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アイテム詳細

ラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産 (中公新書)
小林 標

発売:中央公論新社
Amazon.co.jp ランキング:Book で6704位
価格:¥ 903(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2006-02 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
ラテン語をやればヨーロッパ語の語源に強くなれる  (2008-11-30)
bitが、binary digitの略で、
binaryが、ラテン語のbinarius(2の)という意味で、
digitが、ラテン語のdigitus(指)という意味からきているとのこと。

ラテン系の言語には、
フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ルーマニア語、カタロニア語などがある。

英語も、一部の用語がフランス語から来ているものがあるので、ラテン語祖先の単語も多い。

ラテン語を理解するには、ギリシャ語、エトルリア語も勉強するとよいという。

いろいろ勉強になる本です。

知的興奮を味わうことが出来た入門書  (2008-04-27)

 面白かった。2年も前に出たときにどうして手にしておかなかったのかと悔やむほど面白く感じる本でした。おそらく今まで手が出なかったのは、ラテン語=死語という単純な図式にとらわれていて、そうした言語に手を出すことに<無駄>の二文字を感じていたからでしょう。

 もちろん私はラテン語の読み書きが出きるようになりたいと考えているわけではありません。今後カエサルやキケロの書を手にすることがあっても、それはおそらく日本語に翻訳されたものを手にする確率が高いと思います。それでも本書を手にしたのは、英語やスペイン語を学ぶ者として、基層となる言語ラテン語の世界に触れることは決して<無駄>ではないということをようやく感じられるようになってきたからです。

 本書は私のようなラテン語知らずにとってうってつけの入門書です。ラテン語の文法項目そのものにも多少なりとは頁が割かれていますが、それは決してラテン語学習者に向けた書き方ではないので、必要以上に小難しくはありません。

 むしろとても興味をひかれたのは、ラテン語とはどういう歴史をもった言語なのか、文化的のみならず政治・経済・宗教史的視点から丹念にたどっているところです。私たちが日常的に触れているアルファベットもローマ字というくらいですから、ラテン語抜きにはその成立過程は語れません。そしてフェニキア→ギリシア→エトルリア→ローマという道筋をたどることでアルファベットが変遷してきたという実に壮大な歴史物語は大変楽しく読むことが出来ました。

 ラテン語の歴史をたどるうちに、古代ローマからゲルマン民族の大移動、そしてフランク王国の成立まで、ヨーロッパ史を概観することができたことも、私にとっては大いに有益なことでした。


ラテン語に興味を持った時に読む本  (2008-01-27)
ラテン語の歴史と各言語に与えた影響などを中心とした読み物として構成されている。
ラテン語に興味を持ったらまず最初に読むと、より強い動機が得られると思われる。
ラテン語に影響を与えているギリシャ語についてはたくさんは触れられていないので
別途ギリシャ語からの影響をもう少し説明する書籍も読むとよいか。
ラテン語こそ最高の言語でほかの言語は劣等と考えている節がところどころ
現れるのは御愛嬌か。

今でも生きているラテン語  (2007-08-05)
ラテン語は死語だが、様々な言語の母体として、現在でも生き続けているということを理解した。また近代から現代にかけての英語の造語にも不可欠とされてきたそうだ。その秘密はラテン語の持つ「増殖力」(造語力)と「論理性」にあると著者は強調する。具体的には、英語の接頭辞のpro-, pre-, sub-などはラテン語そのままだし、接尾の-ableや-tionもそれぞれラテン語の-abilisや-tioが少し変化しただけのものである。具体的な例を多数織り交ぜながら、ラテン語の歴史を追う切り口は理解しやすく、半端知識のいろいろな誤解も解け(誤解しがちな話しにも折々触れてある)、新書の一冊としては久しぶりに得した気分だった。

他の言語についても、こんな本が欲しい  (2006-09-17)
 逸身喜一郎「ラテン語のはなし」は、私にとって、言語入門についてのイメージを一新してくれた本である。言語の解説本というと、従来は、殆どが自動的に学習書となってしまっていたが、逸身本はラテン語に関するエッセイ集といった趣で、ラテン語のに親しみが沸き、なんとなく「学習してみようかな」という気にさせられた本である(といいつつ学習してないけど)。本書、小林氏の「ラテン語の世界」も、「ラテン語」自体を言語として学ぶのではなく、「ラテン語について学ぶ」書籍である。逸身氏や小林氏のような、言語への興味を掻き立てる書籍は、どんな言語についても、まずあって欲しいものである。
 本書は、ラテン語の歴史、俗ラテン語、中世ラテン語の解説に加えて、もっとも非凡なところは、ラテン語が何故現代にいたるまで学術語などとして生き長らえているか、その「メカニズム」を、文法的観点や、文化的観点から詳述している点にあると言える。そうだったのか!と膝を打つ点た多々あった。ギリシア語からの単語の移入についての解説も、「それを知りたかったんだよ」と、痒いところに手が届く記述ぶり。英語には、同じ内容で、異なった言い回しがあるが、その原因が、ラテン語起源(フランス語経由)・ゲルマン語起源であることや、次々とカタカナなどで外来語を吸収する日本語・英語と、中国語・ラテン語の相違など、色々とトレビアに溢れている。
 サンスクリット語についても同様な書籍が出て欲しい強く思いました。
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