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アイテム詳細
メルカトルと美袋のための殺人 (講談社文庫)
麻耶 雄嵩
発売:講談社
Amazon.co.jp ランキング:Book で134855位
価格:¥ 650(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2000-08 /只今品切れ中
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
その名を人々の心に刻む“銘”探偵
(2008-09-21)
◆「化粧した男の冒険」
刺殺された男の顔に、なぜ死化粧が施されていたのか?
いまや常套句として、一般にも通じるチェスタトンのとある逆説がモチーフ。
もっとも、そうした論理の冴えもさることながら、翌日に予定している観劇に間に合わす
ため、超法規的な「捜査」を展開するメルカトルの“銘”探偵ぶりこそ読みどころでしょう。
◆「彷徨える美袋」
殺人の容疑者にされた美袋。
ノックスの生原稿を譲ることを条件に、自分の容疑を
晴らしてもらうよう、メルカトルに頼むのだが……。
現場は、山のなかのペンション。
一晩中、窓が開け放たれ、灯がついたままの部屋は朝、どういった状態であるはずか――。
このことを糸口に、メルカトルは美袋の容疑を晴らします。
しかし、事件解決後、ある意味犯行以上に「鬼畜」な真相が明かされるのです。
◆「小人閑居為不善」
暇を持て余したメルカトルは、いかにも事件に
巻き込まれそうな、金持ちの老人にDMを送った。
後日、彼の思惑通り、一人の老人が事務所を訪ねてきたのだが……。
タイトルの出典は『大学』。
〈ホームズ〉ものを彷彿とさせる事件とその解明が描かれます。
しかし、ラストでは、メルカトルがDMを送った真の意図と、タイトルに
託されたブラックな意味が明かされ、ひとひねりが加えられています。
◆「水難」
土砂崩れで百人以上の女子中学生が生き埋めで亡くなった事故が、かつてあった。
その際、独りだけ死体が発見されなかった少女の幽霊にまつわる話。
事件に際し、都筑道夫『七十五羽の烏』などに登場する
心霊探偵・物部太郎であると偽称するメルカトル。
本家と対照的に、実際に超自然的現象が起こるのが、
本作の本作たるゆえんでしょうか。
ひどい探偵
(2007-06-29)
1997年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。
7つの短篇が収められている。
知人に勧められ、はじめて麻耶氏の作品を読んだのだが、私にはあまり楽しめなかった。
基本的にはキャラクターで読む小説と思う。人格的に破綻した名探偵が、まわりの人たちを振り回し、自分の欲望のためだけに謎を解いていく。
まあ、それはそれで面白いのだが、ちょっと鼻についてしまい、駄目だった。
ミステリとしては、そこそこ。トリックというよりは、プロットにひねりがあるタイプ。そのひねりが、メルカトル鮎の人格と絡められることで、結末の意外性へとつながっていく。小説作法という点ではなかなか上手い人だ。
やっぱりすごいわ
(2006-07-01)
メルカトル。短編小説に向く探偵、と自ら豪語するメルカトル。夏と冬のソナタであの演出は、やっぱり出てきた瞬間にすべての謎を解いてしまうからなんですな。そんなわけで、短編集です。
しょっぱなの『遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる』がなんといっても傑作。こういうのを期待してしまう、麻耶さんにはやっぱり。
メルカトルの鬼畜っぷりと、それに振り回される美袋の狂った関係がダークな世界観につつまれて、なんというか短編集のくせに一種異様な空気に包まれている。傑作。
文章もかなり読みやすくなっているので、平気だと思う。
メルカトルと美袋のための殺人
(2004-02-29)
自ら「私は長編には向かない探偵」と豪語する銘探偵メルカトルとその友人(?)美袋のやりとりが楽しい短編集。他の推理小説ではなかなか味わえない小悪魔的な性格の探偵メルカトルの知略が冴え渡るブラックな要素のつまった作品集です。一度読んだら病み付きになります。
なぜか不快
(2003-11-29)
それぞれの短編はあまりバラエティに富んでいないが、伏線や論理が美しい。トリックもまあまあ。だが、読んでいる間はずっと不快だった。
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もっとも、そうした論理の冴えもさることながら、翌日に予定している観劇に間に合わす
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殺人の容疑者にされた美袋。
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晴らしてもらうよう、メルカトルに頼むのだが……。
現場は、山のなかのペンション。
一晩中、窓が開け放たれ、灯がついたままの部屋は朝、どういった状態であるはずか――。
このことを糸口に、メルカトルは美袋の容疑を晴らします。
しかし、事件解決後、ある意味犯行以上に「鬼畜」な真相が明かされるのです。
◆「小人閑居為不善」
暇を持て余したメルカトルは、いかにも事件に
巻き込まれそうな、金持ちの老人にDMを送った。
後日、彼の思惑通り、一人の老人が事務所を訪ねてきたのだが……。
タイトルの出典は『大学』。
〈ホームズ〉ものを彷彿とさせる事件とその解明が描かれます。
しかし、ラストでは、メルカトルがDMを送った真の意図と、タイトルに
託されたブラックな意味が明かされ、ひとひねりが加えられています。
◆「水難」
土砂崩れで百人以上の女子中学生が生き埋めで亡くなった事故が、かつてあった。
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基本的にはキャラクターで読む小説と思う。人格的に破綻した名探偵が、まわりの人たちを振り回し、自分の欲望のためだけに謎を解いていく。
まあ、それはそれで面白いのだが、ちょっと鼻についてしまい、駄目だった。
ミステリとしては、そこそこ。トリックというよりは、プロットにひねりがあるタイプ。そのひねりが、メルカトル鮎の人格と絡められることで、結末の意外性へとつながっていく。小説作法という点ではなかなか上手い人だ。
やっぱりすごいわ
メルカトル。短編小説に向く探偵、と自ら豪語するメルカトル。夏と冬のソナタであの演出は、やっぱり出てきた瞬間にすべての謎を解いてしまうからなんですな。そんなわけで、短編集です。
しょっぱなの『遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる』がなんといっても傑作。こういうのを期待してしまう、麻耶さんにはやっぱり。
メルカトルの鬼畜っぷりと、それに振り回される美袋の狂った関係がダークな世界観につつまれて、なんというか短編集のくせに一種異様な空気に包まれている。傑作。
文章もかなり読みやすくなっているので、平気だと思う。
メルカトルと美袋のための殺人
自ら「私は長編には向かない探偵」と豪語する銘探偵メルカトルとその友人(?)美袋のやりとりが楽しい短編集。他の推理小説ではなかなか味わえない小悪魔的な性格の探偵メルカトルの知略が冴え渡るブラックな要素のつまった作品集です。一度読んだら病み付きになります。
なぜか不快
それぞれの短編はあまりバラエティに富んでいないが、伏線や論理が美しい。トリックもまあまあ。だが、読んでいる間はずっと不快だった。
それはメルカトルのキャラの痛さのせいである。こういうキャラを面白いと感じる人もいるだろうが、人の命を左右する探偵が小悪人ってはちょっと・・・・。まあ、面白いんだけどね。ただ、伏線をもっとしつこく書いたほうがいいと思う。
あと、だんだん文章力が向上していますね。読みやすかったです。
