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カスタマーレビュー
おすすめ度:
活字で構築されたラスベガス  (2006-08-26)
なんてバカな本だろうか(笑)。その一言に尽きる。

切り詰めれば5ページの短編にだってまとめられるようなメイントリックのアイディアを、徹底的に引き伸ばして引き伸ばして引き伸ばして、文庫本2冊分の分量にしてしまった作者のバカさ加減には、個人的には大爆笑とともに拍手を贈らせていただきたい。

しかもこの上巻にいたっては、反則ど真ん中の手法をつかっている上に、下巻のストーリーに有機的に絡む部分がほとんど皆無ときているのだ。

そして下巻においては、「それは作者が論理的な謎解きミステリを書けないだけじゃ!?」と、読む者を激怒か爆笑の両極端どちらかに叩き落さずにはおかない、言語道断な解決をむかえる。

とにかく、その構成要素の9割9分9厘がはなはだしい無駄に彩られた小説なのである。低くはない文章力を偏執的なまでに無駄遣いした作者は、ある意味では威張る権利がある(笑)。もはや怒るのは野暮だという気さえしてくるのだから不思議だ。

作者の流水本人は自分の小説のことを<流水大説>と銘打っているが、私個人は<ラスベガス小説>と呼んでいる。無論、爆笑とともに。

冗談のわかる・ヒマがある人ならば、ぜひ手に取っていただきたい一冊だ。そして呆れ果てながら・爆笑してくれ。

怒るか笑うか紙一重  (2006-04-08)
 思う存分笑わせていただいた。思う存分困惑させていただいた。
 まあ、これだけ言っておけば充分でしょう。本格ミステリーとしてあまりにも大きすぎる大風呂敷を広げ、一気に読者の足をすくい上げる。大胆なことをするものである。いやはや。
 でも、この人、まともな本格ミステリー書けるんかいな? 『ジョーカー』もどっちかといえばこういうナンセンスなタイプの作品だったけども、これから先のキャリアがどうなることやら……
 余計なお世話ですけど。

凄すぎる!!  (2006-03-24)
「なんじゃこりゃ!?」と思う人も多いでしょうが、私はとても楽しめました。まさに『驚愕』の一言です。良くも悪くも読み手に衝撃を与える本であることは間違いありません。

あらゆる意味でビッグ  (2004-06-19)
ミステリ界最大級の犯罪、最大規模の探偵集団、あらゆる意味でビッグな作品。
 作中探偵に「メタ探偵」というものがこのシリーズには登場するが、彼自身「流水大説」と呼ぶ
これらの作品は「メタミステリ」である。
先入観を持たずに読み始めて欲しい。驚き、楽しめることを保証します。
初期の作品は文章も若々しくその分星減点。

「カーニバル」3部作(後に文庫5分冊)の書き直しを見ると、表現力の進化が楽しめます。


怒るか、ハマるか  (2003-02-21)
一読して「なんじゃこりゃ!」と思われる方も多いに違いない。
実のところ、私もそうだった。馬鹿にされてると思い、憤然と本を放り出したのだが…妙に気になった。そして時間がたつうちに憤懣も薄れ、今では
とても面白い本だと認識している。なぜだろう。

ともかく異色のミステリーであることは間違いないと思う。個性豊かな探偵たちの存在など、読者がハマる要素も多い。
ミステリー好きを自認するなら一読をお薦めする。ただし、読んであなたが怒るかハマるかは、ちょっと分からないけれど。

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