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アイテム詳細

御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
島田 荘司

発売:講談社
Amazon.co.jp ランキング:Book で93577位
価格:¥ 600(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:1991-07 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
初期の御手洗  (2007-11-27)
御手洗物の初期の短編集。「斜め屋敷〜」の次に当たるのだが、これが最近の作品と揃って読むと御手洗や石岡君の人物描写に多少のズレがあります。作者の考え方の変化と共に作品性も変化して来ているのがよく分かる。後書きを作者本人が書いているがその反骨的な物言いを見ていても、この頃の島田荘司はまだトゲトゲしいですね。本作の短編に出てくる御手洗像は何か作者と同じで、まだ多少の青さと熱い熱気を持っている。「数字錠」なんかの熱い御手洗は後の作品では見られないと思います。まあ作者はキャラクターが若い頃だからだと言い訳は出来ると思いますが、最近の作品のまるで神の様に何でも知っているし、決して悩む事も無い御手洗では無く、この頃は御手洗もまだ少し悩んだり、ムキになったりと人間的な部分が見られる。職業も占星術師から自称探偵になったばかりだ。経歴も石岡君でも知らない謎な部分が多いが、京都大学医学部中退そして、なぜかギターの腕がプロ顔負けという事ぐらい。最近のノーベル賞争いが出来るぐらいの脳医学の専門家だったり、ハーヴァード大学にいたり、超大物ミュージシャンと知り合いだったり、IQ200の天才幼稚園児だったりとちょっとやり過ぎだろうといった感じのスーパーマンぶりよりもこの頃の方が好感が持てます。揉み手をして嬉しそうにする御手洗や考え事に集中して物を壊したりする御手洗先生は最近の作品では見られないでしょう。作品自体も奇抜さのある物ばかりだが、過去の推理小説の影響ありの作り方で頻繁に見取り図とかも書いてあるし、読者への挑戦なんかもパロディとして入れてたりする。「暗闇坂〜」以降の良い意味でも悪い意味でも島田ワールドが確立されてしまった作品達とこの頃の作品は支持層が分かれるでしょうね。

とにかく好きです  (2006-06-09)
島田先生の本に出会ったのは、「占星術殺人事件」が初めて。その後先生の長編もたくさん読みましたが、今でも一番好きな作品はこの本に収録されている「数字錠」かなあ。私よりも二回りくらい前の時代に生まれたはずの御手洗さんには、今の豊かさにはないちょっと昔の多くの人々が経験したつらさをもっと知っているはずで、そんな経験か知識があるからこそ、この作品ができたんだと思います。そして、何よりも御手洗さん(というか、島田先生)の優しさに、読み終えた後、しばらく涙が止まりませんでした。何度読み返しても感動します。

御手洗さんの天才ぶりがわかる!  (2005-05-17)
順々(連番)に、講談社さんの文庫本を読んでいくと、
「占星術〜」以来の登場となる、御手洗さんが登場します。
短編集ですが、
1つ1つが結構本格派のミステリーになっていて、
謎解きにも、う〜ん って悩みます。
それでいて、御手洗さんの人物(性格・人間性)も
ちゃんと出ています。
読んで損は決して、ありません。

この短編集は本当に凄い。  (2004-12-09)
コーヒー断ちの原因「数字錠」、名脇役が集合する「疾走する死者」、
なんとも愉快なミステリ「紫電改研究保存会」に、あの「ギリシャの犬」。
ミステリ&御手洗ファンならずとも読まないと損します。

なぜ御手洗と石岡くんがコーヒーを飲まなくなったかが分かる  (2004-07-03)
御手洗シリーズの短編集。『数字錠』、『失踪する死者』、『紫電改研究保存会』、『ギリシャの犬』の4編。長い長い助走に満ちた長編だけでなく、短編でも島田氏の才能は読む者を唸らせる。

読んでいて一番感じたのは島田氏のシャーロック・ホームズ作品への敬愛とチック・コリアの音楽への愛情だ。『紫電改研究保存会』はホームズの『赤毛連盟』を連想させたし、『ギリシャの犬』は『四つの署名』のホームズとワトソンのテムズ河での犯人追走を思い起こさせた。また、『失踪する死者』のチック・コリアのライブ放送が始まる前に解決するあたりや、御手洗がアル・ディメオラばりのギター・テクニックを披露するあたりなど同じジャズ好きには思わずにんやりしてしまう場面ばかりだ。
4編とも御手洗の異質な能力と優しさに満ちていて忘れられない読後感がある。中でも『数字錠』でなぜ御手洗と石岡くんがコーヒーを飲まなくなったかが分かる。(●^o^●)

最近インターネットで『ギリシャの犬』のフラッシュ・ムービーを見つけた。実に良くできていた。是非とも本作を読了後、みなさんもネットで探して見て欲しい。

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