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アイテム詳細

ルール
古処 誠二

発売:集英社
Amazon.co.jp ランキング:Book で609603位
価格:¥ 1,680(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2002-04 /通常3〜5週間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
これはフィクションであってフィクションではない。  (2006-01-30)
戦争が悪いとか善いとかじゃない。もっと奥の、深い部分を突きつけられた。
その現実を作ったのは紛れも無い「戦争」という事実だが、そこに在った彼らは私たちと何ら変わり無い「人間」だろう。
それを憂うべきか嘆くべきか恐れるべきか。
畏れ多い人間様の成れの果てに見えたもの。

読めば気付く。
戦争のもたらすモノに、人間の持つ巨大なモノに。

私は彼らを軍人として、人間として、尊敬します。

読んでてシンドイけど、読んでいるだけでシンドイのに  (2005-06-24)
苛烈で過酷な状況の中で、生きた人間であるために、その心と体の居場所を守るためにどこに線を引くべきなのか。線は引かれるべきなのか。戦争はその線をどう変えるのか。
飢えと死の描写が容赦なく、正直読んでて辛かった。ここで語る必要もなく「ルール」という書名と、帯の一文「生きることがもっとも困難だった時代、 生きることがもっとも困難だった場所で」とで、この本の内容とテーマをはっきり示していると思う。

人間の尊厳を考えさせられる作品  (2005-02-27)
敗戦直前のフィリピンで敗走を続ける部隊、物語の中心となるのは小隊長と軍曹、そして初年兵の三人。ジャングルの中で「残酷に生かされている」人間たちを生々しく描き出す。飢えと「既に敗戦確定」と言う諦め、そして蔓延する病が軍紀の乱れを呼び、終いには人間としての尊厳さえ失わせる。人が人として生きて行くためのルール、それは「生きて行く」と言う欲望を押さえてでも遵守する価値があるのか?ルールがあるが故に「残酷な人生」を強いられているだけなのではないか?物語のハイライトではそんな問いかけが中に存在している。

淡々と描かれるジャングルと戦地の恐怖の中で、生きて行く事そのものが目的となってしまった人間の残酷さを考えさせられる。

序盤から中盤にかけては周りが狂って行く中で主人公たちがみせる人間らしさと人間の強さにグッとくる。しかし終盤になると主人公たちも生きるために「動物」となっていき、本当のラストで鬼となった軍曹の怖さと、人間としてのルールを破ってしまった哀しみが溢れている。


人間としてのルールとは・・・  (2003-02-26)
人として生きる上で守らねばならない「ルール」。
それは決して破るべきではないもので、
それを破ることは、「人として生きていくこと」を
放棄することにも繋がる…

淡々と。どこまでも冷静に極限状態の人々を描く。
その筆致により、その想像を絶する凄惨さ、過酷さが一層際立つ。
まだ若い作者(1970年生)が、このような戦争小説を

発表したことに、驚きの声があがったことも理解できる。

「戦争小説だから」「救いの無い話っぽいから」などと
頭から否定せず、是非読んで頂きたい作品。


いままでと違う味わい  (2002-04-26)
まあまあ面白かった。今までのものとは大分毛色が違うが、戦争の悲惨さを如実に反映している。少し、ドキドキ感がないのが残念だが、それは同本の狙う所ではないのであろう。
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