丁寧に書いて欲しい。
島田荘司は脳にご執心
(2005-12-26)
シリーズ外作品であるため、御手洗、吉敷などのお馴染みのキャラクターは登場しない。
中編2作が収録されており、いずれも「脳」あるいは「脳の病気、損傷」により、奇妙な障害を有する人物をテーマにしたミステリ仕立ての作品。
「エデンの命題」
先天的な脳の疾病により、隔離された生活をしている主人公が巻き込まれる陰謀。脳や旧約聖書に関する衒学的解説が延々続き、少々閉口してしまった。ラストはあっけないし、似たような話はいくらでもある。
「ヘルター・スケルター」
脳に損傷を受け、記憶をなくした男が、女医との会話のやりとりを通じ、記憶を取りもどす内容。こちらは「あっ」驚くラストが待っている。ヤラレタ感あり。
ただし、両作品とも文豪島田の作でなかったなら、読むことはなかったなあ。作家というもの、ありとあらゆる方面にアンテナを張っているのだと思うが、近年の島田荘司の「脳への執着」は凄い。この分だと、ガジェットに脳を使った作品が出てきそうな予感がする。そういえば、作品上は、御手洗も脳の研究者だったっけ。
おすすめ度:
21世紀の本格は脳と遺伝子、らしい
表題作の中で出てくるクローンについてのほとんど同じ薀蓄を「ハリウッド・サーティフィケイト」のほうでも読んだ。おまけに腎臓が一個なくなっているという人物も同様。なんかこの人の著作読んでると、あるネタをあっちこっちで使いまわしてるよな。たとえばハヌマンラングールという猿は「踊る手なが猿」に登場し「ら抜き言葉殺人」にも登場し、吉村作治との対談でも島荘は一夫多妻のネタに取り上げていた。トリックもたまに使い回してるし、そういうとこをなんとかしてほしい。読んでるほうは、またかよ〜ってなことになるから。
21世紀本格のサンプルとしては小粒?
本書には、21世紀本格のサンプル中編2作が収められています。21世紀本格とは、島田氏の提唱する、最新の科学の知見を本格ミステリに結合させた新しいミステリーの概念です。どちらもなかなかすっきりしたプロットで、よくまとまってます。ですが、それがかえって逆効果です。
エデンの命題は、じぶんの過去作品の換骨奪胎で(その手法こそが面白いんですが)インパクト不足です。新しさと衝撃では、ヘルタースケルターに軍配があがりますが、こっちがアメリカや脳科学について詳しくないから、そんなものかと思い込んでるだけかもしれないですし。もっと過剰さを追求した方が、21世紀本格の本質がみえたのでは? なにより中編では島田さん最大の持ち味の詩美性が発揮できないようです。
本作は、21世紀型ペダントリーを盛り込んだ犯罪小説といった印象。期待しすぎなければ実に楽しいんですけど…
エデン?
エデンの命、ヘルター・スケルターの2部構成。
「エデンの命題」は、タイトル負けかな。小難しい事は解りませんが、小説としては、似たような話を読んだような・・・長編向けかな?
「ヘルター・スケルター」は、記憶を失った男が、女医との会話を通じて過去の犯罪の記憶を取り戻す内容で、程よい中篇に仕上がっていると思います。
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表題作よりも『ヘルター・スケルター』の方が好み。
こちらは患者と医師の淡々とした尋問形式で進み、脱線することもなく読み易かった。登場人物も少なくシンプルでよい。テーマも軽過ぎず、重過ぎず、中編ならこれぐらいが理想的。
表題作『エデンの命題』はミステリというよりは、まるで青春映画みたい。知能は高いが純粋すぎる主人公。自力ではどうすることの出来ない環境からの脱出、逃走。それに性の葛藤。
エデンの園の話と主人公の置かれる状況とのシンクロはよく出来ているが、そこまでして聖書を扱う意義が果たしてあったのかは謎。
歴史の部分は勉強になるし、主人公とヒロインとのやりとりは興味こそそそるが、メインのクローン技術云々は差程新しくはない。
そもそも書き出しの川と生命の話が、最後まで活きていないのが残念。全体的に詰め込み過ぎて消化不良な印象は否めない。
それにしても『エデンの命題』という題は、中編にしてはどうも重々しすぎるように思う。聖書に関しては長編で、もう少し丁寧に書いて欲しい。
島田荘司は脳にご執心
シリーズ外作品であるため、御手洗、吉敷などのお馴染みのキャラクターは登場しない。
中編2作が収録されており、いずれも「脳」あるいは「脳の病気、損傷」により、奇妙な障害を有する人物をテーマにしたミステリ仕立ての作品。
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先天的な脳の疾病により、隔離された生活をしている主人公が巻き込まれる陰謀。脳や旧約聖書に関する衒学的解説が延々続き、少々閉口してしまった。ラストはあっけないし、似たような話はいくらでもある。
「ヘルター・スケルター」
脳に損傷を受け、記憶をなくした男が、女医との会話のやりとりを通じ、記憶を取りもどす内容。こちらは「あっ」驚くラストが待っている。ヤラレタ感あり。
ただし、両作品とも文豪島田の作でなかったなら、読むことはなかったなあ。作家というもの、ありとあらゆる方面にアンテナを張っているのだと思うが、近年の島田荘司の「脳への執着」は凄い。この分だと、ガジェットに脳を使った作品が出てきそうな予感がする。そういえば、作品上は、御手洗も脳の研究者だったっけ。
