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アイテム詳細

目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)
小林 泰三

発売:早川書房
Amazon.co.jp ランキング:Book で151027位
価格:¥ 609(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2003-09 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
すごい  (2006-07-18)
 ネタがほとんどかぶってる。この短編のほとんどはヴァーチャルリアリティ、仮想現実、夢、という現実じゃないところに取り込まれた人間の話を書いている。
 しかも、そんな同じネタをやりながらもそれぞれの短編にどくとくの凄みがあって、飽きることもなく読める。SFとホラーに片足を突っ込んだへんなものが読みたい人におすすめ。
 個人的に、この人と乙一が今の短編作家の中でつきぬけていると思うんだが。

目を擦る女は○○○の夢を見るか?  (2004-08-30)
表題作を描いた恐いカバーイラストの絵に喩えて言えば、目ん玉がぐるりと廻って、裏側にある世界を垣間見せてくれるような……そんな味わいのあるSF短編集である。軽いタッチの作品からハードなものまで、ヴァラエティに富んだ短篇が7つ。「仮想現実」をテーマに、「伸身の新月面」のようなひねりを効かせた短篇がいくつもあって、かなり楽しめた。

マイ・フェイバリット短篇ベスト3は、「目を擦る女」「未公開実験」「予め決定されている明日」。
「目を擦る女」――どっちが現実でどっちが夢なのか、だんだん分からなくなってくる不気味な話の展開に、ぞくぞくさせられた。
「未公開実験」――話が噛み合わない登場人物たちのコミカルな会話がおかしかった。

「予め決定されている明日」――そろばんの計算があることを決めているという話の設定が面白かったのと、幻想領域にのめり込んでいくエピローグの恐さ。そして最後に置かれたこの短篇と冒頭の「目を擦る女」がどこかで繋がっているような、作品配置の妙も感じた。


引き出し全開の作品集  (2004-03-02)
小林泰三氏はミステリー、ホラー・SFなど、なかなかジャンル分けの難しい作家でいらっしゃいますが、本作では、その多芸振りを遺憾なく発揮されております。ホラーからハードSF、とぼけた作風のものまで幅広く収録されており、楽しめる作品集となっています。氏は長編も書かれますが、短編の方が才能が際立っていますね。そろそろ短編の鬼才という風格さえ漂いそうな感じです。誰のまねでもなく小林泰三にしか出せないこの雰囲気は流石です。

現実とは、何か?  (2003-10-19)
ハードSF、軽いのりだけど種もしかけもあるSF、ホラーっぽいミステリーなどの短編7編。1つ1つが、かなり強力です。雑誌や他の文庫に掲載された作品を集めたもので、書き下ろしは1つです。
騙されたー、なるほど、こわーい、良く考えたなぁーなど、多くの感想を抱かせてくれる本でした。

いろいろな趣向がある本でしたが、共通して「現実とは何か?」という本でした。ちょっと世界の見方を変えるヒントがあるかも、です。

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