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アイテム詳細
魔術王事件 (講談社ノベルス)
二階堂 黎人
発売:講談社
Amazon.co.jp ランキング:Book で299957位
価格:¥ 1,890(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2004-10-07 /通常24時間以内に発送
二階堂 黎人
発売:講談社
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発売日:2004-10-07 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
寒そうな犯罪
(2008-03-30)
『悪魔のラビリンス』の続編。次作『双面獣事件』と合わせて読むと良いだろう。
新書・二段組で778頁という驚異の厚さ。だれずに最後まで引っ張っていく構成力はさすが。それでも、読み終わったときにはグッタリ疲れてしまった。恐ろしい本だ。
プロットが巧み。次々と不可能犯罪が行われるのだ。二階堂蘭子が『双面獣事件』にかかりきりで介入してこないこともあり、魔術王のやりたい放題。面白いように事件が起こる。結末への期待は高まるばかり。
トリックは、いくつも使われているのだが、いまひとつのが多い。ひとつだけ、驚天動地のがあるが、うーん、やりすぎのようにも。
2007年には上下巻に分冊されて文庫化しているので、そちらを買う方が良いかも知れない。手が疲れないと思う。
横溝ファンなら…あるいは
(2007-12-15)
横溝ファン、著者のファンなら読めるのかもしれません…(トリックや犯人は解ってても)あの独特の世界観を楽しみたい、浸りたい方向けです。
一般読者はあの分厚さに見合った満足のいく読後感を期待しないで下さい。
フィクションで時代設定が昭和とはいえ、出版は現在なのに、明確な根拠なく偏見じみた世界観になってます。あの時代の日本は本当にそうだったのか?疑問です。 特に戦前の日本陸軍等に対する描写、設定は不要のみならず偏見の塊のような気がします。フィクション、推理小説のジャンルを超えた内容に正当な資料なく言及するのいかがか。
冗長な探偵小説
(2007-12-07)
以前より二階堂蘭子という探偵物に興味があったんやけど、機会がなく初読。
うーん、分厚いわりに単に冗長なだけと感じてしまいました。奇術師で且つ神出鬼没な殺人者「魔術師メフィスト」、残忍な殺人とおどろおどろしい舞台設定、北海道の名士に徳川埋蔵金……広げられるだけ広げた大風呂敷を、作中ほとんど現れなかった蘭子が最後に登場して謎を解くという流れにどうも乗りきれませんでした。
江戸川乱歩の少年探偵団シリーズと言えばいいんでしょうか。怪奇小説に近い造りなのですが、ウチが小学生の頃にドキドキしながら読んでいた雰囲気に近く、それなりにおっさんになってしまうと逆に「子供だましな」と感じてしまうんですね。
それを楽しめよという意見もあるでしょうが、読む前に勝手に思っていた本格推理物とはかけ離れていただけにがっかりしたのが本音です。
気分が悪くなる内容
(2006-04-28)
荒唐無稽なパロディ。
推理小説としては最低のランクで、誰もが気付く犯人。
いや、これが横溝テイストであることはよく解る。
実際、同様の内容で同様のオチな作品も存在するからだ。
しかし、振り返ってみれば横溝作品はあの時代だからこそ存在価値があるのであって、
まったく同内容の作品を現在出版する意味というのがどこにあるというのか。なにか作者は思い違いでもしているのではないか。
無駄に分厚いが内容は乏しく、場面場面が一々浮いてしまって全体のまとまりも悪い。
少年向けの乱歩シリーズを継接ぎしたような内容で、読み終わることが苦痛だった。
それと架空の殺人鬼を旧日本軍の所為として生み出しておいて、原爆を落とされても仕方ない云々といわせる辺りは非常に不愉快。
事実がどうこうではなく、少なくとも己で生み出した架空の設定で現実の歴史の正否を語るべきではない。
あらゆるギミックや道具立てを詰め込んだ“通俗スリラー”
(2006-02-02)
本書は、『吸血鬼』、『魔術師』、『蜘蛛男』、『人間豹』など江戸川乱歩が数多く書いた「通俗スリラー」と呼ばれる系譜の物語である。著者はこの流れを汲む作品を、時期を昭和40年代に設定し、名探偵・二階堂蘭子対怪人という設定で、『地獄の奇術師』、『悪霊の館』、『悪魔のラビリンス』などの諸作品を書いている。
本書のストーリーは、「函館の名家・宝生家に伝わる呪われた家宝。この妖美な宝石の略奪を目論む、神出鬼没の怪人・魔術王。次々と不可解に届く「犯行予告状」、「脅迫状」。二階堂蘭子が、偽りの黄金仮面に隠された真犯人に挑む!」というものである。
乱歩の諸作品を彷彿とさせる、残虐非道な殺人鬼・魔術王の不可能犯罪の連続に翻弄される警察。真犯人の巧緻を極めたトリックと驚愕の殺人動機の真相に迫る蘭子。血湧き肉躍る「通俗スリラー」ならではの息もつかせぬ展開に読者は圧倒される。
あまりにも多くの殺人が常軌を逸しておこなわれ、その凄惨さには目を覆いたくなるほどであるが、物語は「蒙古や江戸幕府の埋蔵金」、「太平洋戦争時の秘密計画」などもからんで、「これでもか!」というくらいにスリラーの道具立てやギミックを詰め込んで、ノベルス版にして778ページ、まるで弁当箱のような超大作を創り上げる著者の手腕はさすがとしか言いようがない。
おすすめ度:
寒そうな犯罪
『悪魔のラビリンス』の続編。次作『双面獣事件』と合わせて読むと良いだろう。
新書・二段組で778頁という驚異の厚さ。だれずに最後まで引っ張っていく構成力はさすが。それでも、読み終わったときにはグッタリ疲れてしまった。恐ろしい本だ。
プロットが巧み。次々と不可能犯罪が行われるのだ。二階堂蘭子が『双面獣事件』にかかりきりで介入してこないこともあり、魔術王のやりたい放題。面白いように事件が起こる。結末への期待は高まるばかり。
トリックは、いくつも使われているのだが、いまひとつのが多い。ひとつだけ、驚天動地のがあるが、うーん、やりすぎのようにも。
2007年には上下巻に分冊されて文庫化しているので、そちらを買う方が良いかも知れない。手が疲れないと思う。
横溝ファンなら…あるいは
横溝ファン、著者のファンなら読めるのかもしれません…(トリックや犯人は解ってても)あの独特の世界観を楽しみたい、浸りたい方向けです。
一般読者はあの分厚さに見合った満足のいく読後感を期待しないで下さい。
フィクションで時代設定が昭和とはいえ、出版は現在なのに、明確な根拠なく偏見じみた世界観になってます。あの時代の日本は本当にそうだったのか?疑問です。 特に戦前の日本陸軍等に対する描写、設定は不要のみならず偏見の塊のような気がします。フィクション、推理小説のジャンルを超えた内容に正当な資料なく言及するのいかがか。
冗長な探偵小説
以前より二階堂蘭子という探偵物に興味があったんやけど、機会がなく初読。
うーん、分厚いわりに単に冗長なだけと感じてしまいました。奇術師で且つ神出鬼没な殺人者「魔術師メフィスト」、残忍な殺人とおどろおどろしい舞台設定、北海道の名士に徳川埋蔵金……広げられるだけ広げた大風呂敷を、作中ほとんど現れなかった蘭子が最後に登場して謎を解くという流れにどうも乗りきれませんでした。
江戸川乱歩の少年探偵団シリーズと言えばいいんでしょうか。怪奇小説に近い造りなのですが、ウチが小学生の頃にドキドキしながら読んでいた雰囲気に近く、それなりにおっさんになってしまうと逆に「子供だましな」と感じてしまうんですね。
それを楽しめよという意見もあるでしょうが、読む前に勝手に思っていた本格推理物とはかけ離れていただけにがっかりしたのが本音です。
気分が悪くなる内容
荒唐無稽なパロディ。
推理小説としては最低のランクで、誰もが気付く犯人。
いや、これが横溝テイストであることはよく解る。
実際、同様の内容で同様のオチな作品も存在するからだ。
しかし、振り返ってみれば横溝作品はあの時代だからこそ存在価値があるのであって、
まったく同内容の作品を現在出版する意味というのがどこにあるというのか。なにか作者は思い違いでもしているのではないか。
無駄に分厚いが内容は乏しく、場面場面が一々浮いてしまって全体のまとまりも悪い。
少年向けの乱歩シリーズを継接ぎしたような内容で、読み終わることが苦痛だった。
それと架空の殺人鬼を旧日本軍の所為として生み出しておいて、原爆を落とされても仕方ない云々といわせる辺りは非常に不愉快。
事実がどうこうではなく、少なくとも己で生み出した架空の設定で現実の歴史の正否を語るべきではない。
あらゆるギミックや道具立てを詰め込んだ“通俗スリラー”
本書は、『吸血鬼』、『魔術師』、『蜘蛛男』、『人間豹』など江戸川乱歩が数多く書いた「通俗スリラー」と呼ばれる系譜の物語である。著者はこの流れを汲む作品を、時期を昭和40年代に設定し、名探偵・二階堂蘭子対怪人という設定で、『地獄の奇術師』、『悪霊の館』、『悪魔のラビリンス』などの諸作品を書いている。
本書のストーリーは、「函館の名家・宝生家に伝わる呪われた家宝。この妖美な宝石の略奪を目論む、神出鬼没の怪人・魔術王。次々と不可解に届く「犯行予告状」、「脅迫状」。二階堂蘭子が、偽りの黄金仮面に隠された真犯人に挑む!」というものである。
乱歩の諸作品を彷彿とさせる、残虐非道な殺人鬼・魔術王の不可能犯罪の連続に翻弄される警察。真犯人の巧緻を極めたトリックと驚愕の殺人動機の真相に迫る蘭子。血湧き肉躍る「通俗スリラー」ならではの息もつかせぬ展開に読者は圧倒される。
あまりにも多くの殺人が常軌を逸しておこなわれ、その凄惨さには目を覆いたくなるほどであるが、物語は「蒙古や江戸幕府の埋蔵金」、「太平洋戦争時の秘密計画」などもからんで、「これでもか!」というくらいにスリラーの道具立てやギミックを詰め込んで、ノベルス版にして778ページ、まるで弁当箱のような超大作を創り上げる著者の手腕はさすがとしか言いようがない。
