「ソニーて会社がハード出すらしいよ!」
「ソニーって家電屋ジャン。ゲームなんか作れるの?」
「まあ、松下の3DOとか、NECのPCーFXみたいにすぐ消えるだろう」
……
こんな会話が、巷で交わされていたことを思い出します。おりしも時代は「次世代機」、いろんな会社がしのぎを削り、そして消えてゆきました・・・「任天堂」の天下は揺らぐことはないと、誰しもそう思っていた矢先、ソニーが次世代機の販売に着手したのです。しかし、目玉といえるソフトもなく、すでに消えかかっていました。・・・しかし、のちの世でコンシューマー業界の帝王になるソニーの地位を不動のものにする大事件が起こりました。
『FFZ』の発売です! ゲーム業界は大混乱になりました。まさかスクウェアが「任天堂」に見切りをつけ、「ソニー」に鞍替えするとは! しかし、その出来を見れば一目瞭然! 「これが次世代機の力だ!」といわんばかりの極上の作品! 誰しもが、ゲームというものの進化を目の当たりにしたのです! その驚きは、今もなお伝説のソフトとして語り継がれているほどなのです。
「グラフィック」、「システム」、「ストーリー」と、どれをとっても一級品でした! なので、このソフトに関しては今更語る言葉をもちません。唯一つ言えることは、
このソフトなくして今の「ソニー」そして「プレイステーション」は存在できなかったのです!!
各ハード会社に、「ソフトの持つ力」というものを知らしめた一本でしょう!
(ハード:プレイステーション メーカー:スクウェア)
![]() | ファイナルファンタジーコレクション スクウェア 1999-03-11 by G-Tools |
次世代機による表現力の増大により、各社が「新しい形」を求めだしました。そのような中でも、ひときわ異色のソフトがこれ『マーメノイド』です。
このゲーム、なんと全フィールドが3Dポリゴンなんです! そして、主人公はこれまたなんと「人魚」。そう、このゲームでは移動などは全て立体的に「およいで」行うのです。操作感覚は、FFシリーズの「飛空挺」を操縦するような感じでしょうか? だから、あちこちにいる人(人魚?)に話を聞くのも大変です!
そのストーリーも珍妙です。この海の底の世界には、女(メス?)しかいないのです! ではどうやって増えるのかといえば、どこぞの神殿に行き、そこである儀式を済ませればOK、御懐妊です!・・・つまんない・・・まあ、それはいいとして、実はこんな世界にただ一人だけの「男」(オス?)が、我らが主人公の「アーディン」君です。何故、男が自分ひとりしかいないのか? とか、何故こんな世界になってしまったのか? などの謎を解き明かしていくのですが、(男がいないのはこの謎のため)行く先々で変わった人魚たちに出会います。人魚の戦士とか、人魚のチンピラとか(ナイフで脅された)、人魚のバニーガールとか(どんな生態系の生き物なんだ?)良く言えば飽きません。
グラフィックなどは良かったのですが、いかんせん革新的すぎたのでしょうか?あまり話題にもならなかったようです。(操作性に難があったのも事実でしょう)しかし、本当の恐怖はエンディングにあったのです! そう、世界の謎を解き明かし、無事、自分以外の男の赤ちゃんも産まれることが許されるようになりました。でも、例の「御懐妊神殿」はもう使えません! するっていうと、当然種族の運命は我らが「アーディン」君の肩に(ってか、下半身に)かかってくるのです!
ああ、哀れなアーディン君、きっと若死にしてしまうでしょう・・・
ガッツだぜ!アーディン!!
・・・ホント、変わったゲームでした。
(ハード:PS メーカー:XING)
![]() | MEREMANOID 〜マーメノイド〜 エクシング 1999-08-05 by G-Tools |
さあ、セガの社運を賭けたこのハードがとうとう出ました!(この後、何度かセガは社運を賭けます。)「セガサターン」です! 発売当時は最高レベルの機能を引っさげ、コンシューマー業界に殴りこみです! スーファミよりも、PCEよりも、プレステよりも(部分的に)高機能なんです! どんなゲームの画面でも綺麗に表示されますよ!
さあ、どうです?!・・・・
あまり売れませんでした。理由は簡単、サードパーティーの不足ですね。「ソニー」が「スクウェア」を引き入れ大きく躍進したのに対し、セガのサードパーティーには大きな「売り」になる会社がついてくれませんでした。その上、このサターンという機械は「RPGが苦手」なんて形容を良くされていました。実際、大きく話題になったRPGソフトは『デビルサマナー』ぐらいでしょうか?
RPGが人気の要であるジャンルなのに、「苦手」というのだから話になりませんでした。そんな中で、この『アゼル』は生まれたのです! 実は、このシリーズの前身はアクションゲームでした。自機がドラゴンの、360度フルサイズシューティングだったのです。それがなぜかこのシリーズ3作目『アゼル』にしてRPGになってしまいました。やっぱりドラゴンに乗るのですが、戦闘方法が相手の周りをぐるぐる回りながら隙を見つけ攻撃、というせわしなくも新しいシステムです。
画面の美しさはさすがです! ディスク4枚組みってのもさすがです! デザインは、上手く異世界の雰囲気をかもし出し、実にすばらしいものでした。ストーリーも壮大で、「これがサターンのRPGか?」と思わせました。ああ、でもあまり売れませんでした・・・
こんなにも素敵なソフトであるにもかかわらず、プレイ人口が少なかったためでしょうか? やがては業界の闇の中へと消えてしまいました。おそらくは、こんな「名作だけど誰の目にも触れずに消えていった」ソフトというのはまだ多くあるのでしょう。
実に無念でなりません・・・
せめて、こうして皆さんの記憶の底にでもしまっといてやってください・・・(泣。
(ハード:セガサターン(以降SS) メーカー:セガ)
皆さんがRPGに惹かれる理由とは何でしょう? 素敵なストーリー? 美麗なグラフィック? それともナイスなキャラクター?・・・それもいいでしょう。しかし、やはり「ゲーム」なのですから、「秀逸なシステム」は外せないでしょう! ほんとにいいシステムのゲームは、それだけでプレイヤーを夢中にさせてくれます。それには、ちょっとした工夫かもしれません・・・そう、『ウィザードリー』+「アクション」のように!! それが、『ブレイズ&ブレイド』です!
本編はアクションRPGでありながら、『ウィザードリー』のように綿密なキャラクターメイキングを行います。その時点でもう面白い! しかもなんと、「多人数同時プレイ」が可能なのです! ゲームの基本部分は『ウィザードリー』のように「潜って、強くなって、アイテム集める」ものなんですが、それに「アクション」要素を加えた事により「楽しい」ゲームに仕上がっているのです!
大人数でわいわいやると、それだけで盛り上がる事請け合いです! しかも、一人でこつこつやっても楽しい! レベルはなんと「999」まで上げられますので、「無敵の破壊王」なんか目指すのも悪くはないでしょう!
難を言えば、ロードがべらぼう長くてイライラするとか、グラフィックがしょぼいとか、操作性が悪いなんてところでしょうか? しかし、今なお一部では「カリスマソフト」などと呼ばれ、当ソフトのすばらしさを物語っているのです。後に、『B&Bバースト』なる続編が作られ、やはり一部の話題をかっさらっていました。
そうです、きっと面白さなんて「ちょっとした工夫」なんです・・・
(ハード:PS メーカー:T&Eソフト)
皆さんは「ギャンブル」ってやりますか?
多くの人を夢中にさせる賭け事、さながら人生の縮図のように人々の喜怒哀楽を映し出します。中でも、競馬などは人気の高いジャンルでしょう。
コンピューターゲームの中でも、このジャンルのソフトは常に売れ筋です。「競馬」・・・「人生の縮図」・・・「売れ筋」・・・『俺の屍を越えてゆけ』です!!
このゲーム、実は「競馬ゲーム」が基本なんです。主人公たち一族には、にっくき鬼の「酒呑童子」の呪いにより「3年」しか生きられず、しかも「人間との間に子供を作れない」体にされてしまったのです! さあ大変! もう、主人公一族は滅びるしかないのでしょうか?・・・しかし、慈悲深い神様たちの計らいにより、「神と交わる」ことにより「強い子供」を作る事ができるようになったのです! ・・・そう、これは競馬ゲームで言うところの「種付け」とか「交配」ですね。
そんなこんなで子供たちは強くなっていくのですが、しかし三年の命、あっという間です。そして、我らが主人公もその呪から解き放たれる事はありません・・・そして、新たな子供たちの中から次期当主を選び、死んでいくのです・・・
「俺の屍を越えてゆけ!!!」と言い残し!!
そのサイクルは続きます。一族の悲願、打倒「酒呑童子」のその日まで!
次々に倒れていく子供たち、そのうえ鬼たちの強さは尋常ではありません。そんな中、神々からの提案が!「一族の中から強いものを神に上げてやるぞ。」おお、なんと一族の中から強いものを選んで神にする事が出来るんです! 強い神との交合で、さらに強い子供たちが生まれるのですから、こんな良い話はありません!
・・・でも、待てよ、それって親近相姦じゃ・・・
ウーン、なんかこう釈然としませんが、つよい子供が生まれるなら・・・
あっ、これって競馬ゲーム!(笑。 打倒「酒呑童子」のサラブレッドってことか!
・・・などという感じのこのゲーム、前代未聞の「主人公がコロコロ変わるゲーム」なんですが、不思議とこの一族に感情移入してしまいます。中盤のどんでん返しもおもしろく、やや厳しめのバランスながら中毒性も高いのです。RPG好きのかたにとどまらず、競馬ゲームのお好きな方は一度試されてはどうでしょう?
製作総指揮ですか?
(ハード:PS メーカー:アルファシステム)
![]() | 俺の屍を越えてゆけ PS one Books ソニー・コンピュータエンタテインメント 2004-10-28 by G-Tools |
自分の人生において、辛い事や悲しい事などあったとき、たいていの人はへこみますよね? でも、それが他人の人生だったとしたら、安心して観察できるのではないでしょうか? そんな、「他人の人生のぞき見」をメインなシステムにしているゲームがこれ、『ヴァルキリープロファイル』です。
主人公のレナスは女神です。天の神々の尖兵としてアース神族との戦争に参加させるため「強い人間」を集めます。しかも「無念を残して死んだ人間」ばかり。生きている人間は、体があるので神界に入れないからでしょうか?
「レナス」の特殊能力で死に瀕している人間の声を聞きとどけ、説得の上仲間に加えるのですが、どいつもこいつも悲惨な死に方をした奴ばかりです。「無念」の気持ちがあるほうが強いって事でしょうか? そんな人間たちの魂を「レナス」は狩り続けます。しかし、やがて彼女はそんな「傍観者」である自分が、少しづつ変化してゆく事に気づいてきます。そして・・・
とまあ、話は続くのですが、それはこのくらいで・・・ゲーム中のダンジョンシーンは、昔なつかしファミコンみたいな画面で、アクション操作で進みます。それがパズル要素も含まれているのでなかなか楽しい! です。敵とエンカウントすると、『FF』みたいな横画面になるのですが、コントローラーの各ボタンが戦闘キャラの配置に対応していて、バシバシ連打するとガンガンコンボが入り、爽快この上ないです!
システム周りも素敵なんですが、やはり「他人の人生のぞき見」ストーリーが良いですね! シナリオはある条件で分岐してゆくので、マルチなエンディングも楽しめます。「神」だからと言って、人間の魂を好きにしても良いのでしょうか? そんな「罪悪感」と、どう折り合いをつけるのか? が大きなテーマです。あなたの「レナス」は、どんな選択をするのでしょう?
PSのゲームの中でも異色な「パーティーキャラがほとんど死人」というシチュエイションのこのソフト、やはり名作ですね!
(うーん、みんな嫌いって言うけど、自分は「レザード・ヴァレス」好きだナ。丸メガネかっこいい!)
(ハード:PS メーカー:エニックス)
![]() | ヴァルキリープロファイル -レナス- スクウェア・エニックス 2006-03-02 by G-Tools |
![]() | ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-(通常版) 特典 「VISUAL PROFILE 2」付き スクウェア・エニックス 2006-06-22 by G-Tools |
「自由」が嫌いって人もいますよね。「何していいかわからない」とか、「指示されてないと不安」だとか。
だからでしょうか、このソフトの評価は人それぞれです。そう、圧倒的な自由度のこのゲーム、『ジルオール』のことです!
主人公は「男」と「女」からはじまり、髪の色から生年月日、出身地域、なども自分で選べます。さらに細かいパラメーター関係は、神様からの質問という形で決定されます。序盤こそ一本道ですが、仲間を加えられるころになると、いきなり「世界」にほうりだされます! 当面の目的はあるのですが、「無視」して進んでもいいのです。最初、しがない一般人だった主人公は、冒険者として旅を続けてゆくに連れ、「自分に眠る力」についてさまざまな忠告を聞かされてゆきます。やがては、主人公を軸にして世界は大きくゆれ出して・・・ってな感じでお話は続きます。
誰を仲間にするのか?とか、どんなルートで進むのか?とか、その多様性と自由度は他の追従をゆるしません! 1プレイ中では敵にまわったキャラでも、別のプレイでは、たよりになる仲間として同行してくれたりもします。全ては、プレイヤーの「自由」なのです。まさに、『ジルオール』(無数の意思)の題名の通りなのです!
難点を挙げればきりがないんですが、(バランス悪い、とか、お使いイベントが多すぎる、などなど)全体的な雰囲気やデザインもよく、没入すると時間を忘れてしまいそうになります。何よりもその「世界」に「ほうり出された」感じは、実際に広大な国々を旅しているようです。
「自由」なRPGが嫌いでないのならば、ぜひこの『ジルオール』世界を彷徨ってみてはいかがでしょう?
それでは、自由な旅を!!
(ハード:PS メーカー:光栄)
![]() | Zill O'll ~infinite~ コーエー 2005-06-23 by G-Tools |





