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アイテム詳細

日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書)
小林泰三

発売:光文社
Amazon.co.jp ランキング:Book で50491位
価格:¥ 1,050(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2008-10-17 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
すっげー、の一言!  (2008-11-22)
あまりススめてないレビューもあったんで悩んだけど、けっきょく買いました。
でも一度読みはじめたら一気に最後までいってしまいました!ほんと「すっげー!」の一言です。
とくに「平治物語絵巻」を実際に手にとってるかのようなところは、シビレました。なるほど、当時のエライ人たちは、こんなふうに楽しんでたのか・・・エライ人たちと同じ体験が、しかも今できるなんて、やっぱりデジタル修復のチカラなんでしょうね。ありがたやデジタルです。
それと、なぜか「おわりに」が感動しました。ちょっとむずかしいし、ひとりよがりな部分もありますが、「日本人の視線が世界をかえる」(とまで言ってかどうかは分かりませんが)という言葉に、なんか励まされた気がします。
なぜかちょっと元気になる変な本です。そういう意味でもオススメです。

斬新で面白い  (2008-10-21)
これは美術ガイドではない、美術エンターテイメントだ!

「デジタル復元」という聞き慣れない言葉に反応して興味をもった。
それがどういう作業なのか?
普段、見ることのできない作業工程など丁寧に書かれていて、とても参考になった。

作者(美術刑事)の"デジタル復元"を通したの美術の解釈は、とても斬新だと思う。
ただパソコンに向かうだけでなく、聞き込みや調査を重ね、推理をしていくのが面白い。
そのなかで、美術品が作られた技法や歴史的背景などアナログな面まで教えてくれる。

なんだか"国宝"というガラスケースに閉じこめられた高貴なものの、敷居を下げてくれたと思う。

この本を読んでから、「参加する視線」で国宝に逢いに行きたくなった。
なんだ、好きに遊んじゃっていいんだ、と思った。



ロマン!しばしタイムスリップ!  (2008-10-21)
著者の「美術刑事」ぶりに圧倒される。

復元にあたり「何が描かれていたか」ではなくもう一歩すすんで「何が見えてくるのか」という着眼点に注目したい。
そもそも、絵画や仏像は人間が創造したもの。「何が見えてくるのか」を踏まえた復元であれば、当時の作品を実際に細部まで、時間をかけてトレースしながら復元する著者に当時の製作者の魂が時代を超えて乗り移り、著者に、また現代の人間に何を見てもらいたかったのかを訴えているのではないかと思うほど見事なまでの再現をみせてくれる。

復元すすめる過程でも、実際の作品をとりまく書物や建物、当時の装飾に詳しい学者など多方向から情報を集め、復元に踏襲していく様子など細かく書かれていて興味深い。

なによりも、いままで見慣れていた退色した渋くて存在感のある国宝が、なんと鮮明に本当に鮮やかなカラーで復元され、想像以上の驚きを受ける。人物の表情にしてもはっきりとその人物のその当時の瞬間の感情、また失われていた部分の驚きの再現など、どれも壮大なロマンを感じさせる。適切な解説のなかで、思わずタイムスリップしてその時代のその場所に紛れ込んだ錯覚さえも覚えてしまいそうになる。

修復の過程のストーリーと実際に修復された作品の解説がバランスよく説明してあり美術に明るくない自分にもスムーズに読み進むことができた。

国宝だけでなく、海外の美術品などもぜひ手がけていただき、そこから生み出されるストーリーもぜひ読んでみたい。

新書としては、どうも  (2008-10-20)
今は古色蒼然としたモノクロームな印象を与える東大寺大仏殿や法隆寺も、創建当時は極彩色で飾られていたことは周知の事実である。それらを再現したTV番組も観たことがあるが、本書もそういった番組制作に関わった人物の著作であり、よりビジュアルで突っ込んだ内容の本、と思いきや、学者でも専門家でもない著者の単なる苦労話と、独断と受け売りに過ぎない文化と歴史の話の羅列である文章の繰り返しであり呆れた。コンピューターのお陰で過去の色彩を蘇らせることが可能になった、のはハードとソフトの向上であり著者は単に操作したに過ぎない人物であるが,まるで自分独りの功績で再現したかの如く吹聴する言い方がまず鼻につく。せめて史実と事実に忠実な文章を、望みたいのだが、仏教にも歴史にも素人で無知な著者は単に独断と人の受け売りに終始し、読むに耐えうるような内容になっていない(仏教や日本美術についてもう少し勉強してから記して貰いたい)。せめてもの救いはオールカラーで修復前後の作品が見られること、言いたいが如何せん新書版サイズの写真では作品を詳細に鑑賞するに堪えられぬ。せめて文章の内容からしてもムックサイズの大きさで刊行して貰えば写真だけでも満足できたのだが。新書として出版するには無理のある内容である。
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