人間づきあいって、難しいですよね? 誰しも得手不得手な人はいるものです。でももし、そんな仲の悪い人間同士が集まって極限状態に放り込まれたとしたら、あなたならどうしますか?
そんな気分を味わえるのがこれ『クーデルカ』です!
主人公は「クーデルカ」(偽名らしい)と名乗る霊能力少女、エドワードなる冒険野朗、それに石頭ジェームス神父、と、三人なのですが、会った当初から仲がべらぼう悪いです。もう、隙あらば仲間内で殺し合いしかねないくらいです! ただ、紛れ込んだ館から生還するためだけに三者は協力します。クーデルカ達は霊の声に導かれ、館に分け入りその謎を解き明かしてゆくのですが、なんというか・・・まあ、ほとんど最後まで仲悪いままです!(笑
挙句の果てに、クーデルカ達は館にあった酒など勝手に拝借し、べろべろに酔っ払いマス。我らがクーデルカ嬢、さっそくエドワード君にからみます。
「この、世間知らずのボンボンが!」とか何とか、危ういロレツでまくしたてます。ああ、自分はなにをやっていたのでしょう? RPGのプレイ中に、酔っ払いオンナのクダ巻いてるところを見さられるなんて! すっかりクーデルカ嬢が好きになりました!(笑
こんな、危ういバランスの仲間意識の上に成り立っているストーリーなのですが、それより「人間臭さ」を醸し出しているのも事実なのです。「人間臭さ」というキーワードは、この一連の事件の発端でもあります。人間ゆえ苦しみ、人間ゆえ悩み、そして人間ゆえ憎んでいたのでしょう。呪われた館の霊たちも、実に「人間臭い」カルマを背負っているのです。さあ、クーデルカ達はかわいそうな魂達を救う事が出来るのでしょうか?・・・
このゲーム、システム周りの不備が気にはなりますが、(何で霊能者のクーデルカ以外の人でも魔法つかえるの?とか、マップが暗すぎて見にくいとか)ゴシックホラーな雰囲気はストーリーと上手くマッチしていて、その手のジャンルが好きな人ならば要チェックです。 PSソフトのビジュアルと倫理面双方の限界を試したような作品は、一見の価値ありかも・・です!
後に続編とも言える作品が、「アルゼ」から『シャドウハーツ』という題名でS2にて発売されました。前作の『クーデルカ』とはうってかわって「普通に面白い」RPGに仕上がってます。チョット残念(笑
(ハード:PS メーカー:サクノス)
この超有名タイトルを見て「おやっ?」とお思いの方もいるでしょう。実はこのゲームは「シミュレーションゲーム」のジャンルに分けられているのです。ではなぜRPGのコーナーで紹介されているのでしょう? それにはまず、このゲームの概要から説明させてもらいます。
このゲームの目的は、主人公の「速水」を操って、いきなり世界中に攻め込んできたわけのわからない怪物たちから、主に「九州」を護るため、軍隊学校に入隊し自分を鍛え上げます。
怪物たちを倒す為、仲間とともに協力し、時にはぶつかりながらもお互い切磋琢磨してゆきます。
・・・などという説明では、このゲームの魅力を百分の一も語ることは出来ません!!!
このゲーム、舞台が軍隊「学校」なので、当然同級生がいるのですが、彼らとのコミュニケーションがゲーム攻略のカギになっています・・・が、注目すべきはその「最高練度の自由度」の実現でしょう!
「怪物なんかと戦ってられっか!」なんて人は「戦わなくてもクリア」できます。
「可愛い子と仲良くなりたいナー!」って人は「ひたすらLOVEを求める」こともできるし、
「殺戮マシーンのように活躍してェ〜!」なんて御仁も「世界一の化け物みたいな化け物ハンター」になれるのです!
「靴下が欲しい〜!特に、あの子の靴下ァァァ〜!!」ってなちょっぴりラジカルな旦那様には「靴下ハンター」への道も開かれています!
恋愛の自由も相当なもので、主人公の魅力が上がるにつれ、モテモテになるのはいいのですが、たまに三角関係がもつれて大変な事になったり、なぜか同性から「愛情」を示されて、禁断の「同性愛プレイ」になってしまったり、(このあたりのシステムなどから、その手の話が好きなお嬢様たちに変な人気が出たりもしました・・・)部屋で二人っきりの恋人同士の所に突然お邪魔して「お、おのれー!」とかいわれたり、まあ、まるで「人間」そのものと対話しているような気にさせてくれるのです!
最初の一周目は「速水」のプレイになりますが、二周目以降はその他のクラスメイトでのゲームも可能になります。
(注: 22名全員プレイするには「秘密」のコードが必要。最重要機密なので、当ホームページでの公開はいたしません!当然発売元のアルファシステム様に聞いても怒られるだけで教えてくれないので、どーしても知りたい人はアングラサイトを検索して調べるか、知っていそうな人にこっそりメールで聞いて下さい・・・あくまで「こっそり」ですよ・・・)
個性豊かなキャラクターたちとの学園生活は、プレイするごとに新たな発見をもたらしてくれるのです。
そうです! 初めのうちこそ「怪物を倒す」ことが目的のはずが、何周もするうちに「役を演じる」ことがこのゲームの真の目的だという事に気づくのです!!(坂上先生の40週はすごいですが・・・)自分は、このソフトに出会ったときに「ロール(役を)プレイング(演じる)ゲーム」が「真にあるべき姿」を見たのです!!!
前述『ロマンシング サガ』で語ったように、RPGとは本来「怪物を倒すだけの」ゲームではなく「役を演じ」「感動を共感する」ことが目的なのです!
今までも自由度の高いゲームは多々あれど、RPGゲームの自由度は「シナリオ面」などに限られていたものです。登場キャラクター同士の「情緒」「感情」「喜怒哀楽」までも「自由」を実現させたゲームは、このソフト以外には存在しなかったのです!
せっかく恋人同士になれても、下手な戦い方をすれば相手は死んでしまいます。
そんなとき、プレイヤーの分身たる主人公は「本当に落ち込む」のです。それは、シナリオなどに誘導された「借り物」の感情ではなく、「一緒にお弁当食べたり、図書館で勉強しあったり、時には喧嘩したりもした」仲間を、恋人を、永遠に失った「人間」の感情なのです。
それは、「役を演じる」ことによりもたらされる「ドラマ」なのです!
もうお分かりでしょう。いままでのほとんどのRPGは、いわば「成長要素のあるアドベンチャーゲーム」であって、「RPGが本来目指すべきベクトル」を指し示したのはこの『ガンパレードマーチ』なのです!!!
自分的には「プレイステーションで一番のゲーム」がこのソフトなのですが、「システムの複雑さ、とっつきにくさ」も一番だと思うので、人にはあまりすすめません(笑
しかし、そんなハードルを越えた先には「ゲームの新境地」が広がっているのです!
もしもあなたが、真に「RPGらしさ」を堪能してみたいのであれば、このソフトはきっと応えてくれる事でしょう!!
歌え! 友よ!! 力の限り!!! 「全軍突撃!ガンパレードマーチ(突撃行軍曲)!!!」
(ハード:PS メーカー:アルファシステム)
![]() | 高機動幻想ガンパレード・マーチ ソニー・コンピュータエンタテインメント 2000-09-28 by G-Tools |
![]() | ガンパレード・オーケストラ白の章 青森ペンギン伝説 (通常版) ソニー・コンピュータエンタテインメント 2006-01-12 by G-Tools |
![]() | ガンパレード・オーケストラ 緑の章 ~狼と彼の少年~(通常版) ソニー・コンピュータエンタテインメント 2006-03-30 by G-Tools |
![]() | ガンパレードオーケストラ 青の章~光の海から手紙を送ります~(通常版) 特典 海兵第109師団 部隊章刺繍ワッペン付き ソニー・コンピュータエンタテインメント 2006-07-20 by G-Tools |
中学生の頃、たまき君とゆう同級生がいました。ある日、習字の時間に彼が鼻血を出しました。あわてて習字紙で出血を止めるたまき君。そこで自分は冗談交じりに「それ喰っちゃえれば千円やる!」といったところ、彼は本当に「ぱくっっ」と喰っちゃいました。
「こいつバカ」だと思いました。
・・・で、何が言いたいのかというと、自分が思うに、最初は「キャラクター108人だすぞ!」って冗談だったのではないのでしょうか?・・・『幻想水滸伝』です!
普通のRPGは名前つきのキャラクターが40人も出ていれば「多い」方でした。なぜなら、ソフトの容量の関係とか、かかる「手間」の問題などがあるからです。
中国古典の『水滸伝』ならば、ゲームにするにはうってつけの素材ではありますが、「108星」全員シナリオなどにからめてRPGとして完成させるには、鼻血を拭いた習字紙を食べるよりよほど大変でしょう。
でも「コナミ」様はやっちゃいました!
キャラクターデザイナーやらシナリオライターの苦労はいかほどか? 思いを巡らせるだけでも涙が止まりません!
この第一作目は大いにヒットしました!・・・そしてまた「2」の話が・・・一体、このソフトのせいで何人のクリエイターたちがつぶれたのでしょう?・・・なのに、『2』?・・・
非常にまずい事にこの『2』も面白かったのです!
戦闘システムなどがやや大味ではありますが、壮大なストーリーや立ちまくっているキャラクターたち、そして「108人全員集めると迎えることが出来る真のエンディング」など、やり込み要素もバッチリです! さすが『幻想水滸伝』!!
・・・プレイヤーはのんきに喜んでいてもいいのですが、たまにはクリエイターの苦労にも思いをはせてみてはいかがでしょう?
のちに、『PS2』にて『幻想水滸伝3』が発売されました。冗談で「PS2で幻想の続編が出るとしたら、やっぱフルポリゴンかな?・・・108人プラス敵キャラぶんの?・・・」なんて会話をしていたら、本当にフルポリゴンの「108星」が揃い踏みしてました!
ベラボーにヤバイ事にこのソフトも面白かったのです!!
・・今後、「コナミ」に就職希望の方は、自分の情熱と胆力をよく秤にかける必要があると思います(笑
(ハード:PS メーカー:コナミ)
![]() | 幻想水滸伝I&II コナミ 2006-02-23 by G-Tools |
さあ、このソフトの題名に心当たりのある方たちの苦笑いが目に浮かぶようです。
昨今のゲーム事情の一つに、「日本のアニメ」の影響がよく指摘されます。アニメが原作のゲームが出たり、ゲームがモトネタのアニメが作られたり、「他のメディアどうしの相互間」は日本文化の特徴の一つに挙げられます。
そんな要因の中、この二つの事象を融合させようとしたのでしょうか? きわめて特殊な形のゲームが誕生したのです。
それが『ゼノギアス』です。
なんだかわかりませんか? この文体わかりにくくないですか? わかりにくい? 『ゼノギアス』です!
最初の内こそ普通のロボットマンガのような話が続くのですが、後半になるにつれどんどん意味不明になっていきます。伏線を張りすぎて、ストーリーはごっちゃになり、いきなり時代が変わった話になったかと思うと、今度は当事者しか知らないような専門用語のオンパレードです。
たぶん、シナリオライターの人が話を煮詰めすぎて、自分の頭の中にある専門用語やらストーリーやらを消化しきれなかったのではないでしょうか?
ストーリーがバランスを保っているのかどうかさえもよくワカラナイデス!
しかし、それでも変な魅力に満ち溢れているのも事実です。登場キャラクターたちはいきいきとして、「世界を絶望から救うんだ!」っていう気持ちだけは良く伝わります。何が起こっているのか? 登場キャラのほとんどがたぶん理解してはいないのでしょう。でも命がけです! そんな「一生懸命」な姿こそ、このゲームで一番伝えたかった事なのではないでしょうか?
なんせ、他の事は伝わらないので・・・
後に、続編・・・かどうかはよくわかりませんが、オリジナルスタッフたちによる新作がPS2にてナムコから発売になりました!
『ゼノサーガ:エピソード1』と銘打ったこのソフト、話のほとんどが伏線だけで構成されているという、世にも珍しいストーリーが堪能できます!
世界をめぐる事件に流されつつも、自分を見失わないようにあがき努力する人間たちのドラマは必見です。
なんせ、他の・・・ンっンん!
やはり、話は良くわかんないのですが、固有名詞などに共通点が見られるので、ゼノギアスとの関連も気になるところです。エピソード2の発売も決定し、トータルな人気を示しています。
でも、エピソード1と2のキャラクターデザイン、全然違うんですが・・・オオっ!!ここに一番の謎が!!
(ハード:PS メーカー:スクウェア)
![]() | ゼノギアス PS one Books スクウェア 2001-12-20 by G-Tools |
その当時、(1995年)角川ホラー大賞第一回大賞作品に瀬名秀明氏の『パラサイト・イヴ』が選ばれました。
ホラーブームの先触れと見たのでしょうか、この賞はその後も数多のホラー作品を輩出することになりますが、「ゲーム化」までされたものはこのタイトルの作品だけでした。
『パラサイト・イヴ』です。
・・・小説についての感想は、まあ置いといて、ゲームの方はと言いますと、いきなり「知性」を持った「ミトコンドリア」が、宿主である「生物全般」に対し、独立と支配権を主張するのですが、なぜか主人公の女刑事「AYA」だけがミトコンドリアの支配を脱し、あまつさえ変な超能力を身につけ、ミトコンドリアの作り出す怪物達に戦いを挑む・・・が大筋のストーリーでしょうか?
ホラー小説が題材であるにもかかわらず、あまり怖くはありません。まあ、原作小説もグロくはあったけれども怖くはありませんでしたので、丁度良いかもしれません。
戦闘のメインは「銃器」です。ハンドガンから重火器まで、さまざまな銃器が登場するのですが、レベルとともに集まっていく「PEポイント」なるもので強化が可能です。
ただのハンドガンが、まるでマシンガンのように連射できたり、バズーカのようにあたりの敵を吹っ飛ばしたりなど、めちゃくちゃな改造が出来ます。
主人公の「AYA」さんが、まるでゴジラのように暴れまくるのです。
蝙蝠の怪物たちが、AYAのハンドガン乱射でバタバタ落ちてゆきます。
よみがえった恐竜達もガンガン狩られてゆきます。
「AYA」の方がミトコンドリア達より危険な気がしますが、人類存亡の危機らしいのでそんな事は言ってられません!
・・・そして、最後の最後に「あの」エンディングです。人類に未来はあるのでしょうか?・・・
ありました!『パラサイト・イヴ2』の発売です!・・・ほとんど『バイオハザード』でした。・・・
第一作目は、自分を中心にドーム状の「射撃レンジ」が映し出され、その範囲内の敵を攻撃できる・・・なんて、新しくも面白いシステムでしたのに、なぜか『2』ではかなり普通の「バイオハザードな」操作とシステムでした。
ストーリーは結構よかったのに、実に残念です。
第一作目のシステムを進化発展させた「これぞRPGの新境地!!」と思わせてくれるような続編の登場を、切に希望する次第です。
そして怖くしてよね!! ホラーなんだから!
(ハード:PS メーカー:スクウェア)
![]() | パラサイト・イヴ 2 PS one Books スクウェア 2002-03-20 by G-Tools |
みなさんがまだ今よりいくらか若かった頃、(今若い人もいるでしょうが)どんな小説を読んだでしょう?
ほろ苦い恋愛物? ワクワクするような冒険物? それとも背筋も凍るホラー物? または気持ちが暖かくなるような青春友情物なども読みあさったことはないですか?
そんな「昔懐かしい」テイストあふれる作品がこちら、『東京魔人學園剣風帖』です。
厳密にはこのソフトは「シュミレーションRPGアドベンチャー」とでも言うべき「新」境地のジャンルに挑戦しているものですが、なぜか「新」というよりも「オールド」な印象がします。
それもそのはず、ゲームのテーマは「光と影のジョブナイル」。そう、ジョブナイル(児童文学)なのです。
みなさんが小学校の図書室などで感じたであろう、あの見上げるような本棚の高さや、窓から差し込む放課後のオレンジ色した優しげな夕日の光、鼻に残る古く日焼けした紙の匂い・・・そんな「空気」がこのソフトから感じられるのです。
システム的にはプレイヤーの相手キャラクターに対する「感情」などの入力で話が進みますが、その際プレイヤーキャラクターのセリフは一切表示される事はありません。
あくまで「主人公」=「プレイヤー」という形にこだわっているのでしょう、メーカーからの野暮なセリフの押し付けはありません。それがまた、この随分はしょっているはずの「学園生活」に、リアルさを感じさせてくれるのです。
ストーリーが進むに連れ、仲間がどんどん増えていくのも楽しいです。
そのほとんどが学生なのですが、中にはとても学生らしくない奴らや、学生ではあるもののやたら「怪しい」奴らなど、そのキャラ立ちはまるで格闘ゲームのようです。
この話は、ある日「魔人學園」に主人公が転校してきたところから始まります。主人公とその友人達は、ある出来事を境に不思議な「力」を身につけます。そして、街中には怪しい事件が勃発、主人公たちは否応なしに巻き込まれていくのです。
敵はこの東京を狙う謎の組織。その目的は? 敵の正体とは?・・・・と話は続いてゆきます 。
舞台背景は1999年と近年にもかかわらず、絵柄や演出などまるで70年代をほうふつとさせ、自分のようなオジサン世代には「ズキン!」とくるものがあるのですが、若い世代の人たちの目にはどのように映っているのでしょう?
人気も結構あるようでして、のちにおまけソフトとでも言うべき「朧きたん」が発売され、謎だった主人公の「魔人學園」前の学校生活や、仲間にはならなかったものの、大いに魅力的だったサブキャラクターたちの追加シナリオなども見所でした。
BGMもいい雰囲気で、思わず携帯の着メロに入れてしまったくらいです。
「やり込み」「シチュエイション」「キャラクター」と、三拍子そろったこのソフト、紛れもなく「マイ・フェイバリット・ソフト」の一つであります。
「闇は光にぃ、光は影にィ〜〜!!」・・・うん、ジョブナイルです!
(ハード:PS メーカー:アスミック・エース・エンタテイメント)
![]() | 〜東京魔人學園伝奇 人之章〜 東京魔人學園剣風帖繪巻 アスミック・エース エンタテインメント 2000-07-13 by G-Tools |
どんな山にも、頂点というものはあります。どんな大木にも、枝の先はあります。
今までのRPGの歴史の果て、いわば全ての「オーソドックスなRPG」は、ここにひとつの頂点を迎えました。
『スターオーシャン セカンドストーリー』です!
今現在、このコーナーは「革新的」「新境地」などをテーマにお送りしてきた事情から、ただ単に「面白い」RPGの紹介などはできるだけ避けてまいりました。
では何故『スタオー2』なのか? このゲームは、確かに面白くはありましたが、実は革新的な要素などはほとんどありませんでした。
マップは「ドラクエ型」のマイナーチェンジですし、戦闘は前述の「魍魎戦記マダラ型」、アイテムクリエーションなどのシステムも「ガスト」より発売された『エリーのアトリエ』などで先を越されています。
それでも、ここに取り上げられるべき要因は確かに存在するのです。
今までのRPGの歴史の中、プレイヤーに「クソゲー」よばわりされ、うずもれてきたソフト達。「おもしろい」ソフトというものは、そんな多くの屍の上から現在の形になってきたのです。
人というものは「成功」からは多くを学べません。「失敗」からこそ、学ぶべきものがあるのです。
「おもしろいRPG」が存在するのは、「成功」したから「存在」できたのではありません。
「おもしろいRPG」とは、数多の「失敗」という土台の上に築かれた城なのです。
「ここをこうすればおもしろい」、「アソコをああするとクソゲー」などと、長きにわたるRPGの歴史の中で繰り返されてきた思索の果て、そのおもしろさの追求の果てに『スターオーシャン セカンドストーリー』は生まれたのです。
RPG好きのかたで、なおかつこのソフトを未プレイなのでしたら、今すぐ手に入れるべきです!
好みは人それぞれといいますが、それでもこのソフトは現存する全てのRPGの中で、間違いなく五指に入る傑作です!
・・・しかし、このソフトがおもしろいのは「失敗」があればこそ、なのだとおもいます。
「あんぎゃ」の道に横たわる屍たちよ、そなたたちの思いは無駄にはならなかったぞ!・・・そんな気持ちがわいて来るのです。
・・・そうそう、わくで思い出しましたが、このソフト結構バグがわいてるので、これから購入予定の人はこまめなセーブを心がけましょう! 後半のダンジョンでは結構止まってイライラした記憶があります。・・・ああ、これさえなければ・・・
(ハード:PS メーカー:エニックス)
![]() | スターオーシャン セカンドストーリー PS one Books スクウェア・エニックス 2005-03-03 by G-Tools |
・・・こは、いかなることであろう? 闘い、傷つき、かの国を目指し、そして朽ちていったもののふの、
しかしなおも色褪せぬ、その眼光は?
我は問う。
物言わぬはずの、行脚の道のそのすがら、主の行方も知れぬ、なかば朽ちたるその剣に。
我の周りに屍さらし、しかしなおこの者どもを突き動かす、遠くに見えたるあの光は何ぞ?
・・・そして我は不意に答えを知るものなり。 かの光こそ、全ての強き者どもが求めてやまぬもの。
『四の国、かくて帳は破られ、陽は又昇る』








