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アイテム詳細
キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)
殊能 将之
発売:講談社
Amazon.co.jp ランキング:Book で338131位
価格:¥ 882(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2004-08 /通常24時間以内に発送
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発売日:2004-08 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
パロディ尽くしでシャレのめす愉快な作品
(2008-01-13)
デビュー作「ハサミ男」以来、一作毎に作風を変えて読者を楽しませる作者が、750年前のフランスの古城での密室事件、その事件の被害者の霊が憑依した男が社長を務めるその古城をメインにしたテーマパークでの密室殺人を題材に、パロディ尽くしでシャレのめす愉快な作品。
750年前のフランス、自城の密室で亡くなったエドガー卿は自分の死の意味を求めて、霊界を彷徨い続け、その古城をメインにしたテーマパークの社長江里に時代を超えて憑依する。そして、その750年前の密室事件の解決を石動が頼まれる。"古城の密室もの"のパロディである。石動に当ては無く、しぶしぶ事件現場を再現するが、関係者が中世コスプレ大会をする様は抱腹絶倒。ところが、その現場でテーマパークの社員が密室で殺される。容疑者はエドガー ! エドガーは若者のバイクで逃走し、都会の様子を描写するが、この辺はドン・キホーテを思わせる。だが、このドン・キホーテ的都会観・生活観の描写が長過ぎて中盤はダレる。現代の密室殺人事件の方は創りがチャチで、登場人物の造詣や会話で話が保っている感じ。ヤクザの名前が黒木剣とか、慢性神経炎の刑事とか。そして、本題の750年前の事件の解決へ。アイデアが浮かばない石動は水城に助けを求める。本作での石動はまるで頼りなく、助手の異能力者アントニオの方を主役にすべきだったかも(石動をボケ役にし過ぎ)。水城に助言を受けた石動は「暗闇坂の人喰いの木」ばりの推理を披露するが、エドガーの霊は納得しない。隠された真相とは...。
現代の事件をもう少し精緻に描けば、ユーモア味はそのままに更に引き締まった作品になったと思う。楽しい読書タイムを過ごすのに好適な一作。
ミステリとしてはイマイチです
(2006-06-26)
結構面白かったですが、ミステリとしてはイマイチに感じました。
750年前と現在で2つの殺人事件(と思われるもの)が出てきますが、
750年前の事件は、殺された領主が取り憑いた?男が語るので少し分かりにくいです。
登場人物もカタカナ書きがあるので(750年前・現在の両方で)、名前を覚えるのに苦労しました。
しかし個人的には、領主が750年前の事を語る場面など興味深く、
第2章で述べられている六本木の歴史や刑事の会話なども楽しかったです。
最後の方では石動だけでなく水城も登場して盛りだくさんです。
殺人事件の決着はいまひとつに感じましたが、設定と登場人物にはとても魅力を感じ、後味がよいのも良かったです。
正統派アンチ・・・
(2006-06-05)
十字軍に参戦した騎士の亡霊が、現代のテーマパーク社長にとりついた!?自らの死の謎を解き明かしてほしい
というストーリーに魅せられました。
しかし、
『正統派ミステリー』
でありつつも
『アンチ名探偵モノ』
でもあるんだよね・・・
本格ミステリの骨格に大胆な肉付け
(2006-01-18)
探偵に刑事、騎士の亡霊と視点をザッピングしながら事件を負っていく様が単純に楽しい。750年前の事件を、被害者の証言を元に負う姿はなんともユーモラス。
設定こそありえないが、骨格はきちんと本格ミステリ。ある程度のブラックユーモアが許せる方や、変わったものが好きな方は是非。
おそらく、この作者ならファンタジー世界を舞台にしても、本格ミステリが書けるだろう。そう思わせる作品。
またまたブラックなミステリー
(2005-09-30)
『鏡の中は日曜日』と『黒い仏』の中間くらいのブラックさ。
中世の騎士の幽霊が自分が住んでいた城を移築したテーマーパークの社長とりついた。
そして「自分が殺された原因を解明して石動に推理を依頼する。
おすすめ度:
パロディ尽くしでシャレのめす愉快な作品
デビュー作「ハサミ男」以来、一作毎に作風を変えて読者を楽しませる作者が、750年前のフランスの古城での密室事件、その事件の被害者の霊が憑依した男が社長を務めるその古城をメインにしたテーマパークでの密室殺人を題材に、パロディ尽くしでシャレのめす愉快な作品。
750年前のフランス、自城の密室で亡くなったエドガー卿は自分の死の意味を求めて、霊界を彷徨い続け、その古城をメインにしたテーマパークの社長江里に時代を超えて憑依する。そして、その750年前の密室事件の解決を石動が頼まれる。"古城の密室もの"のパロディである。石動に当ては無く、しぶしぶ事件現場を再現するが、関係者が中世コスプレ大会をする様は抱腹絶倒。ところが、その現場でテーマパークの社員が密室で殺される。容疑者はエドガー ! エドガーは若者のバイクで逃走し、都会の様子を描写するが、この辺はドン・キホーテを思わせる。だが、このドン・キホーテ的都会観・生活観の描写が長過ぎて中盤はダレる。現代の密室殺人事件の方は創りがチャチで、登場人物の造詣や会話で話が保っている感じ。ヤクザの名前が黒木剣とか、慢性神経炎の刑事とか。そして、本題の750年前の事件の解決へ。アイデアが浮かばない石動は水城に助けを求める。本作での石動はまるで頼りなく、助手の異能力者アントニオの方を主役にすべきだったかも(石動をボケ役にし過ぎ)。水城に助言を受けた石動は「暗闇坂の人喰いの木」ばりの推理を披露するが、エドガーの霊は納得しない。隠された真相とは...。
現代の事件をもう少し精緻に描けば、ユーモア味はそのままに更に引き締まった作品になったと思う。楽しい読書タイムを過ごすのに好適な一作。
ミステリとしてはイマイチです
結構面白かったですが、ミステリとしてはイマイチに感じました。
750年前と現在で2つの殺人事件(と思われるもの)が出てきますが、
750年前の事件は、殺された領主が取り憑いた?男が語るので少し分かりにくいです。
登場人物もカタカナ書きがあるので(750年前・現在の両方で)、名前を覚えるのに苦労しました。
しかし個人的には、領主が750年前の事を語る場面など興味深く、
第2章で述べられている六本木の歴史や刑事の会話なども楽しかったです。
最後の方では石動だけでなく水城も登場して盛りだくさんです。
殺人事件の決着はいまひとつに感じましたが、設定と登場人物にはとても魅力を感じ、後味がよいのも良かったです。
正統派アンチ・・・
十字軍に参戦した騎士の亡霊が、現代のテーマパーク社長にとりついた!?自らの死の謎を解き明かしてほしい
というストーリーに魅せられました。
しかし、
『正統派ミステリー』
でありつつも
『アンチ名探偵モノ』
でもあるんだよね・・・
本格ミステリの骨格に大胆な肉付け
探偵に刑事、騎士の亡霊と視点をザッピングしながら事件を負っていく様が単純に楽しい。750年前の事件を、被害者の証言を元に負う姿はなんともユーモラス。
設定こそありえないが、骨格はきちんと本格ミステリ。ある程度のブラックユーモアが許せる方や、変わったものが好きな方は是非。
おそらく、この作者ならファンタジー世界を舞台にしても、本格ミステリが書けるだろう。そう思わせる作品。
またまたブラックなミステリー
『鏡の中は日曜日』と『黒い仏』の中間くらいのブラックさ。
中世の騎士の幽霊が自分が住んでいた城を移築したテーマーパークの社長とりついた。
そして「自分が殺された原因を解明して石動に推理を依頼する。
小説は幽霊の主観パートと三人称パートが交互に語られる。
主観パートでは中世の十字軍の話などが語れるが、果たして必要だったのかどうか…。
ブラックというのは、
いくつかのツイスト(偽の真相)を経た後に語られる真相のこと。
カタルシスとは正反対の真相−−というのは、この作者、確信犯的にやっているからなぁ…。
金を払ってまだ騙されたいのはミステリ中毒者の性癖だが、
この作者の場合、金を払ってバカにされてる、という感じがする。
