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アイテム詳細
ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺 (集英社文庫)
田中 啓文
発売:集英社
Amazon.co.jp ランキング:Book で138078位
価格:¥ 560(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2006-08 /通常24時間以内に発送
田中 啓文
発売:集英社
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価格:¥ 560(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2006-08 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
おもしろ落語ミステリ
(2008-06-02)
『UMAハンター馬子』や『銀河帝国の弘法も筆の誤り』等のSF作品を読んで、すっかり田中啓文のファンになったのですが、作者のミステリは初めて、果たしてどんなもんだろうと読み始めたのですが・・・。登場する人物たちの造形、彼らの小気味よい関西弁での会話などなど、ミステリとしての出来はもちろんのこと、とても楽しく読めました。
上方落語の大看板、笑酔亭梅寿のもとへむりやり弟子入りさせられた不良少年の竜二。この梅寿師匠、芸は一流だが大酒飲みで暴力はふるうは口は悪いはの、とんでもない人物。彼らの周りで起きる事件を解決していく竜二だったが、考えることは逃げ出すことばかり。しかしそのうち、落語のおもしろさに魅せられていき・・・、といった内容の短編七作が納められています。
私は落語が好きなので特におもしろく読めましたが、興味が無いという人でも、あらすじからウンチクまでが書かれているのですんなりと読み進めることができると思います。で、本書を読んで落語にちょっとでも興味を持ったという方は、ぜひ寄席へ足を運んでみてはいかが?
落語家志望
(2008-01-15)
2004年に出た単行本『笑酔亭梅寿謎解噺』の解題・文庫化。
シリーズの第1作で、主人公・竜二の落語家への入門から語りはじめ、一応の成功を収めるまでの過程が描かれている。
田中啓文氏の著作の特徴は、色々な要素を詰め込んで話をつくっていく点にあると思う。本書でも、ビルドゥングス・ロマン(成長物語)を軸に、ミステリ、人情噺、落語が混ぜられている。一番の面白みは、竜二の落語家としての成長物語だろう。自分では才能に気付いていない「天才」が成功の道を歩んでいく物語は、それだけで魅力がある。さらに周囲の登場人物も癖がありながらも温かく、読んでいてホッとさせられる。
ミステリとしては、たいしたことがない。
ちょっと人情味が強すぎる点がうっとうしいが、並外れた魅力のある一冊と思う。
上方落語入門の書としてどうぞ
(2007-08-15)
あまりのワルぶりに、『矯正』の為に無理矢理、破天荒で、あたりかまわず
鉄拳を入れまくる師匠のもとに入門する羽目になってしまった主人公竜二を
中心に、一話完結で上方落語の演目にまつわるストーリーが展開されるとい
う、いわゆる『タイガー&ドラゴン』方式ではあるが、そこに楽屋や高座で
のトラブルから殺人・誘拐までを扱ったミステリーを折り込む事により、
主人公の単なる成長物語としてだけではなく、物語に起伏を富ませている。
また、上方落語、ひいては落語そのものを知らなくても、読み終える頃には
頭に噺が入るかと思うので、『時うどん』≒『時そば』、『たいらばやし』
≒『ひらばやし』といった、上方落語と江戸落語との対比をしてみても面白い
かも知れない。
主人公・竜二は稀代のワルだったという設定だが、入門直後からは古典落語の
面白さに少しずつのめりこんでいき、挙句の果てには、自分が解いた事件の
真相を語る際、敢えて師匠である笑酔亭梅寿に花を持たせる姿は一見、眠らせ
た毛利小五郎を利用して犯人を追い込む江戸川コナンを連想させるが、本当の
ところは竜二自身が僅かの間に丸くなり、つつましさを身に付けた結果である。
出来れば、入門直後に彼が急に『ある程度の大人』になったプロセスをもう
少し描いて欲しかったと個人的には思っています。
人生は落語!
(2007-01-26)
居場所がなくなり不本意ながらも落語の世界に足を踏み入れた不良少年、竜二。
落語は人情あふれる人生そのもので、魅力に気付いていきます。
コメディタッチで読みやすいが、人生の縮図のごとく、様々なことが描かれています。
兄弟子に足を引っ張られる。古典には基礎が詰まっている。基礎もないのに新しいことをしても失敗する。
ちょっとした教訓を怪事件と一緒に描いています。
芸人悲喜交々ミステリー。
(2006-09-01)
高校を中退した鶏冠頭のツッパリ少年が、名人と呼ばれる落語家、笑酔亭梅寿に無理矢理弟子入りさせられる場面から物語りは始まる。
その梅寿、六代目笑福亭松鶴師を彷彿とさせる噺家で、とにかく豪放磊落で酒豪と来ている。
主人公はその師匠のもとからいつか逃げ出そうと考えているが、やがて古典落語の面白さに魅かれていく。
そんな中、事件が起こる。
2004年暮れに単行本化された『笑酔亭梅寿謎解噺』が文庫本化されたのが同書。
まったく新しいジャンルの物語なのだが、ミステリー&落語ファンにはぜひお薦めしたい一冊。
七編の短編からなっており「たちぎれ」「らくだ」「平林」「住吉駕籠」と、古典落語の演目が並ぶのも嬉しい。
おすすめ度:
おもしろ落語ミステリ
『UMAハンター馬子』や『銀河帝国の弘法も筆の誤り』等のSF作品を読んで、すっかり田中啓文のファンになったのですが、作者のミステリは初めて、果たしてどんなもんだろうと読み始めたのですが・・・。登場する人物たちの造形、彼らの小気味よい関西弁での会話などなど、ミステリとしての出来はもちろんのこと、とても楽しく読めました。
上方落語の大看板、笑酔亭梅寿のもとへむりやり弟子入りさせられた不良少年の竜二。この梅寿師匠、芸は一流だが大酒飲みで暴力はふるうは口は悪いはの、とんでもない人物。彼らの周りで起きる事件を解決していく竜二だったが、考えることは逃げ出すことばかり。しかしそのうち、落語のおもしろさに魅せられていき・・・、といった内容の短編七作が納められています。
私は落語が好きなので特におもしろく読めましたが、興味が無いという人でも、あらすじからウンチクまでが書かれているのですんなりと読み進めることができると思います。で、本書を読んで落語にちょっとでも興味を持ったという方は、ぜひ寄席へ足を運んでみてはいかが?
落語家志望
2004年に出た単行本『笑酔亭梅寿謎解噺』の解題・文庫化。
シリーズの第1作で、主人公・竜二の落語家への入門から語りはじめ、一応の成功を収めるまでの過程が描かれている。
田中啓文氏の著作の特徴は、色々な要素を詰め込んで話をつくっていく点にあると思う。本書でも、ビルドゥングス・ロマン(成長物語)を軸に、ミステリ、人情噺、落語が混ぜられている。一番の面白みは、竜二の落語家としての成長物語だろう。自分では才能に気付いていない「天才」が成功の道を歩んでいく物語は、それだけで魅力がある。さらに周囲の登場人物も癖がありながらも温かく、読んでいてホッとさせられる。
ミステリとしては、たいしたことがない。
ちょっと人情味が強すぎる点がうっとうしいが、並外れた魅力のある一冊と思う。
上方落語入門の書としてどうぞ
あまりのワルぶりに、『矯正』の為に無理矢理、破天荒で、あたりかまわず
鉄拳を入れまくる師匠のもとに入門する羽目になってしまった主人公竜二を
中心に、一話完結で上方落語の演目にまつわるストーリーが展開されるとい
う、いわゆる『タイガー&ドラゴン』方式ではあるが、そこに楽屋や高座で
のトラブルから殺人・誘拐までを扱ったミステリーを折り込む事により、
主人公の単なる成長物語としてだけではなく、物語に起伏を富ませている。
また、上方落語、ひいては落語そのものを知らなくても、読み終える頃には
頭に噺が入るかと思うので、『時うどん』≒『時そば』、『たいらばやし』
≒『ひらばやし』といった、上方落語と江戸落語との対比をしてみても面白い
かも知れない。
主人公・竜二は稀代のワルだったという設定だが、入門直後からは古典落語の
面白さに少しずつのめりこんでいき、挙句の果てには、自分が解いた事件の
真相を語る際、敢えて師匠である笑酔亭梅寿に花を持たせる姿は一見、眠らせ
た毛利小五郎を利用して犯人を追い込む江戸川コナンを連想させるが、本当の
ところは竜二自身が僅かの間に丸くなり、つつましさを身に付けた結果である。
出来れば、入門直後に彼が急に『ある程度の大人』になったプロセスをもう
少し描いて欲しかったと個人的には思っています。
人生は落語!
居場所がなくなり不本意ながらも落語の世界に足を踏み入れた不良少年、竜二。
落語は人情あふれる人生そのもので、魅力に気付いていきます。
コメディタッチで読みやすいが、人生の縮図のごとく、様々なことが描かれています。
兄弟子に足を引っ張られる。古典には基礎が詰まっている。基礎もないのに新しいことをしても失敗する。
ちょっとした教訓を怪事件と一緒に描いています。
芸人悲喜交々ミステリー。
高校を中退した鶏冠頭のツッパリ少年が、名人と呼ばれる落語家、笑酔亭梅寿に無理矢理弟子入りさせられる場面から物語りは始まる。
その梅寿、六代目笑福亭松鶴師を彷彿とさせる噺家で、とにかく豪放磊落で酒豪と来ている。
主人公はその師匠のもとからいつか逃げ出そうと考えているが、やがて古典落語の面白さに魅かれていく。
そんな中、事件が起こる。
2004年暮れに単行本化された『笑酔亭梅寿謎解噺』が文庫本化されたのが同書。
まったく新しいジャンルの物語なのだが、ミステリー&落語ファンにはぜひお薦めしたい一冊。
七編の短編からなっており「たちぎれ」「らくだ」「平林」「住吉駕籠」と、古典落語の演目が並ぶのも嬉しい。
