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カスタマーレビュー
おすすめ度:
葉村晶シリーズをよんでみましょうかね  (2006-08-21)
 悪意、まして殺意など……という無意識の安心にヒヤリとした冷水。
 ここから先は「殺人」というボーダーラインはどこにある?
 無神経なヤツと思ってるとき、自分もそいつのことに無関心で同類だ、等々。

 メリハリの効いた社会派ミステリ短編が並んでます。表題でもある「プレゼントが一番の秀作かな。
 ただ、ちょっと説明しすぎ、ちょっと説明足らずの部分もあって、なんとか☆3。

 葉村晶シリーズを薦める人がいるので読んでみたが、面白いキャラではある。

ヒネた女探偵「葉村晶シリーズ」  (2005-12-10)
「女探偵・葉村晶」シリーズ含む
短編集です。私見ですが
この作家さんは長編より短編の方が
光った作品が多いような気がします。

特に葉村晶シリーズの
「再生」は上手い!鮮やかなラストです。

そして「海の底」では
全体に皮肉と哀しさが漂ってます
それこそ「海」のように。

収録作品の中では
この2作品をオススメします。




嫌なこともあるけど頑張ろう  (2004-07-27)
私は基本的には、性善説を信奉している。
基本的に悪い人なんていない。
みんな話せば分かるはず。
地球は愛で満ちている。

しかし、ご存知のとおり、生きていると
嫌なことにぶち当たる日もある。
「くそったれ!」と叫びたくなることもある。
そんな日に「性善説」を唱えるのは難しい。
そんなもん投げ出して

「人間なんてしょせん、こんなもんよね。」と
やさぐれたくなる。
そして、そんな気分にどっぷり浸りたいときに
本書ほどぴったり来るのが本書である。

できればしとしと小ぶりの雨が降っている昼下がり。
薄暗い部屋の中で苦いくらいのブラックコーヒーを用意して
この本を読んでほしい。
ひんやりとした悪意と冷めた感覚に
どっぷりと漬かってほしい。

しかし、その状態からきちんと抜け出して
本の世界から脱出してきてほしい。

なぜならこの本の主人公葉山晶は
どんなに底意地の悪い悪意と出会っても
どんなにさめた目で社会を見ている風を装っても
決して人間を見捨てないからだ。
決して人生を捨てないからだ。
泥だらけになりながら、必死で生きていく。

読み終わった後、そんな彼女の生き様に

私もがんばろうと素直に思えるはずだ。


曲者?強者!?魅力的な登場人物達  (2002-08-26)
短編集です。そんな訳で推理の醍醐味、とはいきませんし、『こんなことで公判が維持できるのか?』なんて老婆心も頭をもたげますが、それを補ってあまりある面白味、筆者らしいテンポと構成の良さが光っています。登場人物は、やっぱり“癖のある人たち”で、毒があり、狡猾だったり、でも間が抜けていて、時には哀れだったり、つまり“我らが隣人”ということです。若竹さんの作品は、共感でも反感でも下手に感情移入したりすると、後で足下をすくわれたりするので、ドキドキしながら読み進めていくのは結構スリリングです。長編とは違った若竹ワールドの魅力をちりばめた一冊だと思います。
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