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アイテム詳細
松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)
宮部 みゆき(編集)
発売:文藝春秋
Amazon.co.jp ランキング:Book で3322位
価格:¥ 700(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2004-11 /通常4〜6日以内に発送
宮部 みゆき(編集)
発売:文藝春秋
Amazon.co.jp ランキング:Book で3322位
価格:¥ 700(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2004-11 /通常4〜6日以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
巨匠を知るのにオススメ。純文学にミステリーに現代史
(2008-06-16)
松本清張さんと聞くと長編でどこなく昔の推理小説というイメージでした。
しかし、宮部みゆきさんが推薦されることで、
読んでみようという気にさせられたことを、結果的に嬉しく思います。
ミステリー作家として日本を代表する松本清張さんで、
そのイメージがあまりに強かったのですが、
実は芥川賞(純文学)作家でもあると知り、また昭和史の
ノンフィクション作家でもあることを知り驚きました。
ドシリの心に響く表現やストーリーは、
巨匠と呼ばれる著者の力を感じます。
短編だけに、エンディングが想像でいるものもありましたが、
宮部みゆきさんの前口上によって、単なる結末以上に深くも考えることができ
2つの面から楽しめると思います。
この本の存在を知らなかった
(2008-06-08)
松本清張ファンで、宮部みゆきファンであるのに買うまで本書の存在を知りませんでした。
何となくずっと「或る『小倉日記』伝」を読み損ねてきたんですが、期待にそぐわぬ面白さ。
昨今の芥川賞受賞作の質の低下を、今さらながら憂いました。(比べるのも酷ですけど。。。)
宮部さんの意図も手伝い、上巻〜下巻にかけての流れも良く、
まるで清張さんと旅を共にした気持ちでした。短編集ですが、是非、全巻一気読みをオススメします。
ドラマのもやもやは解消されなかったけれど
(2007-02-07)
先日放送された2時間ドラマ「地方紙を買う女」が面白かったものの、見逃した部分があったので原作の収められた本書を購入しました。ところが、ドラマはかなり脚色がほどこされており(原作では、地方紙に小説を連載する作家はあくまで謎解きをする探偵役)、原作を読んでも見そびれた箇所は謎のままでした・・・・・ ドラマをご覧になって本書購入を考えるかたもいらっしゃるかと思ったので、まだ読了していませんがレビューを書いた次第です。
かように当初の期待に応えてくれる本ではありませんでしたが、巨匠の260篇にも及ぶ短編の中から宮部みゆき氏が選んだアンソロジーですからつまらないはずがありません。ことに、宮部氏一押しの「一年半待て」などは、アイディア、構成、ぎゅっと締まった緊張感ある筆づかい、何とも言えない余韻、これぞ短編ミステリーという感じ。リアルタイムで読めたらどんなに興奮したことかと思います。「地方紙を買う女」もドラマを見てしまうと、呆気なさを感じるところがないでもなかったのですが、ドラマはそもそも清張氏の原作の斬新なアイディアがあってこそ。清張氏の作品は、映像等の仕事に携わるかたがたの挑戦心を刺激し、創造力をかき立て「もっともっと面白い作品にふくらませよう!!」と思わせる要素を多分に含んでいるのだなあと改めて感じました。
本書に収録されていなければ手にとることはなかったであろう清張氏のノンフィクションなど、未読分を読み進めるのが楽しみです。
参りました
(2005-01-07)
初めての清張でした。
宮部さんのファンで買いました。
宮部さんの前口上に導かれて、清張ワールドに触れていく楽しみ。堪えられません!
(2004-11-10)
第一章【巨匠の出発点】には「或る『小倉日記』伝」と「恐喝者」が、第二章【マイ・フェイバリット】には「一年半待て」「地方紙を買う女」「理外の理」「削除の復元」が、第三章【歌が聴こえる、絵が見える】には「捜査圏外の条件」と「真贋の森」の各短編が収められています。
このなかでは、今回初めて読んだ「削除の復元」が一番の収穫でした。「或る『小倉日記』伝」と同じく、小倉時代の森鴎外に焦点を当てた作品。鴎外の小倉日記に隠されたある謎が、登場人物の疑問と調査、推測という形で次第に明らかになってくる展開に引き込まれました。
また、「地方紙を買う女」「真贋の森」などは、以前読んだ時も大変面白いと感じた作品でしたが、今回読み返してみて、やはり面白いなあと堪能させられました。
おすすめ度:
巨匠を知るのにオススメ。純文学にミステリーに現代史
松本清張さんと聞くと長編でどこなく昔の推理小説というイメージでした。
しかし、宮部みゆきさんが推薦されることで、
読んでみようという気にさせられたことを、結果的に嬉しく思います。
ミステリー作家として日本を代表する松本清張さんで、
そのイメージがあまりに強かったのですが、
実は芥川賞(純文学)作家でもあると知り、また昭和史の
ノンフィクション作家でもあることを知り驚きました。
ドシリの心に響く表現やストーリーは、
巨匠と呼ばれる著者の力を感じます。
短編だけに、エンディングが想像でいるものもありましたが、
宮部みゆきさんの前口上によって、単なる結末以上に深くも考えることができ
2つの面から楽しめると思います。
この本の存在を知らなかった
松本清張ファンで、宮部みゆきファンであるのに買うまで本書の存在を知りませんでした。
何となくずっと「或る『小倉日記』伝」を読み損ねてきたんですが、期待にそぐわぬ面白さ。
昨今の芥川賞受賞作の質の低下を、今さらながら憂いました。(比べるのも酷ですけど。。。)
宮部さんの意図も手伝い、上巻〜下巻にかけての流れも良く、
まるで清張さんと旅を共にした気持ちでした。短編集ですが、是非、全巻一気読みをオススメします。
ドラマのもやもやは解消されなかったけれど
先日放送された2時間ドラマ「地方紙を買う女」が面白かったものの、見逃した部分があったので原作の収められた本書を購入しました。ところが、ドラマはかなり脚色がほどこされており(原作では、地方紙に小説を連載する作家はあくまで謎解きをする探偵役)、原作を読んでも見そびれた箇所は謎のままでした・・・・・ ドラマをご覧になって本書購入を考えるかたもいらっしゃるかと思ったので、まだ読了していませんがレビューを書いた次第です。
かように当初の期待に応えてくれる本ではありませんでしたが、巨匠の260篇にも及ぶ短編の中から宮部みゆき氏が選んだアンソロジーですからつまらないはずがありません。ことに、宮部氏一押しの「一年半待て」などは、アイディア、構成、ぎゅっと締まった緊張感ある筆づかい、何とも言えない余韻、これぞ短編ミステリーという感じ。リアルタイムで読めたらどんなに興奮したことかと思います。「地方紙を買う女」もドラマを見てしまうと、呆気なさを感じるところがないでもなかったのですが、ドラマはそもそも清張氏の原作の斬新なアイディアがあってこそ。清張氏の作品は、映像等の仕事に携わるかたがたの挑戦心を刺激し、創造力をかき立て「もっともっと面白い作品にふくらませよう!!」と思わせる要素を多分に含んでいるのだなあと改めて感じました。
本書に収録されていなければ手にとることはなかったであろう清張氏のノンフィクションなど、未読分を読み進めるのが楽しみです。
参りました
初めての清張でした。
宮部さんのファンで買いました。
昔は、”やむにやまれず”という犯罪も少なくなかった・・・。
この本を読んでそう感じました。
もちろん、フィクションですからそうでないことも多いでしょう。
でも、社会派と呼ばれているほどで、その当時を反映しているとおもいます。
今日のような、「通り魔」「引きこもり」は時代の産物です。
今と昔。どちらがいいとは言えません。
しかし、この本を読むことで、今の生き方を反省出来ると思います。
宮部さんの前口上に導かれて、清張ワールドに触れていく楽しみ。堪えられません!
第一章【巨匠の出発点】には「或る『小倉日記』伝」と「恐喝者」が、第二章【マイ・フェイバリット】には「一年半待て」「地方紙を買う女」「理外の理」「削除の復元」が、第三章【歌が聴こえる、絵が見える】には「捜査圏外の条件」と「真贋の森」の各短編が収められています。
このなかでは、今回初めて読んだ「削除の復元」が一番の収穫でした。「或る『小倉日記』伝」と同じく、小倉時代の森鴎外に焦点を当てた作品。鴎外の小倉日記に隠されたある謎が、登場人物の疑問と調査、推測という形で次第に明らかになってくる展開に引き込まれました。
また、「地方紙を買う女」「真贋の森」などは、以前読んだ時も大変面白いと感じた作品でしたが、今回読み返してみて、やはり面白いなあと堪能させられました。
第四章がひとつ、シリーズ3冊のなかでも個性的な切り口で、清張ワールドの一端を垣間見せてくれるもの。【「日本の黒い霧」は晴れたか】と題された第四章。ここでは清張のノンフィクション作品からの抜粋という形で、ふたつの作品を取り上げています。『昭和史発掘』から抜粋した「二・二六事件」と、『日本の黒い霧』から抜粋した「追放とレッド・パージ」。日本の現代史のなかでも特筆される事件にスポットライトを当て、そこに潜むドラマや歴史の闇、それらがうねり、胎動し、蠢く有り様を丹念に追いかけた記録。
読みやすいものではなく、中途で挫折しそうにもなりましたけれど、広大な清張ワールドにはこうした世界もあるのだ、そしてそれはおそらく清張作品のひとつの核となる部分でもあるのだろうと触れることができた、それだけでも収穫でした。
章ごとに水先案内役として、松本清張短編の紹介をされていく宮部みゆきさんの前口上。これがまた、その作品を読む気にさせてくれる、読み心をくすぐってくれるツボを押さえたものになっています。
