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アイテム詳細

美濃牛 (講談社ノベルス)
殊能 将之

発売:講談社
Amazon.co.jp ランキング:Book で520111位
価格:¥ 1,365(税込み)/1,500円以上国内配送料無料(一部大型商品は除く)!
発売日:2000-04 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
横溝作品とは違う  (2008-03-10)
横溝作品の面白さを期待して読んだが、そうしたおどろおどろしい雰囲気は残念ながら全く無かった。プロローグで主人公とおぼしき男性が老人のようになっているので「そんなに怖い体験をしたのか!」と思ったが、そうではなかった。しかも、キーマンとなっている謎の人物の正体も・・・・いまひとつ納得せず。

読後感はいいです。お勧めですね。  (2007-04-15)
ページ数は多いし、二段組だけど、活字が大きめなので読みやすいです。
パラグラフを登場人物の視点ごとにして短く区切ってあり、
家事雑用のために読むのを中断しても大丈夫。
文体も平坦を心がけているようで比較的テンポよく読めました。

ミステリとしては複雑ではありませんし、
トリックの整合性を補うための後付けを思わせる描写も無かったし、
「おはなし」としても完成されているので、読んで損はありません。
でも、きちんと説明のつかない部分(大筋には関係ないけど)がいくつか散見されるのと、
新書版は表紙がダメなので満点ではありません。

各パラグラフの冒頭でクレタ島の迷宮のエピソードをモチーフにしているものを
あちこちから引用しており、よいアクセントになっているのですが、
ひとによっては少々うるさく感じられるかもしれません。
探偵役の石動が披瀝する音楽嗜好も深くて狭い(←ほめ言葉)ため、
ちょっと気になるところです。
そうそう、随所においしそうな家庭料理の描写が出てきて、ちょっとおなかが空きますよ。

石動の一言が、登場人物の迷いという闇に一条の光を投げかけるはずなのに、
その光に気づかないまま物語は幕を閉じるのが、
登場人物の平穏を願って止まないオイラとしては
前作「ハサミ男」同様もどかしいですな。

一日かけてじっくり取り組むもよし、ナイトキャップ代わりにちょっとずつ読んでもよし、
なミステリです。


石動のデビュー作  (2006-11-22)
デビュー作「ハサミ男」に続く第2段。特異なムードと斬新なトリックで読者を驚かせた「ハサミ男」と比べノーマルな構成。意識的に作品毎に作風を変えようという意図か。本作でデビューする探偵石動はこの後シリーズ探偵となる。

童謡殺人、旧家での連続殺人等、お約束もの的進行だが、石動のトボケタ味が作品を救っている。次作の「黒い仏」では、異界のストーリーになるのだが、石動はその名の通り動ぜず、ある筈のない解答を導き出すという離れ業を演じる。

作者の引き出しは多そうなので、今後の活躍が楽しみな作家である。

面白すぎて謎解きとかどうでもいいみたいな感じになってしまう。  (2006-11-14)
面白かった。横溝的な雰囲気と思わせるけれども内容はいたって軽い。がしかし本は重い。430gある。ずっと持っていると肩が凝る。がしかし、肩が凝らない軽快な物語である。いろんな作家のパロディ的なエッセンスが凝縮されていて(自分が知らないものもたくさん織り交ぜられているんだろうと思います)ミステリ小説を多く読んでいる人には楽しい本だと思います。読む事が楽しく感じられて謎解きとかどうでもいいと感じてしまうほどでした。純粋に謎解きを楽しみたい方には不満もあるかもしれませんが本を読む時間を楽しみたいという方にはオススメします。430gのボリュームですから1日楽しめると思いますよ。

ハサミ男  (2005-10-01)
 に続いての著作。
 まぁぶっちゃければハサミ男のほうが面白いんだけど、シリーズ探偵となる石動が出てくるのがこの話。 
 黒い仏でさらにぶっ壊れるので、この話は正統派。ハサミ男ほどトリッキーではない。
 リーダビリティは高く、そこらへんのミステリよりはよっぽど立派で、キャラも魅力ですから、読んで損はないと思う。
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