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アイテム詳細
ローマから日本が見える (集英社文庫)
塩野 七生
発売:集英社
Amazon.co.jp ランキング:Book で3318位
価格:¥ 680(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2008-09 /通常24時間以内に発送
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発売日:2008-09 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
『ローマ人の物語』を振り返るのに有効
(2008-10-13)
『ローマ人の物語』で、アウグストゥスが"パクス・ロマーナ"を実現するまでの出来事をなぞった本と言うべきか。
ダイジェストでは伝えることが出来ないと、作者が本文で述べている通り、詳細を楽しむのであれば『ローマ人の物語』を読むべきだが、途中から読み返す際に「そういえば、前にどんな流れがあったっけ?」と言ったことを思い出す程度に良い。
むしろ、後半の作者から見た日本像と、ローマ史で重要な人物の通信簿が今の日本や、組織のリーダーのあり方などを学ぶ点が多く、読んでいても面白いだろう。
日本のなぜ、が分かる・・・
(2008-09-30)
読書子の端くれを自称するならば、『ローマ人の物語』を読んでいるのは当然ではある。ただこれから手を付けてみたい諸兄には、まずこの本から開いてみると具合が良かろう。ローマ史前半の大方の流れと、ローマ人気質とはいかなるものだったのかが分かりやすくまとめられている。文体もいつもの素っ気なさから離れた『です、ます』調で、明らかに学生諸君への講義を意識したものになっている。
今現在(2008年秋)の日本の政治状況を眺めつつこの本を読み進めるならば、如何に日本という国が自らを理解しなくなってきたか、如何に軽薄にこの数十年を浪費してきたかが良く分かろうというものだ。
かつてカエサルが危惧し、命を賭して打破しようとした衆愚政治に今の日本はまさに陥っている。国の重臣と呼ばれる人間たちは汚職と不見識にまみれ、野党は重要議題の審議にすら参加せず国会の外で批判を繰り返すばかり。どちらも職務に実に不誠実で国を内側から腐食せしめている。
国に危機が訪れるたびにローマ史上に現れては消える幾多の人材がこれほどまでにうらやましいと思える状況はこの半世紀なかったのではないだろうか。
若い諸兄は本書を参考に、どのようにすれば日本を救えるか、国としての日本を再生できるのか、そしてリーダーとは如何にあるべきかをぜひとも真剣に考えて頂きたい。
単行本が文庫本になっただけです。
(2008-09-19)
単行本が文庫本になるとき、内容が増減・一部改訂されたり、文庫本あとがきが追加されることが時々あるが、この文庫本にはそのようなことはなかった。私はひょっとしたら「英雄の通信簿」が拡充されているのでは、と期待したが、それもなし。
本書の内容は「パクス・ロマーナ」までの「ローマ人の物語」シリーズのダイジェストとそこから日本が教訓として汲み取るものをまとめた章と、指導者に求められる5つの資質に照らして採点した「英雄たちの通信簿」からなる。採点される英雄はマルクス・アウレリウス帝までで、点数の理由の説明はティベリウス帝まで。私はこの通信簿及び採点理由の解説の続きを期待しているのだが、この文庫本はその期待に応えてくれるものではなかった。という訳で、既に単行本、またはそれと内容面で差がなく、むしろ楽しいおまけがついている痛快!ローマ学を既に所有している人はこの文庫本を改めて買う必要はないだろう。
ダイジェストの部分は、「ローマ人の物語」シリーズを読んだ人にはおさらいに、そうでない人にはシリーズの骨格を教えてくれるので、意義はある。通信簿は塩野流リーダー論が展開されて秀逸。よって単行本または痛快!ローマ学を未読の人には本書を薦められる。
しかし、ローマ帝国の絶頂期〜衰退からも日本の現状、あるいは辿るべき道は見えてくるはず。本書の続編を早く読みたいと思う人は私だけでないだろう。
おすすめ度:
『ローマ人の物語』を振り返るのに有効
『ローマ人の物語』で、アウグストゥスが"パクス・ロマーナ"を実現するまでの出来事をなぞった本と言うべきか。
ダイジェストでは伝えることが出来ないと、作者が本文で述べている通り、詳細を楽しむのであれば『ローマ人の物語』を読むべきだが、途中から読み返す際に「そういえば、前にどんな流れがあったっけ?」と言ったことを思い出す程度に良い。
むしろ、後半の作者から見た日本像と、ローマ史で重要な人物の通信簿が今の日本や、組織のリーダーのあり方などを学ぶ点が多く、読んでいても面白いだろう。
日本のなぜ、が分かる・・・
読書子の端くれを自称するならば、『ローマ人の物語』を読んでいるのは当然ではある。ただこれから手を付けてみたい諸兄には、まずこの本から開いてみると具合が良かろう。ローマ史前半の大方の流れと、ローマ人気質とはいかなるものだったのかが分かりやすくまとめられている。文体もいつもの素っ気なさから離れた『です、ます』調で、明らかに学生諸君への講義を意識したものになっている。
今現在(2008年秋)の日本の政治状況を眺めつつこの本を読み進めるならば、如何に日本という国が自らを理解しなくなってきたか、如何に軽薄にこの数十年を浪費してきたかが良く分かろうというものだ。
かつてカエサルが危惧し、命を賭して打破しようとした衆愚政治に今の日本はまさに陥っている。国の重臣と呼ばれる人間たちは汚職と不見識にまみれ、野党は重要議題の審議にすら参加せず国会の外で批判を繰り返すばかり。どちらも職務に実に不誠実で国を内側から腐食せしめている。
国に危機が訪れるたびにローマ史上に現れては消える幾多の人材がこれほどまでにうらやましいと思える状況はこの半世紀なかったのではないだろうか。
若い諸兄は本書を参考に、どのようにすれば日本を救えるか、国としての日本を再生できるのか、そしてリーダーとは如何にあるべきかをぜひとも真剣に考えて頂きたい。
単行本が文庫本になっただけです。
単行本が文庫本になるとき、内容が増減・一部改訂されたり、文庫本あとがきが追加されることが時々あるが、この文庫本にはそのようなことはなかった。私はひょっとしたら「英雄の通信簿」が拡充されているのでは、と期待したが、それもなし。
本書の内容は「パクス・ロマーナ」までの「ローマ人の物語」シリーズのダイジェストとそこから日本が教訓として汲み取るものをまとめた章と、指導者に求められる5つの資質に照らして採点した「英雄たちの通信簿」からなる。採点される英雄はマルクス・アウレリウス帝までで、点数の理由の説明はティベリウス帝まで。私はこの通信簿及び採点理由の解説の続きを期待しているのだが、この文庫本はその期待に応えてくれるものではなかった。という訳で、既に単行本、またはそれと内容面で差がなく、むしろ楽しいおまけがついている痛快!ローマ学を既に所有している人はこの文庫本を改めて買う必要はないだろう。
ダイジェストの部分は、「ローマ人の物語」シリーズを読んだ人にはおさらいに、そうでない人にはシリーズの骨格を教えてくれるので、意義はある。通信簿は塩野流リーダー論が展開されて秀逸。よって単行本または痛快!ローマ学を未読の人には本書を薦められる。
しかし、ローマ帝国の絶頂期〜衰退からも日本の現状、あるいは辿るべき道は見えてくるはず。本書の続編を早く読みたいと思う人は私だけでないだろう。
