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アイテム詳細
追憶のかけら (文春文庫 ぬ 1-2)
貫井 徳郎
発売:文藝春秋
Amazon.co.jp ランキング:Book で15369位
価格:¥ 860(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2008-07-10 /通常24時間以内に発送
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発売日:2008-07-10 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
何か足りない
(2008-09-30)
とても分厚く、持ち応えのある文庫本ですが、読み終えたときの充足感・満足感はあまり得られませんでした。
昔自殺した作家の、未発表の手記がみつかり、その謎を解きつつ学会に論文を発表したが、はたしてその手記の真贋は・・・?妻を亡くした若い大学講師の主人公が、少ない手がかりを頼りに謎を解明していく・・・という設定はおもしろく期待が大きかったのですが、登場人物が多い分、それぞれの印象が薄く、犯人にも、さほど意外性は感じられず残念でした。
もっとこの、お人好しにもみえる主人公を憎み陥れたい犯人の人物設定は、妬みなどの強い動機を持って「なるほど」と思わせるものにしてほしかったです。
読み応えがある
(2008-08-14)
「かつての恋人を探し出して、謝罪の気持ちを伝えてほしい」。亡き友人に願いを託された新人作家の若者が、戦後間もない東京で雲をつかむような人探しを始めた。美談にこそなれ悲劇になど結び付きそうにもない善意の行いは、なぜか得体の知れない敵を呼び寄せ、ささやかな幸せに包まれていた若者の生活は徐々に破綻した。わけのわからないまま追い詰められた若者は、すべてを手記につづって遺書とした。50年後、ひょんなことでその手記を入手した大学講師は、事件の真相を探り始めたのだが、それをきっかけに彼もまた何者かの悪意に絡め取られていく。
時代も背景も違う二人の人間が、同じように顔の見えない敵に追い詰められていくというストーリーがとても謎めいています。いったいだれが、何のために? 冴えない大学講師が必死に謎を追ううちに、全く関連がなかったはずの二つの時代、二人の人生が交差していく構成が見事でした。
殺人事件も警察捜査もない本作は、読み始めはどちらかというと地味な印象でしたが、ミステリーとしては決して地味ではなく、特に終盤、主人公を取り巻く世界がオセロのように一転また一転する様は圧巻でした。自分を取り巻いていた世界がひっくり返って思わぬ悪意を晒すが、しかし悪意もまたひっくり返って・・・救いのあるラストがよかったです。
「手記」が旧字体・旧かな使いで、これもまた雰囲気があって面白かったです。
おすすめ度:
何か足りない
とても分厚く、持ち応えのある文庫本ですが、読み終えたときの充足感・満足感はあまり得られませんでした。
昔自殺した作家の、未発表の手記がみつかり、その謎を解きつつ学会に論文を発表したが、はたしてその手記の真贋は・・・?妻を亡くした若い大学講師の主人公が、少ない手がかりを頼りに謎を解明していく・・・という設定はおもしろく期待が大きかったのですが、登場人物が多い分、それぞれの印象が薄く、犯人にも、さほど意外性は感じられず残念でした。
もっとこの、お人好しにもみえる主人公を憎み陥れたい犯人の人物設定は、妬みなどの強い動機を持って「なるほど」と思わせるものにしてほしかったです。
読み応えがある
「かつての恋人を探し出して、謝罪の気持ちを伝えてほしい」。亡き友人に願いを託された新人作家の若者が、戦後間もない東京で雲をつかむような人探しを始めた。美談にこそなれ悲劇になど結び付きそうにもない善意の行いは、なぜか得体の知れない敵を呼び寄せ、ささやかな幸せに包まれていた若者の生活は徐々に破綻した。わけのわからないまま追い詰められた若者は、すべてを手記につづって遺書とした。50年後、ひょんなことでその手記を入手した大学講師は、事件の真相を探り始めたのだが、それをきっかけに彼もまた何者かの悪意に絡め取られていく。
時代も背景も違う二人の人間が、同じように顔の見えない敵に追い詰められていくというストーリーがとても謎めいています。いったいだれが、何のために? 冴えない大学講師が必死に謎を追ううちに、全く関連がなかったはずの二つの時代、二人の人生が交差していく構成が見事でした。
殺人事件も警察捜査もない本作は、読み始めはどちらかというと地味な印象でしたが、ミステリーとしては決して地味ではなく、特に終盤、主人公を取り巻く世界がオセロのように一転また一転する様は圧巻でした。自分を取り巻いていた世界がひっくり返って思わぬ悪意を晒すが、しかし悪意もまたひっくり返って・・・救いのあるラストがよかったです。
「手記」が旧字体・旧かな使いで、これもまた雰囲気があって面白かったです。
