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アイテム詳細
スクランブル (集英社文庫)
若竹 七海
発売:集英社
Amazon.co.jp ランキング:Book で186095位
価格:¥ 500(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2000-07 /通常24時間以内に発送
若竹 七海
発売:集英社
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価格:¥ 500(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2000-07 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
もうチョイ油を多めに使った卵焼きが好みでした
(2008-09-22)
正確には3.5くらいの評価です。
さらっと読める学園サスペンス。女子高特有の世界観の中での登場人物のやり取りは面白いし、テンポがいいのでサクサク読めるが、読み終わった後の感覚が「はいおしまい、チャンチャン」という感じのあっさりした物でした。好き嫌いの問題なので、逆にそれが好きなら評価は5になりますが、僕にはちょっと物足りなかったです。
愛読書のひとつです
(2007-05-23)
学園物は好きだけど、いわゆる”ジュヴィナイル”小説では飽き足らない、ミステリー・ファンだけど、謎解き以外のストーリーもしっかりないとダメ、という私のような注文の多い読者も満足させる読み応え満点の秀作。
私はこの本で若竹七海のファンになりました。今でも彼女の作品では一番のお気に入りで、何度も読み返しています。
ほんとに傑作です
(2006-01-21)
各章のタイトルは『スクランブル』『ボイルド』など、卵料理の方法になってるんですね。卵は生のままだと殻は壊れやすくもろいものだけれど、様々な形に変化して、将来への可能性を秘めた女子高生たちそのものだという気がします。
私自身女子校を出ています。この物語と同じく中学校からあがってくる子と高校から入る子といましたが、ここまで両者の差はありませんでした。だけど、中高あわせて2千人もの女の子が集まった学校でしたので、男子生徒がいない中での女子だけの集団ヒステリー的な異様な雰囲気というのはよくわかります。だから、ミステリーの楽しみもあり、学園小説の楽しみもあり、で2重に楽しめました。
各章の間に挿入される、15年後の結婚式での風景。文芸部6人が15年ぶりに勢揃いした披露宴で、各々が15年前に思いをはせ、あの頃考えていた大人の自分と今の自分をと比較する気持ちが、これまた彼女らと同年代の私にはよくわかる気がします。
ほんとは臆病なのに強がってみたり、理想を持ちながらも現実との狭間で揺れ動いたり、社会に出て行くことに対して漠然とした不安があって、常に自分の居場所を探し続けている。そんな17歳の心情がとてもリアルに描かれています。学校内で起きた殺人についても、足らないデータで次々と推理し合う光景が微笑ましく感じます。
そのせいか、殺人という忌まわしい事件のおどろおどろしさがなく、さわやかにさえ感じるほど。最後に犯人が分かったとき、彼女たちにはそれを糾弾しようとか、罰しようなどという気持ちはなかったでしょう。人間は単純なようで不可解、おぞましい殺人という行為も「どうしてそんなこと?」などという簡単な質問では割り切れないことぐらい、彼女たちにはわかっていたのだと思います。
何度も読み返したくなる、すてきな小説です。同じような時を過ごした女性にも、女子校の世界を知らない男性にもおすすめです。
推理小説を読むきっかけになった本。
(2005-12-15)
私の人生を、少なくとも読書傾向を大きく変えた本。舞台は80年代、女子高に通う6人の女性たちが主人公。殺人から日常のささやかな事件までが描かれ、最後に連作短編集ならではのあっと驚く仕掛けが施されています。最後まで気になって気になって、一気に読みました。メインは推理です。でもそれだけでなく、きらきらとした少しの幼さと若さと希望で溢れる瑞々しい、一度限りの彼女たちの高校生活には、ちょっと人と違った学生生活を送った私には憧れるものがありました。図書館で新書で読みましたが、手元に文庫を買い何度か読み返しています。
卵のように
(2004-10-16)
卵は色々な可能性を秘めている。生命の神秘やらエッグアートやら当然あらゆる料理にも。すこし力を入れたなら、ぐしゃっ。
強く脆くあらゆる可能性を秘めた卵。危険で、華奢で、割れた殻は時に尖って痛い。
おすすめ度:
もうチョイ油を多めに使った卵焼きが好みでした
正確には3.5くらいの評価です。
さらっと読める学園サスペンス。女子高特有の世界観の中での登場人物のやり取りは面白いし、テンポがいいのでサクサク読めるが、読み終わった後の感覚が「はいおしまい、チャンチャン」という感じのあっさりした物でした。好き嫌いの問題なので、逆にそれが好きなら評価は5になりますが、僕にはちょっと物足りなかったです。
愛読書のひとつです
学園物は好きだけど、いわゆる”ジュヴィナイル”小説では飽き足らない、ミステリー・ファンだけど、謎解き以外のストーリーもしっかりないとダメ、という私のような注文の多い読者も満足させる読み応え満点の秀作。
私はこの本で若竹七海のファンになりました。今でも彼女の作品では一番のお気に入りで、何度も読み返しています。
ほんとに傑作です
各章のタイトルは『スクランブル』『ボイルド』など、卵料理の方法になってるんですね。卵は生のままだと殻は壊れやすくもろいものだけれど、様々な形に変化して、将来への可能性を秘めた女子高生たちそのものだという気がします。
私自身女子校を出ています。この物語と同じく中学校からあがってくる子と高校から入る子といましたが、ここまで両者の差はありませんでした。だけど、中高あわせて2千人もの女の子が集まった学校でしたので、男子生徒がいない中での女子だけの集団ヒステリー的な異様な雰囲気というのはよくわかります。だから、ミステリーの楽しみもあり、学園小説の楽しみもあり、で2重に楽しめました。
各章の間に挿入される、15年後の結婚式での風景。文芸部6人が15年ぶりに勢揃いした披露宴で、各々が15年前に思いをはせ、あの頃考えていた大人の自分と今の自分をと比較する気持ちが、これまた彼女らと同年代の私にはよくわかる気がします。
ほんとは臆病なのに強がってみたり、理想を持ちながらも現実との狭間で揺れ動いたり、社会に出て行くことに対して漠然とした不安があって、常に自分の居場所を探し続けている。そんな17歳の心情がとてもリアルに描かれています。学校内で起きた殺人についても、足らないデータで次々と推理し合う光景が微笑ましく感じます。
そのせいか、殺人という忌まわしい事件のおどろおどろしさがなく、さわやかにさえ感じるほど。最後に犯人が分かったとき、彼女たちにはそれを糾弾しようとか、罰しようなどという気持ちはなかったでしょう。人間は単純なようで不可解、おぞましい殺人という行為も「どうしてそんなこと?」などという簡単な質問では割り切れないことぐらい、彼女たちにはわかっていたのだと思います。
何度も読み返したくなる、すてきな小説です。同じような時を過ごした女性にも、女子校の世界を知らない男性にもおすすめです。
推理小説を読むきっかけになった本。
私の人生を、少なくとも読書傾向を大きく変えた本。舞台は80年代、女子高に通う6人の女性たちが主人公。殺人から日常のささやかな事件までが描かれ、最後に連作短編集ならではのあっと驚く仕掛けが施されています。最後まで気になって気になって、一気に読みました。メインは推理です。でもそれだけでなく、きらきらとした少しの幼さと若さと希望で溢れる瑞々しい、一度限りの彼女たちの高校生活には、ちょっと人と違った学生生活を送った私には憧れるものがありました。図書館で新書で読みましたが、手元に文庫を買い何度か読み返しています。
卵のように
卵は色々な可能性を秘めている。生命の神秘やらエッグアートやら当然あらゆる料理にも。すこし力を入れたなら、ぐしゃっ。
強く脆くあらゆる可能性を秘めた卵。危険で、華奢で、割れた殻は時に尖って痛い。
トリッキーなミステリに定評のある若竹七海だが、この本は確かにミステリでありながらそれ以上に少女たちの物語。
少女たちは個でありながら群でもある。群でありながら個でもある。卵黄と卵白のように、彼女たちは同じでありながら違っており、混ざったり分離したりしながら成長する。
若竹七海作品の中でも特に気に入っている一冊。
