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アイテム詳細
スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)
舞城 王太郎
発売:新潮社
Amazon.co.jp ランキング:Book で14050位
価格:¥ 420(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2007-06 /通常24時間以内に発送
舞城 王太郎
発売:新潮社
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価格:¥ 420(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2007-06 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
最後の書き下ろしは傑作
(2008-11-15)
単行本『みんな元気』所収の中篇ふたつ(表題作、「我が家のトトロ」)と、書き下ろしの「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を収めた一冊。
最初のふたつはあまりおもしろくない。舞城にしては凡庸な出来だと思う。「ソマリア」は素晴らしい。(少しネタばれ)杣里亜(そまりあ)という女子高生が登場するが、かなり冒頭の方でいきなり死んでしまう。それですぐ生き返る。舞城の作品では、だいたいいろんな人が悲惨な殺され方をするが、この「ソマリア」では、いろんな人が死ぬのではなくて杣里亜が何度も死んで生き返るという設定になっている。世界の悲劇的な死を一身に背負っているのだ。もちろん、杣里亜は、ソマリアとつながっている。
<ソマリア民主共和国の国旗は青地で、中心に白い五芒星が描かれている。[…]
ソマリア民主共和国の国旗が…と言ってもソマリアは今は国じゃないが、その青地に五芒星の旗が青空に大の字に寝転がる永遠の杣里亜だとすれば、それは絵的に幸せそうで、どこにいるか今はよく知らない杣里亜と、東アフリカの海岸沿いにあるソマリアの両方に希望があるように俺には思える。>(p. 251)
少し感傷的な表現かもしれない。けど、舞城のこういう文章が好きだ。
普通に読める(でも面白い)
(2008-08-24)
・「スクールアタック・シンドローム」
非常に普通に読めます。
著者の作品としては意外です。
タイトル通り、学校襲撃がモチーフですが、
あからさまな暴力描写も少なく(多少あるけど)
舞城作品ビギナーでも読みやすいと思います。
疾走感はないですが、スピードを落とした分、
景色がよく見えるようになった感じでしょうか。
これまでのファンの方も勿論楽しめるでしょう。
すとんと腑におちました。
・「我が家のトトロ」
こちらも読みやすいです。
順風満帆ではないけれど、幸せそうな家族、猫、殺人ノート。
こんな感じで生活を切り出すこともできるのか、と
改めて好きになりました。
上記2編に共通するテーマは「想像力」でしょうか。
ちょっと村上春樹に似た印象を持ちました。
どちらも日常からの逸脱をあまり感じず
結果、ハードルが下げられている印象です。
本書のために書き下ろされたという「ソマリア、
サッチ・ア・スイートハート」はエログロがややきつく、
その分星4つとしました。
やっぱり舞城は良い。
(2008-06-15)
まず、はちゃめちゃ。ありえない。だが、そこがいい。
ただ随分前にこの人の本を読んだ時はそのグロさもありえない!と思って笑ったんだけど、現在の世の中で考えるとありえちゃうもんだから現実の事件を思い出しては引いたりしてしまいました。ちょっと残念…
でもどんなけぶっちゃけはっちゃけエログロだろうとこの人の作品の根底にあるテーマは愛だなぁって思います。
愛なら仕方ないよね!
やっぱり舞城は良い。
面白いけど…
(2007-12-27)
直接感情を揺さぶるような表現や文体は気持ちが良いし
突拍子もない展開にもワクワクさせられる。
確かに面白い、面白いんだけど…
作者が伝えたいテーマがハッキリ書かれすぎてる気がする
もう少し、読み手に考えさせてくれる余地があってもいいかなって思った。
しかしながら、決して多くないページ数にもかかわらず
僕の中では強い印象に残った本だった。買う価値はあると思います。
舞城ワールド全快
(2007-09-29)
短編集です。
やっぱすごいよ、舞城王太郎。
特に文庫化に伴って書き下ろされた『ソマリア。サッチ・ア・スウィートハート』は圧巻。
ヤバイ。超傑作。
芥川賞あげちゃいなよ!!って感じ。
彼の小説は、一見、文法も、言葉も、登場人物も、ストーリーも無茶苦茶で、超暴力的で、グロテスクで、エロくて、とにかくなんかよくわかんないけど、その無茶苦茶さがすげー!って評価したいところだけど、そうじゃない。
そんな無茶苦茶さの中に、しっかりと主張があり、ストーリーも無茶苦茶なまま終わらず、しっかりまとめてくる。
そして、こんなにエログロなのに、なぜか最後は温かい気持ちになるんだ。
阿部和重、舞城王太郎を読まずして、現代日本文学は語れない。
皆さんも是非。
おすすめ度:
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最初のふたつはあまりおもしろくない。舞城にしては凡庸な出来だと思う。「ソマリア」は素晴らしい。(少しネタばれ)杣里亜(そまりあ)という女子高生が登場するが、かなり冒頭の方でいきなり死んでしまう。それですぐ生き返る。舞城の作品では、だいたいいろんな人が悲惨な殺され方をするが、この「ソマリア」では、いろんな人が死ぬのではなくて杣里亜が何度も死んで生き返るという設定になっている。世界の悲劇的な死を一身に背負っているのだ。もちろん、杣里亜は、ソマリアとつながっている。
<ソマリア民主共和国の国旗は青地で、中心に白い五芒星が描かれている。[…]
ソマリア民主共和国の国旗が…と言ってもソマリアは今は国じゃないが、その青地に五芒星の旗が青空に大の字に寝転がる永遠の杣里亜だとすれば、それは絵的に幸せそうで、どこにいるか今はよく知らない杣里亜と、東アフリカの海岸沿いにあるソマリアの両方に希望があるように俺には思える。>(p. 251)
少し感傷的な表現かもしれない。けど、舞城のこういう文章が好きだ。
普通に読める(でも面白い)
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非常に普通に読めます。
著者の作品としては意外です。
タイトル通り、学校襲撃がモチーフですが、
あからさまな暴力描写も少なく(多少あるけど)
舞城作品ビギナーでも読みやすいと思います。
疾走感はないですが、スピードを落とした分、
景色がよく見えるようになった感じでしょうか。
これまでのファンの方も勿論楽しめるでしょう。
すとんと腑におちました。
・「我が家のトトロ」
こちらも読みやすいです。
順風満帆ではないけれど、幸せそうな家族、猫、殺人ノート。
こんな感じで生活を切り出すこともできるのか、と
改めて好きになりました。
上記2編に共通するテーマは「想像力」でしょうか。
ちょっと村上春樹に似た印象を持ちました。
どちらも日常からの逸脱をあまり感じず
結果、ハードルが下げられている印象です。
本書のために書き下ろされたという「ソマリア、
サッチ・ア・スイートハート」はエログロがややきつく、
その分星4つとしました。
やっぱり舞城は良い。
まず、はちゃめちゃ。ありえない。だが、そこがいい。
ただ随分前にこの人の本を読んだ時はそのグロさもありえない!と思って笑ったんだけど、現在の世の中で考えるとありえちゃうもんだから現実の事件を思い出しては引いたりしてしまいました。ちょっと残念…
でもどんなけぶっちゃけはっちゃけエログロだろうとこの人の作品の根底にあるテーマは愛だなぁって思います。
愛なら仕方ないよね!
やっぱり舞城は良い。
面白いけど…
直接感情を揺さぶるような表現や文体は気持ちが良いし
突拍子もない展開にもワクワクさせられる。
確かに面白い、面白いんだけど…
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もう少し、読み手に考えさせてくれる余地があってもいいかなって思った。
しかしながら、決して多くないページ数にもかかわらず
僕の中では強い印象に残った本だった。買う価値はあると思います。
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そんな無茶苦茶さの中に、しっかりと主張があり、ストーリーも無茶苦茶なまま終わらず、しっかりまとめてくる。
そして、こんなにエログロなのに、なぜか最後は温かい気持ちになるんだ。
阿部和重、舞城王太郎を読まずして、現代日本文学は語れない。
皆さんも是非。
