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アイテム詳細
向日葵の咲かない夏
道尾 秀介
発売:新潮社
Amazon.co.jp ランキング:Book で53616位
価格:¥ 1,680(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2005-11 /通常24時間以内に発送
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発売日:2005-11 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
惜しい感じ
(2008-09-12)
犯人は誰なのか?怪しい人物は何人もいて、二転三転する主人公の推理を
楽しむことができます。ただ、超自然現象が当たり前のように存在します
ので、そんなのはミステリーとして認めないという方は読まないで下さい。
また、小説の雰囲気上、意図的にされているのでしょうが、主人公とその
妹の年齢設定と会話の内容に無理が感じられます。私はその違和感が最後
までぬぐえず、読みづらさを最後まで感じてしまいました。
あと、ラストの盛り上がりに欠ける点が残念です。
人は「物語」から逃れられない
(2008-08-26)
小学四年のミチオ(僕)が住むN町では、犬や猫を殺して足を折り、
口に石鹸を押し込むという忌まわしい事件が頻発していた。
夏休みを迎える終業式の日。
僕はS君が首を吊って死んでいるのを発見する。
しかもその後、彼の死体はなぜか忽然と消えてしまう……。
一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れ、
自分の死体を捜して欲しいと訴えてきた。
僕と妹のミカ、そしてS君は事件を追い始めるのだが……。
作風としては、乙一氏を彷彿とさせますが、独特の
感性が魅力である乙一作品よりも、重厚で緻密な印象。
それは本作が、しっかりとした本格ミステリの骨格の上に、現代的なテーマが
肉付けされ、なおかつ、幻想という衣装をまとわされているためでしょう。
S君の死、死体消失、そして動物殺し……。
作中で起きる数々の事件の謎については、二転三転しながらも論理的な
解明がなされていくのですが、そうした謎を生み出す「源泉」が何であるかは、
終盤まで隠されています。
それを一言でいってしまえば、主観と世界のせめぎ合いということになるでしょうか。
そのために、ミチオの一人称のパートと並行して、古瀬泰蔵という老人の
三人称のパートが設けられており、それがフェアさを保証するだけでなく、
逆に、作品世界に多層性や幻惑感をもたらす効果をあげているのはじつに秀逸です。
なにより、本作におけるトリックは、単なるサプライズの演出に
とどまらず、作品全体の主題と有機的に連関しています。
よしんばトリックを見破れたとしても、読者はその先に広がる、
無明の「闇」の深さに慄然とせざるを得ないのです。
先ずは一小説として
(2008-05-29)
変な予備知識無しに読むことができてよかったと思います。
未読の方も読む前に書き込まれているレビューを読むのは控えることを勧めます。
前置きした上で感想を書いてしまいますが……。
絶望的世界、どこまでも閉じられた世界を目の当たりにし、読み終えて読んでいる最中の酩酊した感覚の正体を悟り、そして再びその閉じられた有様に愕然とした上で、其処にわずかに残された狂気をはらんだ明るい一筋の光に戦慄しました。抽象的ですね。
好き嫌い
(2008-04-22)
皆さん好評価なので驚いています。これはつまり人を選ぶということかもしれません。
この作家さんの他の作品は読んでないのでわからないのですが、オチにしても何にしても雰囲気が気持ち悪く感じられてしまって私には面白いとは思えませんでした。
面白いという方が多いようですが、私のような感じ方をする人間もいるということで購入の参考にしていただけたらと思います。
嘘に翻弄されるミステリー
(2008-02-14)
なぜ妹が話しかける母親に返答をしないのか気になっていましたが、
そういうことだったんですね。
最初に提示された推理から話が二転三転して、
しかも皆嘘をつきまくっているみたいだし、
結局最後はどうなるのかと思いましたが、まあ落ち着くところに
落ち着いたと思います。後味はそんなに良くはないですが。
主人公が瓶の中に女郎蜘蛛を入れる場面は、怖かったです。
要所要所に人間の暗い部分が見え隠れする本でした。
おすすめ度:
惜しい感じ
犯人は誰なのか?怪しい人物は何人もいて、二転三転する主人公の推理を
楽しむことができます。ただ、超自然現象が当たり前のように存在します
ので、そんなのはミステリーとして認めないという方は読まないで下さい。
また、小説の雰囲気上、意図的にされているのでしょうが、主人公とその
妹の年齢設定と会話の内容に無理が感じられます。私はその違和感が最後
までぬぐえず、読みづらさを最後まで感じてしまいました。
あと、ラストの盛り上がりに欠ける点が残念です。
人は「物語」から逃れられない
小学四年のミチオ(僕)が住むN町では、犬や猫を殺して足を折り、
口に石鹸を押し込むという忌まわしい事件が頻発していた。
夏休みを迎える終業式の日。
僕はS君が首を吊って死んでいるのを発見する。
しかもその後、彼の死体はなぜか忽然と消えてしまう……。
一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れ、
自分の死体を捜して欲しいと訴えてきた。
僕と妹のミカ、そしてS君は事件を追い始めるのだが……。
作風としては、乙一氏を彷彿とさせますが、独特の
感性が魅力である乙一作品よりも、重厚で緻密な印象。
それは本作が、しっかりとした本格ミステリの骨格の上に、現代的なテーマが
肉付けされ、なおかつ、幻想という衣装をまとわされているためでしょう。
S君の死、死体消失、そして動物殺し……。
作中で起きる数々の事件の謎については、二転三転しながらも論理的な
解明がなされていくのですが、そうした謎を生み出す「源泉」が何であるかは、
終盤まで隠されています。
それを一言でいってしまえば、主観と世界のせめぎ合いということになるでしょうか。
そのために、ミチオの一人称のパートと並行して、古瀬泰蔵という老人の
三人称のパートが設けられており、それがフェアさを保証するだけでなく、
逆に、作品世界に多層性や幻惑感をもたらす効果をあげているのはじつに秀逸です。
なにより、本作におけるトリックは、単なるサプライズの演出に
とどまらず、作品全体の主題と有機的に連関しています。
よしんばトリックを見破れたとしても、読者はその先に広がる、
無明の「闇」の深さに慄然とせざるを得ないのです。
先ずは一小説として
変な予備知識無しに読むことができてよかったと思います。
未読の方も読む前に書き込まれているレビューを読むのは控えることを勧めます。
前置きした上で感想を書いてしまいますが……。
絶望的世界、どこまでも閉じられた世界を目の当たりにし、読み終えて読んでいる最中の酩酊した感覚の正体を悟り、そして再びその閉じられた有様に愕然とした上で、其処にわずかに残された狂気をはらんだ明るい一筋の光に戦慄しました。抽象的ですね。
好き嫌い
皆さん好評価なので驚いています。これはつまり人を選ぶということかもしれません。
この作家さんの他の作品は読んでないのでわからないのですが、オチにしても何にしても雰囲気が気持ち悪く感じられてしまって私には面白いとは思えませんでした。
面白いという方が多いようですが、私のような感じ方をする人間もいるということで購入の参考にしていただけたらと思います。
嘘に翻弄されるミステリー
なぜ妹が話しかける母親に返答をしないのか気になっていましたが、
そういうことだったんですね。
最初に提示された推理から話が二転三転して、
しかも皆嘘をつきまくっているみたいだし、
結局最後はどうなるのかと思いましたが、まあ落ち着くところに
落ち着いたと思います。後味はそんなに良くはないですが。
主人公が瓶の中に女郎蜘蛛を入れる場面は、怖かったです。
要所要所に人間の暗い部分が見え隠れする本でした。
